公開日:
最終更新日:
カタール航空エコノミークラス搭乗レポ!気になる機内食や乗り継ぎの様子など詳しくご紹介します!
こんにちは!みいです。
2019年10月、スペイン旅行に行く際、カタール航空を利用しました!航空券は安いけど、中東系だし、日系やヨーロッパ系に比べると飛行時間が長くなるのもちょっと...という方は多いと思いますが、乗ってみると快適でヨーロッパ系よりも逆に現地に着いてから楽?!という結果に...
なぜ楽だったのか、搭乗の実体験レポートをしたいと思います!
>>カタール航空について詳しくはこちらから(公式サイト)
>>カタール航空の航空券の検索・予約はこちらから(スカイスキャナー)
目次
- カタール航空のフライト情報
- カタール航空をおすすめできるか?
- カタール航空の基本情報
- カタール航空の座席の広さは?
- カタール航空のアメニティは?
- カタール航空の空調は?
- カタール航空の機内食は?
- カタール航空のキャビンアテンダントは?
- カタール航空のエンターテインメントは?
- カタール航空のWi-Fiは?
- カタール航空のチェックイン~搭乗までの流れは?
- ドーハ空港での乗り換えは?
- マドリッド・バラハス空港到着後の流れ
- まとめ:カタール航空の良いところ、改善を期待するところ
カタール航空のフライト情報
今回は、羽田空港からカタールの首都ドーハを経由し、スペインのマドリッドまで向かいました。
それぞれの便の詳細は下記の通りです。
羽田 ~ ドーハ
- 便名:QR813便
- フライトスケジュール:東京(羽田)00:01発→→ドーハ 06:00着(現地時間)
- フライト時間:11時間59分
- 機材:A350-1000(この機材を世界で初めて就航させたそう!)
↓乗り継ぎ↓
ドーハ ~ マドリッド
- 便名:QR149便
- フライトスケジュール:ドーハ 09:00発(現地時間)→→マドリッド 15:30着(現地時間)
- フライト時間:7時間30分
- 機材:B777-300ER
ちなみに、出発は土曜の0時発を利用したため、金曜は通常通り出社し、勤務後そのまま羽田空港へ。
20時過ぎに羽田に着いて、シャワー・チェックイン・晩ご飯・出国...としましたが、時間に余裕があり、特に焦らずのんびりと空港で過ごせたので、社会人の方にもおすすめのフライトです。
(シャワーは30分1,050円で国際線ターミナル到着ロビーで使用できます!清潔でタオルもあり楽でした♪)
>>羽田空港国際線到着ロビー シャワールームについて詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空をおすすめできるか?
カタール航空、おすすめです!その理由としては下記4つ。
- 1. 夜発なので機内で無理せず寝られる
- 2. 機材が綺麗かつ座席も広い
- 3. エコノミーでも全員にアメニティを配布
- 4. エンターテインメントが充実
長いフライトではいかに機内で寝られるかが重要なポイントになってくると思いますが、通常の寝る時間帯に飛ぶので想像以上にあっさりと深い眠りの世界へ旅立ちました。
この深夜発・現地夕方着が体内時計的にも無理なく、時差ボケに一切ならず現地で楽しむことができました!
同行した50代後半の母も総移動時間(22~23時間...)を羽田で知り、最初は乗るまでずっと文句を言っていたのですが、現地に着いてからはこのフライトが今後も良い!とあっさりと意見を変えるほど快適でした。
カタール航空の基本情報
カタールのドーハを拠点とするナショナルフラッグキャリアで世界6大陸160都市以上へ毎日運航。イギリス・スカイトラックス社の格付けで世界で10社のみの「5つ星エアライン」の認定、乗客の満足度調査により2019年を含め5度「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞(5度の受賞はスカイトラックス史上初)、その他にも数多くの賞を毎年受賞しています。
そして何より...他の航空会社と一線を画すのが、カタール航空には燃油サーチャージがありません!ヨーロッパに行こうとすると高い時は4万円近くする燃油サーチャージが0円というのは大きいですよね。
>>カタール航空の受賞歴と功績について詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空の座席の広さは?
