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ドイツ在住ライターがおすすめするクリスマスマーケット5選
ドイツの冬の風物詩と言えば、クリスマスマーケットです。ドイツの冬は日没が早いため夜の時間が長くなります。そんな冬の長い夜を楽しませてくれるのはクリスマスマーケット。夜遅くまで営業しているだけでなく、暗い夜をイルミネーションで明るく照らし出すなど、冬のドイツ旅行にはピッタリの場所でしょう。そんなクリスマスマーケットですが、小さな都市であっても開催されており、その数は多くあります。そのため、どのクリスマスマーケットに行くか迷うかもしれません。
そこでドイツのおすすめの5つクリスマスマーケットと、その2019年のスケジュールを紹介します。
目次
- 1. ドレスデンのクリスマスマーケット
- 2. ゴスラーのクリスマスマーケット
- 3. ベルリンのクリスマスマーケット
- 4. シュトットガルトのクリスマスマーケット
- 5. ニュルンベルクのクリスマスマーケット
1. ドレスデンのクリスマスマーケット
ドレスデンはドイツ東部にある大都市です。街の中心部には美術作品を展示する、宮殿や美術館が建ち並ぶ歴史的な街としても知られています。そんなドレスデンの街の中心部で開催されるのはシュトリーツェルクリスマスマーケット。こちらのマーケットは1434年から開催されている世界最古のものとしても有名で、300万人もの来場者が訪れるドイツを代表するマーケットです。
ドレスデンのマーケットが特別なのはその歴史だけではありません。クリスマスに食べるケーキ、シュトレンもドレスデンの名産品として知られ、毎年12月には巨大なシュトレンが市内をパレードするお祭りも開催されるほどです。もちろん多くの屋台では名物のシュトレンを販売しています。歴史あるクリスマスマーケットでドレスデンの名産品を味わってはどうでしょうか。
Striezelmarkt Dresden
- 住所:Altmarkt, 01067 Dresden
- 日程:2019年11月27日~12月24日まで
- 開催時間:10:00〜21:00(11月27日16:00〜21:00、12月24日10:00〜14:00)
- 公式HP
2. ゴスラーのクリスマスマーケット
ゴスラーはドイツ中心部ハルツ地方にある町です。ドイツでは珍しく中世の町並みがそのまま残されていることで有名です。というのもドイツの多くの街では近代化や戦争によって古い街並みが壊されてしまいました。しかしゴスラーは戦禍や近代化による開発に巻き込まれることなく、今でも数百年前の町並みを保っているのです。そんなゴスラーの町の中心にある広場でクリスマスマーケットは開催されます。
ゴスラーで開催されるのは町が持つ雰囲気を活かしたマーケット。他のマーケットほど現代的なものになっておらず、古き良きドイツの雰囲気を楽しむことができるでしょう。またゴスラー自体は世界中から観光客を集めるような町ではないため多くの観光客が押し寄せるわけでなく、ゆったりと観光やクリスマスマーケットを楽しむことができるでしょう。
Weihnachtsmarkt & Weihnachtswald
- 住所:Markt 7, 38640 Goslar
- 日程:2019年11月27日~12月30日まで
- 開催時間:月曜〜土曜10:00〜20:00、日曜11:00〜20:00(12月24日11:00〜14:00、12月25・26日12:00〜19:00、12月30日10:00〜18:00)
- 公式HP
3. ベルリンのクリスマスマーケット
ドイツの首都であるベルリン。そこで一押しのクリスマスマーケットがジャンダルマンマルクトで開催されるものです。ドイツのクリスマスマーケットは、日本で言えばお祭りのようなもので、その多くは無料で入場することができます。ただしこちらのマーケットは入場料が必要です。入場料は決して高いものではなく、その価格は僅か1ユーロ。この1ユーロの入場料が他のマーケットとの大きな違いを生み出します。
イルミネーションでマーケット全体が美しく飾られており、ロマンチックな雰囲気が溢れています。また会場内のステージではパフォーマンスやコンサートが行われるなど多くのイベントも開催されます。そのため雰囲気を楽しめるだけでなく、音楽なども楽しむことができるのです。普通のクリスマスマーケットに飽きてしまったら、ぜひ訪れて欲しいマーケットです。
WeihnachtsZauber Gendarmenmark
- 住所:Gendarmenmarkt, 10115 Berlin
- 日程:2019年11月25日~12月31日まで
- 開催時間:12:00〜22:00(12月24日11:00〜18:00、12月31日11:00〜翌01:00)
- 入場料:1ユーロ
- 公式HP
4. シュトットガルトのクリスマスマーケット
ドイツ南西部の街、シュトゥットガルトで開かれるのはドイツ3大クリスマスマーケットの一つ。その始まりは17世紀に遡る歴史あるマーケットです。300店近い屋台が建ち並び、世界各国から300万人を超えるツーリストが訪れるほど世界的に知られています。
マーケットは二つの広場を繋げるように広がっており、広場や通りに屋台が建ち並びます。そこではクリスマス飾りを販売する屋台や軽食を食べることができる屋台があり、またスケートリンクや小さな遊園地も併設されています。そのため、ただ食事やお土産を購入するだけでなく、スケートをしたりするなど遊ぶこともできるでしょう。こちらのマーケットであれば、大人から子供まで楽しむことができるに違いありません。
Stuttgarter Weihnachtsmarkt
- 住所:Schloßplatz, 70173 Stuttgart
- 日程:2019年11月27日~12月23日まで
- 開催時間:月曜〜木曜10:00〜21:00、金曜・土曜10:00〜22:00、日曜11:00〜21:00(11月27日17:00〜21:00、12月14日10:00〜22:30)
- 公式HP
5. ニュルンベルクのクリスマスマーケット
ドイツの南部の都市ニュルンベルクで開催されるのは、ドイツ3大クリスマスマーケットの一つです。ニュルンベルクは戦争で街の中心部は破壊されましたが、歴史を持つ多くの建物を再建しており、古都の雰囲気を今も楽しむことができます。
そんな街の中心部で開催されるのはクリストキンドレスマルクト。こちらでは200店以上の屋台が建ち並び、クリスマス飾りから、グリューワイン(ホットワイン)などを購入することができます。もちろん軽食を買うこともできますが、中でもお勧めしたいのは特産のニュルンベルガーソーセージを食べることです。ドイツの街ではクリスマスマーケットでニュルンベルガーソーセージを見かけることはほとんどありません。だからこそ当地の名産品を楽しんでみてはどうでしょうか。
Nürnberger Christkindlesmarkt
- 住所:Hauptmarkt, 90403 Nürnberg
- 日程:2019年11月29日~12月23日まで
- 開催時間:10:00〜21:00(12月24日10:00〜14:00)
- 公式HP
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K.Hayashi
- 大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。