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ポルトガル・ポルト観光のモデルコースを解説!ドン・ルイス1世橋はぜひ訪ねて!

記事投稿日:2019/12/18最終更新日:2019/12/18

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最近人気が高まっているポルトガル。ヨーロッパ圏の一番西に位置し、ヨーロッパ周遊の予定に組み込む方も多いようです。

その中でもポルトガル第二の都市であり、国名の由来ともなっている「ポルト」は、他のヨーロッパ各国とは違い、レトロで素朴な雰囲気が感じられます。都会すぎず田舎すぎない、ちょうど良いポルトの温かい雰囲気は、訪れる人すべてを魅了しているのです。

今回は、そんなポルトの観光スポットを1日で効率良くまわりながら、世界遺産の街並みを最大限に楽しむモデルコースをご紹介します。

ポルトの主要エリアはとてもこじんまりとしているので、観光地を1日でほぼ徒歩でまわることができるのもうれしいところ。ただ、坂や階段が多いので、街歩きは動きやすい格好や靴で行くことをおすすめします。

疲れたら、途中でポルトガル名物のバカリャウ(干しダラ)のコロッケやビファナ(豚肉サンド)、ナタ(エッグタルト)をつまんだり、カフェで小休憩を挟んでくださいね。

目次

1. 8:30 ホテルを出発〜9:00 レロ・イ・イルマオン

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<レロ・イ・イルマオンの天国への階段:Photo by Ivo Rainha on Unsplash

レロ・イ・イルマオン(レロ書店)は、世界で最も美しい書店の一つだと言われています。 また、有名作品「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ.K.ローリング氏が、ポルトに英語教師として赴任した際にここをよく訪れていたことから、作品の世界観に影響を与えた場所と言われるようになりました。今ではファンだけでなく、多くの観光客からも大人気の場所となっています。

中は観光客で混雑していますので、思ったような写真が撮れないかもしれませんが、それでもレロ・イ・イルマオンの建築の美しさには感動するでしょう。書店でありながら5ユーロの入場料がかかりますが、本を購入すれば入場料金分を割引してもらえる仕組みになっています。

開店は9:30からですが、チケットの購入と入場で2回並びますので、早めに行って並ぶと安心です。また、事前に公式サイトでチケットを購入することもできます。

  • 予想滞在時間:1時間
  • 予算:入場料5ユーロ(本を購入すれば、本が5ユーロ引きになり実質無料で入場可)
  • 次の移動にかかるおおよその時間:3分

基本情報

  • 名前:レロ・イ・イルマオン(レロ書店、Libraria Lello & Irmao)
  • 住所:Rua das Carmelitas 144, Porto
  • 営業時間:9:30〜19:00
  • 公式HP:https://www.livrarialello.pt/en-us/

※最新情報は公式サイトをご確認ください。

2. 10:00 クレリゴス教会と塔

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<クレリゴス通りと、教会と塔:Photo by Ricardo Resende on Unsplash

レロ・イ・イルマオンから歩いて、すぐのところに見える大きな塔がクレリゴスの塔です。クレリゴスの塔は、76メートルというポルト随一の高さを誇り、街の至るところからその姿を目にすることができる、ポルトのシンボルとも言える存在。

225段の階段をのぼると到着する塔の頂上からは、ポルトを360度見渡すことができるパノラマビューが待っています。クレリゴス教会の内部は、淡いピンク色の壁と金の装飾が印象的な、上品な空間。飾られている精巧な像たちは人形のようにとてもリアルですよ。

  • 予想滞在時間:55分
  • 予算:入場料5ユーロ(塔とミュージアムへの入場)※クレリゴス教会の入場は無料
  • 次の移動にかかるおおよその時間:5分

基本情報

  • 名前:クレリゴス教会 (Igreja dos Clérigos)
  • 住所:Torre dos Clerigos, Rua de S Filipe de Nery Porto
  • 開館時間:9:00〜19:00(クリスマス、年末年始は開館時間が変更されます)
  • 公式HP:http://www.torredosclerigos.pt/en/