羽田 ~ ドーハ間
機材はA350-1000、エアバス社の最新機材でカタール航空が世界で初めて就航させています。エコノミークラスの配列は3-3-3。ほぼ満席の状態でした。
エコノミークラスの座席の広さはウェブサイト上では31-32インチ(約78.7~81.3cm)。
167cmの私でもあまり窮屈には感じませんでした。
USBとコンセント挿入口があり、充電可能です。
写真はやたらとピンクがかっており怪しい雰囲気が漂いますが、実際に乗っている時はそこまで照明の色に違和感はありませんでした。後日写真を見て、思った以上にピンクな機内だったんだなぁと実感したぐらいです。
>>カタール航空 エアバス A350-1000について詳しくはこちらから(公式サイト)
ドーハ ~ マドリッド間
機材はB770-300ER、羽田発よりも機材が古くなります。エコノミークラスの配列は3-3-3。約6割ほどの搭乗率でした。
エコノミークラスの座席の広さはウェブサイト上では31-33インチ(約78.7~83.8cm)。
座席の広さは羽田~ドーハ間と大きくは変わらない印象でした。コンセントはないですが、USBの挿入口はあります。
どちらの機体もテーブルは2つに折り曲げるタイプで、さらに前後にスライドできます。
また、ヘッドレストは可動式で上下に動き、さらに左右の部分を折り曲げて頭に添うように変えることができます(かなり鋭角にできます)。
これが意外と快適!折り曲げられるヘッドレストは他の航空会社もありますが、ここまで曲がるのは初めて経験しました。寝ている時に頭が傾きすぎるのを防いでくれて、エア枕なしでも大丈夫でした。
>>カタール航空 ボーイング777について詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空のアメニティは?
どちらの便も
- ブランケット
- 枕
- ヘッドホン
はありますが、羽田~ドーハ間はその他のアメニティも配られました。
- アイマスク
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 靴下
- 耳栓
- リップバーム
このようなアメニティをエコノミークラス全員に配る航空会社は少なくなりましたが、カタール航空では全員が貰えます!
カタール航空の空調は?
どちらの便も空調は暑すぎず寒すぎずとても快適でした!
寒くなりがちな飛行機内ですが、一切寒さを感じることなく...今まで乗った数々の飛行機の中で空調は一番良かったです。
ただ乾燥はしやすいので、寝ている時など気になる方はマスクの持参をおすすめします。
カタール航空の機内食は?
羽田 ~ ドーハ間
▼1回目の機内食(離陸して約1時間30分後)
離陸1時間30分後くらいに機内食が配られました。
<フジッリパスタとペストクリームソース(メイン)とその他のメニュー>
<チキングリルのバター醤油(メイン)>
メニューは、
- 大麦とさつまいものサラダ
- フォカッチャ
- グリーンティームース
- ゴディバチョコレート
に、メインが次の3つの中から1つ選べます。
- コッテージパイとマッシュポテト
- フジッリパスタとペストクリームソース
- チキングリルのバター醤油
です。写真はパスタとチキンですが、どちらも美味しかったです。
▼2回目の機内食(着陸の約2時間前)
2回目の食事は着陸の約2時間前。
<海老入り焼きそばのオリエンタルソース掛け(メイン)とその他のメニュー>
<ポテトと枝豆のフリッタータ(メイン)>
メニューは、
- クロワッサン
- フルーツ
- ヨーグルトとマンゴーのコンポート
に、メインが次の3つの中から1つ選べます。
- ポテトと枝豆のフリッタータ
- 海老入り焼きそばのオリエンタルソース掛け
- オーツミールとミックスベリーのコンポート
写真は焼きそばとフリッタータです。こちらも美味!
