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「メキシコって治安はどうなの?」私がおすすめしたいメキシコの町7選【2020年版】
私の大好きなメキシコ。しかし、メキシコに来たことのない友人からは、
「メキシコって危険じゃないの?治安悪そう。」
という言葉をよく聞きます。実際のところどうなのでしょうか?
私は初めてこの地を旅した時から、メキシコがとても気に入って、一度帰国してからまたメキシコに戻ってきました。そして、今回の滞在も既に半年以上が経ち、メキシコ滞在合計が1年を越えようとしています。
現在まで特に危険な目にあったことはなく、安全に過ごせていますが、メキシコに訪れようとしている方々に治安はどうなのかご報告。
実際に色々な土地に訪れたバックパッカーの私、が"メキシコの治安"を最新のデータも踏まえて検証しつつ、私も訪れたことがあり、旅行者にとっても安全な町をピックアップしています。
目次
では、早速ですが、現地に暮らしているブロガーさんやライターさんなどの記事も参考にして、7選を決めた"メキシコで安全に旅ができる都市"です。
1. オアハカ
私も何度も紹介しているオアハカシティ。女性が夜一人で歩いても、シティの中は安全。カラフルなコロニアルタウンで、お土産の質も高いと評判です。
ゲラゲッツァや死者の日といった大きなイベントがある時は、世界中から観光客が訪れて賑わいます。
地元の人から聞くのは、携帯電話のスリが多い。というのはよく聞くので、歩きスマホをするのはお勧めできません。
オアハカについての記事はこちら
- 【メキシコ伝統産業体験】サポテコ織物の村が蘇らせた天然染料を使ったタペテ作り
- ただのお土産品じゃない!メキシコの可愛いが詰まったアレブリヘとは?
- 【メキシコのスピリッツ】テキーラだけじゃない!メスカルツアーで見たもの・感じた伝統への想い
- 世界遺産のモンテアルバン遺跡他メキシコ・オアハカで訪れたい絶景遺跡3選
- メキシコ文化がぎゅっと詰まったオアハカのユニークな伝統料理とお酒
2. プエブラ
メキシコシティからすぐ近くで、2時間もバスに乗れば到着するプエブラもかなり大きな観光地です。
プエブラの近くにはポポカテペトル山があり、日本の富士山とそっくりなのです!とても美しい山で、登山を楽しむことも可能です。
そして、他にも有名なのはタラベラという手作りのとてもカラフルなタイルや、陶器も名産の一つで、街の中にはタラベラ美術館もありました。(写真はタラベラ焼きの歴史や文化を紹介する博物館)
ギャングの犯罪率は低いが、窃盗は発生する可能性はあり。
プエブラについての記事はこちら
3. サンミゲルデアジェンデ
こちらもユネスコの世界遺産に登録されている町で、美しい景色を見るために世界中から観光客が訪れます。
アメリカやカナダからの移住者も多い町で、安全度も高め。アーティストが集まる街でもあり、芸術活動も盛んな場所です。
夕方には教会の前の公園でマリアッチが聞けたりして、観光するにも外せない都市の一つです。
サンミゲルデアジェンデの記事はこちら
4. トゥルム
カンクンからのアクセスも良く、ここ数年とても人気の出てきているトゥルム。マヤ終焉の地とも言われる遺跡もあり、ビーチもすぐそこなのが魅力のトゥルムですが、最近は家賃が爆上がりしていて宿を探しても割と高いのが困ったところですが、人気の観光地なだけあり安全です。
夜になってもメインストリートでは、たくさんのバックパッカーで賑わっていました。
セノーテも多いので、アクティビティも豊富で長期滞在者が多い印象でした。
トゥルムより少し安めの、少し北にある町プラヤ・デル・カルメンは、宿は安いのですがここ数年、安全度は下がってきているそうです。
トゥルムの記事はこちら
5. バジャドリ
最大級のマヤ遺跡であるチツェンイッツァのすぐ近くにある街で、私が今滞在しているファームから2時間ほどで行けるので、週末ごとに訪れています。
メキシコの中でもトップクラスにおすすめのバジャドリ。
地元の人々も穏やかで、にこやかな印象。夜出歩いても、たくさんの観光客がうろうろしているので、危険な雰囲気は全くありませんでした。
6. カンペチェ
ユカタン半島の大都市であるメリダから、南へ行くとカンペチェが現れます。私が数年前からずっと行きたかった場所で、こちらもユネスコに登録されているコロニアルタウンのひとつ。
素晴らしいマヤ遺跡があり、他の場所と比べて観光客は少なめでした。
街の中はのんびりしていて、ローカル感の味わえる町です。
7. ケレタロ
長い水道橋がずっと続いているので有名なケレタロ。なんと1700年代前半
メキシコシティからバスで3時間ほどで行ける、アクセスも魅力です。
お土産屋さんが立ち並び、とても賑わっていて活気のある町。メキシコの人々に、"住みたい町ランキング3位"に選ばれるほどの、地元の人にも人気の町です。
メキシコの危険地域:アメリカ政府が発表しているデータ
2019年12月に更新されたデータで、いくつかの地域で誘拐が増えているというデータが発表されました。
州ごとに危険地域の発表されていますが、もちろん州の中でも細かく掘り下げていけば安全な地域と、行くべきではない危険な地域に別れます。
まずはアメリカ政府の発表しているデータを見ていきましょう。
旅行に行くべきでない州
- コリマ州
- ゲレロ州
- ミチョアカン州
- シナロア州
- タマウリパス州
旅行を控えたほうがいい州
- チワワ州
- コアウイラ州
- ドゥランゴ州
- ハリスコ州
- メキシコ州
- モレロス州
- ナヤリト州
- ヌエボ・レオン州
- サンルイスポトシ州
- ソノラ州
- サカテカス州
メキシコシティから北エリアは、アメリカ政府が注意喚起をしている州が多く、旅行の際には、十分に注意した方が良さそうです。
メキシコの治安とは?最後に
いくら他人が安全だ危険だといっても、最終的に自分の身を守るのは自分です。しっかりと情報収集をしつつ、安全だと言われる場所でも、
- 1人で暗い場所を歩かない
- 派手な格好はしない
- 高価なものは持ち歩かない
- 地元の人から治安情報を聞き出す
といった基本的な事は必ず押さえておきましょう。そして安全で楽しい旅になるように願っています。
それでは皆さん良い旅を!
編集部註:記事の内容はライター自身の経験、主観も含まれております。渡航に際しては外務省安全ページ、「たびレジ」などからの情報収集、たびレジ登録など万全の準備をされることをお勧めします。
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Ai Nishino
- メキシコ大好きな旅するフォトブロガー。25歳の時に、青年海外協力隊としてタンザニアで2年間職業訓練校にて活動。そして、バックパッカーに。英語、スワヒリ語を話し、スペイン語を習得中です。ライター、デザイン、翻訳などをして海外ノマド旅中。AiWorld Exploreというサイトを運営。