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本気レビュー2020!地中海の島国キプロスのお土産5選
みなさま「キプロス」という国をご存知でしょうか。地中海ではシチリア島、サルディーニャ島に次いで3番目に大きい島国です。地理的にもヨーロッパとアジアの中間という重要な場所に位置していることから、歴史をさかのぼると様々な国によって支配されてきました。
キプロスにはギリシャ神話に登場する女神ヴィーナス上陸の地とされる美しいビーチや、世界遺産に登録されている教会群などたくさんの観光スポットがあります。1年を通して四季があり、夏は気温が高く、冬は寒すぎないまさに地中海気候のキプロスでは、ワインやオリーブオイルがお土産の定番とされています。
しかし今回は、有名ではないかもしれないけどこれぞキプロス!というお土産を、レビューつきでご紹介したいと思います。
目次
- 個包装はこれだけ!?メイドインキプロス【チョコレート】
- キプロスの伝統デザート!【パロウズ】とは!?
- 次世代のスーパーフード!?【キャロブシロップ】
- 世界が認めた伝統の技術!ダヴィンチが描いた【レフカラレース】
- ほんのり甘い村の味、レフカラ村の手作り【クッキー】
- まとめ
個包装はこれだけ!?メイドインキプロス【チョコレート】
キプロスのお土産を買うにあたって訪れたスーパー。ガイドさんにキプロスならではのお菓子を尋ねると、キプロスオリジナルのお菓子はほとんどなく、だいたいが海外からの輸入品とのことでした。
しかし!ガイドさんが思い出したように「これはメイドインキプロスだ!」といって持ってきてくれたのがFrouFrouという会社のチョコサンドクッキー「Marie Fourré」。しかしこれは個包装のものがなく15枚程度がひとつのパッケージになっているものでした。
ガイドさんに個包装ないかなあと相談したところ「あ!これもメイドインキプロスだよ」とこれまた思い出したように紹介してくれたのが、「Joker」のチョコレートでした。こちらは銀のパッケージにジョーカーが描かれた個包装タイプのものでした。
チョコレートは独特のミルクチョコレートでしたが、美味しかったです。間に挟まれているクッキーのようなウエハースのようなものはパサパサ感を増幅させていましたが、これも現地感があって個人的にはお気に入りでした。大人数むけのお土産を買わねばならない方におすすめです。
キプロスの伝統デザート!【パロウズ】とは!?
パロウズはたまたまスーパーで見つけました。お砂糖とぶどうの果汁を煮詰めて作ったキプロスの伝統的なデザートだそうです。
乾燥タイプのものは数週間から半年ほど日持ちするそうですが、わたしが購入したものは生タイプのもので生クリームが入ったもののため1週間程度で食べ切ったほうがいいとのことでした。
冷やしたほうがおいしいとのことでしたのでわたしも冷蔵したものを試食しましたが、プルプルとした食感で、ぶどうの香りはほんのり、主には砂糖の甘さが強かったです。ゼリーほどさっぱりではなくプリンほどしつこくない独特の食感と味でした。なかなか配る用のお土産には向いていませんが、ぜひキプロスのスーパーに立ち寄った際は挑戦してみてください。
次世代のスーパーフード!?【キャロブシロップ】
スーパーで手軽に手に入れられるキャロブシロップをご紹介します。キャロブとは、地中海地方原産のマメ科の植物で、ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含むスーパーフードとしても知られています。見た目は枯れたインゲン豆のようですが果肉は甘く、古くから甘味料として利用され人々の生活に欠かせない食材でした。
糖質が含まれない甘味料のため、糖質を気にしている方にもおすすめのシロップです。味は深みの強いチョコレートのような味がします。かなり濃い味なので少量をパンケーキにかけたりコーヒーに入れたりするだけでも甘みがつくと思います。
ちなみにこのキャロブの果実の重さは、ダイヤモンドを数えるときなどに使う「カラット」という単位のもとになったそうです。キャロブシロップをお土産にする際は、お豆のシロップだけに豆知識を添えて渡してみてはいかがでしょうか。
世界が認めた伝統の技術!ダヴィンチが描いた【レフカラレース】
細やかで柔らかなデザインが特徴のレフカラレース。これはキプロス中心都市部から車を1時間ほど走らせたところにあるレフカラ村で作られる伝統工芸品です。
レフカラ村は石灰が使われた外壁と赤屋根が美しい、山あいに突如として現れる静かな村です。このレフカラ村で作られるレースはユネスコの無形文化遺産に登録されています。
村にはたくさんのレース屋さんがありますが、「Rouvis Lace and Silver(ルヴィス・レース・アンド・シルバー)」というお店には、かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチがレース(テーブルクロス)を購入したという逸話が残っています。そしてそれを持ち帰ったダ・ヴィンチはそのレースを「最後の晩餐」の中に描いたとされています。
目の前で1針ずつ手編みされているレースはコースターサイズのものからクロスサイズのものまで、ペンダントやお財布など様々な形で販売されています。小さいものであれば1,500円~3,000円ほどで購入できますので、ぜひ大切な人へのプレゼントで買ってみてはいかがでしょうか。
ほんのり甘い村の味、レフカラ村の手作り【クッキー】
レフカラ村はレースとして有名な村とご紹介しましたが、村自体は小さいながらも山の麓と山頂付近に箇所に分かれており、山頂側が観光地として有名になっているそうです。
山頂付近のレフカラ村はレース屋さんだけではなくカフェや宿泊場所もいくつかあり、観光客の通りもあることから穏やかながらも比較的人通りのある街並みでした。そんなレフカラ村で美味しいと有名なクッキー屋さん「レフカラ・レース・ビスコッティ(Lefkara Lace Biscuit)」のクッキーをご紹介します。
店頭にはかわいい柄のアイシングクッキーや、スノーボールのようなほろほろとしたナッツのクッキーなどがたくさん並んでいました。これらは全て店主のおばさまが全て手作りをしているそう。ホテルに帰ってからのお茶のお供はもちろん、ひとつひとつ袋に入っているため、お土産にも喜ばれるクッキーだと思いました。
レフカラ村に行った際は綺麗な街並みにうっかりして、レースとクッキーのお買い忘れなきようお気をつけください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本ではなかなかなじみのないキプロスという島国のお土産品たち。今回紹介したものの他に、蜂蜜やワイン、オリーブオイルなどキプロスならではのお土産品はまだまだありますので、みなさんもスーパーや教会、観光地などを巡って素敵なお土産をゲットしてください。
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Islander なんばなう
- 東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。