でも、何より同行者も私も一番感動したのが、2回目の機内食の「ヨーグルトとマンゴーのコンポート」。マンゴーの果肉も入っておりコンポートの濃厚さとさっぱりとしたヨーグルトが本当に美味しくて、ありそうでないクオリティでした。
2回のホットミールの間は、チップスが配られました。
ドーハ ~ マドリッド間
▼1回目の機内食(離陸して約2時間後)
離陸2時間後くらいに機内食が配られました。
<スクランブルエッグとソーセージ>
<パンケーキとストロベリーコンポート>
メニューは、
- クロワッサン
- フルーツ
- ヨーグルトとマンゴーのコンポート
に、メインが次の3つの中から1つ選べます。
- スクランブルエッグとソーセージ
- パンケーキとストロベリーコンポート
- ジラーアルーとベジタブルティッキ
ドーハまでの機内で出た、「ヨーグルトとマンゴーのコンポート」が再び!これは!と思い同行者と目を輝かせたのですが、作る場所が違うからなのか、こちらの方は少しあっさりとしており、同じメニューでも羽田~ドーハ間の方がより美味しかったです。
▼2回目の機内食(着陸の約2時間前)
2回目の機内食は着陸の約2時間前。
メニューは「パイ」。チキンかベジタブルの2択でした。今回はチキンをチョイス。
海外のこのようなパイは苦い思い出があり、あまり得意でないのですが、これは食べやすく美味しい!かなり熱いので手で食べづらいという難点はありますが、具だくさんで同行者は完食していました。
飲み物はどちらの路線も、スパークリングワイン、ビールからカクテルまで、ソフトドリンクだけでなくお酒も充実していました。
2区間、計4回の機内食が出ましたが、どれもハズレがなく他の航空会社と比べて美味しかったと思います。
>>カタール航空の機内食について詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空のキャビンアテンダントは?
比較的丁寧な対応でした。日系ほどの丁寧さはないにしても、ぞんざいさはありません。
ただ、機内食等の提供は遅めです。何より回収が遅い...そのため、早く寝たくても機内食を下げてくれないから寝るに寝られない...という時間がありました。
また、日本人は羽田~ドーハ線には1名。ドーハ~マドリッド線は0名です。羽田発でも1名のみのため、日本人の方に当たる可能性は低いかもしれません。私は2便とも外国のCA(キャビンアテンダント)が担当でした。
機内放送は羽田~ドーハ間は英語・アラビア語・日本語です(ドーハ~マドリッド間は英語・アラビア語)。
カタール航空のエンターテインメントは?
どちらの便も内容はかなり充実していました!
映画は数え切れないほどあり、その他TV番組や音楽(洋楽のみでなくJ-POPやK-POPも多数入っています)、ゲームも30種類ほど。邦画は多くはありませんが、アニメを含め数作品ありました。洋画でも日本語吹き替えを選択できる作品も多かったので、字幕が苦手な方でも楽しめると思います。
最新作品で言うと、2019年に公開された「アラジン」や「トイ・ストーリー4」、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」等があり、日本で公開前の作品としては「IT/イット」等がありました。最新の物以外では白黒時代の名画等もあり、多くの年代の人が楽しめるラインナップだと思います。
<羽田~ドーハ間のタッチパネル>
操作は2便ともタッチパネルですが、羽田~ドーハ間はさすが最新機材なだけあり、液晶も大きく、綺麗。
<ドーハ~マドリッド間のタッチパネル>
ドーハ~マドリッド間は羽田発と比べると液晶も小さくなり、リモコン付きになります。少し古さを感じてしまいますが、もっと古い機材を使っている会社もまだまだあるので、全然許容範囲かと...。
>>カタール航空の機内エンターテインメントほか機内サービスについて詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空のWi-Fiは?
Wi-Fiは1時間無料で使用できました(機材や路線によって条件は異なるようです...)。
ただし、日本でJALやANAの国内線に乗るとWi-Fiの案内ボードのような物が座席に入っていたりしますが、そのような物はなく、最初の機内アナウンスでさらっと言われるのみです。そのため私も最初は聞き逃しており、Wi-Fi有料で使えるって言ったのだろう、と勝手に判断していました...もったいない...。
もっと長く使いたい場合は有料になります。
>>カタール航空の機内Wi-Fiサービスについて詳しくはこちらから(公式サイト)
カタール航空のチェックイン~搭乗までの流れは?