3. 11:00 サン・ベント駅

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<サンベント駅のアズレージョ:Photo by Marie-Flore Pirmez on Unsplash

クレリゴス教会と塔から歩いて5分ほどのところに、ポルトで1番有名な駅、サン・ベント駅があります。20世紀のはじめ、修道院の跡地に造られたサン・ベント駅は、現在は国内線などが発着する駅として多くの人に利用されている駅ですが、電車に乗る予定がなくともぜひ立ち寄って欲しい場所です。

駅に一歩足を踏み入れると、壁一面にポルトガル伝統の装飾タイルであるアズレージョが広がっています。約2万枚のタイルには、ジョルジェ・コラコ(コラソとも)によってポルトガルの歴史的な出来事が描かれています。

筆者がここを訪れたときは、アズレージョの淡いブルーと外から差し込む光が重なり、本当に美しいと感じました。ポルトに住む人たちが、駅という気軽な形で芸術に触れられるのは羨ましいですね。

  • 予想滞在時間:25分
  • 次の移動にかかるおおよその時間:5分

基本情報

  • 名前:サン・ベント駅(Estacao de Sao Bento)
  • 住所:Praca Almeida Garrett, Porto
  • 公式HP(ポルトガル鉄道全体):https://www.cp.pt/passageiros/en

4. 11:30 サント・イルデフォンソ教会

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<アズレージョが美しいサント・イルデフォンソ教会:Photo by xandro Vandewalle on Unsplash

サント・イルデフォンソ教会は、サン・ベント駅から徒歩5分のところにある、こちらもアズレージョの外観が美しい教会です。歴史を感じさせる重厚感と、さわやかなアズレージョのタイルの対比が印象的。

サント・イルデフォンソ教会は1739年に完成したバロック様式の聖堂で、1万枚以上のタイルには聖イルデフォンソの生涯が描かれています。サン・ベント駅のアズレージョと同じく、こちらもジョルジェ・コラコが手掛けているので、両者を見比べてみるのもおもしろいかもしれません。

  • 予想滞在時間:30分
  • 次の移動にかかるおおよその時間:2分

基本情報

  • 名前:サント・イルデフォンソ教会(Igreja de Santo Ildefonso)
  • 住所:Rua de Santo Ildefonso, 4000 Porto
  • 開館時間:[月]15:00〜18:00 [火-金]9:00〜12:00、15:00〜18:30
         [土]9:00〜12:00、15:00〜20:00 [日・祭日]9:00〜12:45、18:00〜19:45
  • 公式HP(ポルト観光局):http://www.visitporto.travel/visitar/paginas/viagem/DetalhesPOI.aspx?POI=381

5. 12:00 ランチ:サンタ・カタリーナ通り

サント・イルデフォンソ教会のすぐ近くにあるのが、いつもたくさんの人で賑わっているサンタ・カタリーナ通り。ファッション関係のお店を中心に、カフェやレストラン、ショッピングモールも揃っている、歩行者天国の通りです。

この通りには、1921年創業の歴史ある老舗、カフェ・マジェスティックがあります。約100年の歴史を持つクラシックなカフェで、ランチはいかがでしょうか? お客さんのほとんどは観光客で、ドリンクや食べ物の値段は少し高いですが、重厚感のある内装と洗練された料理、店員さんの対応も素晴らしいと評判です。

また、サンタ・カタリーナ通りと交わるパッソス・マヌエル通りにある「カフェ・サンティアゴ」は、ポルト名物フランセジーニャの発祥の店と言われています。

「フランスの女の子」という意味のフランセジーニャは、薄切りステーキやハム、ソーセージ、チーズを挟んだパンに、さらにチーズを載せて焼いてソースをかけた料理。目玉焼きやフライドポテトと一緒に食べるボリューム満点のB級グルメなので、こちらへ行くならお腹を空かせておくことをおすすめします。

  • 予想滞在時間:1時間50分
  • 予算:10~20ユーロ
  • 次の移動にかかるおおよその時間:10分

サンタ・カタリーナ通りGoogleマップ:

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6. 14:00 ポルト大聖堂(カテドラル)