羽田空港国際線ターミナル(3階)Lカウンターがカタール航空のチェックインカウンターです。3階に登って一番左端、更にLカウンターでも奥側になります(手前は別会社)。
- チェックイン
- WEBチェックイン済み、バゲージドロップオフ
- ビジネスクラス
に分かれて並びます。
今回私はカタール航空のアプリから事前にチェックインをしていたため、バゲージドロップオフの列に並びました。事前チェックインは48時間前からできます。
21時30分頃(出発2時間30分前)で並んでいる人数は全員で30名程度。ほぼチェックインの方々でした。受付自体はスムーズです。
ここで日本~スペインまでの2区間の搭乗券をもらいます。チェックイン後、手荷物検査・出国審査を通って出国ターミナルへ。今回ゲートは114でした。遅い時間だったこともあり、閉まっている店も多くありました。
>>カタール航空のアプリダウンロードはこちらから(App Store)
ドーハ空港での乗り換えは?
ドーハに到着し、降機すると乗り換え(Transfers)の案内に従って進みます。早朝に着いたからか、あまり他のお客さんもおらず、朝日を浴びながら広い空港をひたすら歩きました。
しばらくすると、手荷物検査へ。機内で水が配られますが、ここで液体のチェックがあるため没収されます。そのため、日本出発時に液体を買う際は注意が必要です!
手荷物検査後、ゲート周辺には多くの店が。早朝ですが免税店やフードコートなど、お店も開いていました。金額は当然ですが、カタール通貨のカタール・リアル表記になります。
ドーハのハマド国際空港は5つ星空港に認定されたカタール航空の本拠地ですが、非常に綺麗で清潔感があり、好印象な空港でした。
店が集まっている場所からゲートまで、今回は近かったのですが、場合によっては遠くなることもあるので余裕をもって移動することをおすすめします。
ゲートから機内へはバスで機体の近くまで行き、タラップを登って直接搭乗する方法でした。
ちなみに、今回は乗り継ぎ時間が短かったため利用できませんでしたが、乗り継ぎ時間が長い場合、カタール航空が提供している市内観光ツアー/75カタール・リヤル~(=約2,300円/2020年2月現在)に参加することができます。
せっかくカタールに行くならついでにドーハ市内を簡単に観光したい!という方は、あえて乗り継ぎ時間を長くしてツアーに参加するのも良いかもしれません。
>>ドーハ・ハマド国際空港について詳しくはこちらから(カタール航空)
マドリッド・バラハス空港到着後の流れ
マドリッドに到着したら、「Exit」や「Baggage」の案内に従って進みます。全てではありませんが、場所によっては写真のように日本語で書かれている看板もあります。
今回はターミナル4Sに到着したので、入国審査を終えた後、電車にてターミナル4へ移動。ちなみに入国審査は誰も並んでいなかったため、一切待たずに通過できました(スペインはEDカード(出入国カード)の提出はありません)。
4Sはサテライトターミナルですが、多くの飛行機が離発着しており、ターミナル4はバラハス空港の中で一番大きなターミナルでショップもかなり充実しています。この2つのターミナル間は電車で3~4分程度。電車も短い間隔で運行しています。
ターミナル4へ着いたらバゲージクレーム(荷物受取場)へ。
スーツケースをピックアップし出口に行くと、バスや電車など、案内が出ているので迷わず行きたい場所へ行けると思います。
ちなみに...15時に飛行機が着陸してから、出口に着いたのが16時10分だったので、約1時間ちょっとかかっています。入国がスムーズだったせいか、バゲージクレームで40分ほど待ちました。
>>マドリッド空港について詳しくはこちらから(イベリア航空)
まとめ:カタール航空の良いところ、改善を期待するところ
良いところ
やはりなんと言ってもハード面。設備の良さは素晴らしいと思います。
座席や機内エンターテインメント、機内食など不満を感じる部分はありませんでした。機材が綺麗という点もやはり気持ちが良いです。機内の温度が快適な温度で終始保たれていたというのも、長時間過ごす中で高ポイントでした。
改善を期待するところ
キャビンアテンダントの部分で書きましたが、個人的には機内食を回収するスピードを速めてほしいと思いました。特に日本発の便は深夜に飛んでいるため、早く足を伸ばして休みたいのですが、なかなか回収しないのでテーブルが邪魔で寝ずに待たなければいけないという点が辛かったです。
とは言っても"強いて言うなら"のレベル。比較的リーズナブルなカタール航空は中東や北アフリカ等に行く時だけでなく、ヨーロッパに行くにもおすすめの航空会社です!
>>カタール航空の航空券の検索・予約はこちらから(スカイスキャナー)