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<ひときわ古いポルト大聖堂:Photo by Bertrand Borie on Unsplash

ポルト大聖堂は、もとは要塞として12世紀に建てられた、ポルトでもっとも古い建物だと言われています。その威厳ある佇まいには、長い歴史を感じられずはいられません。

ポルト大聖堂は、当初はロマネスク様式として建てられたようですが、長い歴史の中で何度も増改築がなされ、バロック様式やゴシック様式が混在する興味深い建物になっています。修道院内のゴシック様式の回廊の壁のアズレージョが美しいと言われています。

  • 予想滞在時間:50分
  • 予算:入場料3ユーロ(修道院回廊、博物館の入場)※教会部は入場無料
  • 次の移動にかかるおおよその時間:10分

基本情報

  • 名前:ポルト大聖堂(Sé do Porto)
  • 住所:Terreiro da Sé, Porto 4050-573.
  • 開館時間:[4月-10月]9:00〜12:30、14:30〜19:00(回廊は9:00〜18:30)
         [11月-3月]9:00〜12:30(回廊は12:15まで)、14:30〜18:00(回廊は17:30まで)
  • 休館日:日曜日、宗教上の祝日、クリスマス、イースター
  • 公式HP(ポルト観光局):https://www.visitportugal.com/pt-pt/content/se-catedral-do-porto

7. 15:00 ボルサ宮殿

火事により消失したサン・フランシスコ教会の修道院の跡地に、19世紀に造られた建物がボルサ宮殿です。ボルサ宮殿の「ボルサ」とは「株」という意味で、市の商業組合や裁判所、証券取引所として使われていました。「宮殿」とついていますが、実は宮殿ではありません。現在は商工会議所の事務所として使用されています。

ボルサ宮殿で一番のどころは、スペインがイスラム教勢力に支配されていたときに建てられた、アルハンブラ宮殿を模して造られたという「アラブの間」。金をふんだんに使った豪華な装飾と、緻密な幾何学模様がとても美しい部屋で、現在でもコンサートや国際会議などが開かれているそうです。

ボルサ宮殿の見学は、ガイド付のツアーに参加することが必須となっています。ポルトガル語・英語・フランス語のみで、残念ながら日本語の説明はありません。なお、館内は撮影禁止となっていますのでご注意を。

  • 予想滞在時間:1時間
  • 予算:入場料10ユーロ※ボルサ宮殿公式サイトで事前にチケットを購入可能
  • 次の移動にかかるおおよその時間:1分

基本情報

  • 名前:ボルサ宮殿(Palácio da Bolsa)
  • 住所:Rua Ferreira Borges, 4050-253 Porto
  • 開館時間:[4月-10月]9:00〜18:30 [11月〜3月]9:00〜13:00、14:00〜17:30
  • 公式HP:https://palaciodabolsa.com/

8. 16:00 モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会

ボルサ宮殿のすぐ南にあるのが、モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会です。14世紀に造られたこの教会は、なんといっても外見からは想像もできないほどの豪華絢爛な内部が見どころ。

当時植民地であったブラジルから運んできた金をふんだんに使用した「ターリャ・ドウラー(金泥細工)」というバロック装飾で埋め尽くした、ポルトガルの当時の繁栄が存分に感じられる教会です。 また、主礼拝堂にあるキリストの家系図「ジェッセの家系樹」という彫刻は必見。ボルサ宮殿と同じく館内は撮影禁止ですので、ぜひその美しさを目に焼き付けてください。

  • 予想滞在時間:1時間
  • 予算:入場料※教会近くのチケット売り場へお立ち寄りください
  • 次の移動にかかるおおよその時間:15分

基本情報

  • 名前:モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会(Igreja Monumento de São Francisco)
  • 住所:Rua da Bolsa, 80, 4050-116 Porto
  • 公式HP:http://ordemsaofrancisco.pt/igrejamuseu/

9. 17:00 ドン・ルイス1世橋

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<二重構造になっているドン・ルイス1世橋:Photo by Kamile Leo on Unsplash

ポルトといえば、この景色。ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋です。ポルト歴史地区(ポルトの中心部)からドウロ川を挟んで、対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結んでいる橋です。エッフェル塔を作ったエッフェル氏の弟子により建設されました。なお、ドン・ルイス1世は当時のポルトガル国王の名前とのこと。

ドン・ルイス1世橋は二重構造になっており、上層はメトロ、下層は車が走ります。どちらも徒歩で渡ることができるので、行き帰りで両方歩いてみるのもいいですね。

テレフェリコ・デ・ガイアというロープウェイ(有料)を利用すると、ドウロ川とドン・ルイス1世橋を空から眺めることができます。また、予約不要で参加できるドウロ川クルーズ(有料)は、ドン・ルイス1世橋を含む6つの橋を下から楽しむこともできますよ。お好きな方法でドウロ川とドン・ルイス1世橋を楽しんでください。

  • 予想滞在時間:50分
  • 次の移動にかかるおおよその時間:10分

10. 18:00 セラ・ド・ピラール修道院

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<セラ・ド・ピラール修道院から望むドン・ルイス1世橋と夕焼けの絶景:Photo by Everaldo Coelho on Unsplash

セラ・ド・ピラール修道院は、ドン・ルイス1世橋を渡ったところにある丘に建てられています。修道院の一部が観光客に公開されていますが、こちらに行くべき一番の理由は、なんといってここから眺める絶景。ドン・ルイス1世橋とドウロ川、そして歴史地区のオレンジの屋根が並ぶ姿を、1枚の写真へきれいに収めることができます。 修道院の入場には入場料がかかりますが、ビュースポットは無料です。

  • 予想滞在時間:40分
  • 予算:無料(ビュースポット)、※修道院への入場は有料です
  • 次の移動にかかるおおよその時間:20分

基本情報

  • 名前:セラ・ド・ピラール修道院(Mosteiro da Serra do Pilar)
  • 住所: Largo de Avis - Santa Marinha 4430-329 Vila Nova de Gaia Porto
  • 開館時間:[火-日]4月-9月は10:00〜18:30、10月-3月は10:00〜17:30(最終入場は閉館時間の15分前まで)
  • 休館日:1月1日、イースターの日曜日、5月1日、12月25日
  • 公式HP:http://www.culturanorte.pt/pt/patrimonio/mosteiro-da-serra-do-pilar/

11. 19:00 ディナー:ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア〜21:30 ホテルに到着

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<ワイナリーが並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア:Photo by Bruno Mira on Unsplash

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側は、世界に誇るポートワインのワイナリーが所狭しと並んでいます。 ポートワインは、ワインの発酵の途中にブランデーを加えて酵母の働きを止める、酒精強化ワインを指します。糖分が残っているため非常に甘く、お酒が苦手な人でも飲みやすいのですが、アルコール度数が高いためお酒が弱い人はご注意を。

ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにはレストランも点在しているので、ポートワインを楽しみながら食べるのもよし、シーフードやポルト名物のバカリャウ料理を食べるのもよし。美食とともに、落ち着いた雰囲気の中、夜のポルトを楽しんでください。

ちなみに、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアのドウロ川沿いには様々なお土産屋さんが並んでいます。コルクで作った小物など、ポルトらしいお土産がたくさんありますので、覗いてみてはいかがでしょうか。

  • 予想滞在時間:2時間
  • 予算:20~30ユーロ

気軽にポルトを巡るならツアーという手も?

自分で歴史や文化を調べながら、その国を巡るのは楽しいものですよね。ポルトは中心地から徒歩圏内で多くの名所を訪ねることができるのも魅力的です。

一方、効率良く安全にポルトを巡るなら、ツアーに参加するのも一つの手。 ツアーの場合、ポルトだけではなくリスボンも巡る旅程や、パッケージによってはスペインなど他国も一緒に巡ることが可能な場合があります。もし、ヨーロッパ周遊を検討しているのであれば、予算や滞在時間の希望を踏まえ、自身のスタイルに合った形でポルトを観光してみてくださいね。

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記事投稿日:2019/12/18最終更新日:2019/12/18

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