アルベロベッロとセットで訪ねたい!可愛すぎる町ロコロトンドって?

とんがり屋根の「トゥルッリ」で有名なアルベロベッロは既に日本でも有名。そのアルベロベッロのすぐ近くには、ロコロトンドという小さなかわいい町があるのを知っていますか?丘の上にあるロコロトンドからは、眼下に点在するトゥルッリを眺めることができます。

町は綺麗に整備されていて、かわいいお土産ショップやレストランもあります。白亜の町並みはアルベロベッロとは違った可愛さがあり、ついつい写真を撮りたくなるかわいさ。せっかくプーリア州やアルベロベッロへ行くなら、見逃すのはもったいない素敵な町「ロコロトンド」について、ご紹介しましょう。

目次

1. ロコロトンドってどんな町?

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<写真はイメージです。Photo by Pixabay

ロコロトンド(Locorotondo)は、プーリャ州のバーリ県にある人口約1万4000人の町。人気観光地のアルベロベッロの横にあり、小高い丘の上に位置しています。ロコロトンドというかわいらしい響きの名前は、「まるい=ロトンド(rotondo)、場所=ロコ(loco)」という意味のイタリア語に由来しています。その名のとおり、旧市街はまるく広がった形になっています。

イタリアの美しい村百選に選ばれた町

丸い形をした旧市街は、2001年に「イタリアの美しい村百選」に選ばれています。そのサイト内では、「白いロコロトンドの町は、石の壁に囲まれ、古代の農場、オリーブやブドウ畑が広がり、いくつもの点在するトゥルッリを見渡すことができる」と紹介されています。

まさにこの文章の通り、オリーブ畑の緑が茂る土地に、白いトゥルッリがあちこちに建っている風景を見られるのは、丘の上にあるロコロトンドならでは。そんな風景の中に立っていると、絵本のような風景の中にいるような気分になります。

2. どこを撮っても写真映えする、可愛い町並みのロコロトンド

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<撮影:La luce del Sud>

ロコロトンドはとても小さな美しい町。町並みや景色を楽しむのに向いている町なので、ローマやフィレンツェのように観光名所を巡ったりショッピングをしたり、という感じではありません。

むしろ、ぶらりと歩いてみるとか、写真を撮りながら散策するのにぴったりです。家の前には色とりどりの花が飾られていたり、レストランの看板や表札があったり、ネコがごろんと昼寝をしている......と、のどかな風景が広がっています。

派手な観光名所はありませんが、何気ない日常の風景がとても素敵。写真好きな方にとっては、カメラ片手に散歩したくなるかわいい町並みと言えるでしょう。

住宅の壁は石灰岩で造られており真っ白ですが、そこに先ほど書いたような色とりどりの花が飾られているさまはまるで絵本や絵画のよう。ひとつひとつがセンス良く配置されており、何気なく写真を撮っても絵になるような美しさがロコロトンドという町に詰め込まれています。

3. 初めて来たら撮影しておきたいスポットはココ!

ロコロトンドは小さな町ですが、初めて訪れる方は以下の2つをチェックして欲しいと思います。特に、写真を撮るのが好きな方はぜひ訪ねてみてくださいね。

トゥルッリを見渡せる公園

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<撮影:La luce del Sud>

ロコロトンドの旧市街の入り口には、2本の柱が建っています。その入り口の真正面にあるのが「Villa Comunale Giuseppe Garibaldi」という公園。木々やベンチや置かれ、町の人にとって憩いの場にもなっています。

一見普通の公園のように見えますが、町の端にあるため高台からの景色が広がっているのが特徴。青空とオリーブやブドウ畑の緑のコントラストが美しい昼時もきれいですが、オレンジに染まる夕暮れ時もとても綺麗なものです。時間や季節によって、風景は移り変わっているのも魅力的。

ロコロトンドで見つけた、おしゃれなレストラン

ロコロトンドの旧市街へと続く坂道にある、こじんまりとしたレストラン「ピアット・ピアノ(Piatto Piano)」。シンプルでモダンな内装の店内では、オレキエッテのパスタなどプーリア州の郷土料理や地元ワインを味わえます。詳しくはこちらのレストランの記事を参考にしてみてくださいね。

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4. ロコロトンドはアルベロベッロとセットで訪れたい

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<写真はイメージです。Photo by Pixabay

ロコロトンドの旧市街は、食事をしなければ1~2時間、ランチをとっても半日あれば散策できるほどの広さ。近くのアルベロベッロも半日あれば観光できる広さなので、1日で2つの町を訪れるスケジュールを組むことも可能です。

どちらも白を基調としたかわいい町ですが、セットで訪れると町並みや建物の違いを感じることができるはず。アルベロベッロからロコロトンドまでは、車もしくは電車(SUD-EST線)で約10分。バーリ中央駅から行く場合は、同じくSUD-EST線で約2時間で到着です。

5. ロコロトンドを訪れる際に気をつけたいこと

丘の上に位置するため、夏でも朝夕は肌寒くなります。朝早めや夕方頃の滞在になる場合は、羽織ものを持って行くといいですよ。一番賑わうシーズンはやっぱり夏期。冬期はレストランなどのお店は閉まってしまうか営業時間が短くなるので注意が必要です。

また、冬期は電車やバスなど公共機関も運行の本数が減ります。タクシーやレンタルカーなどを利用するスケジュールの方が、効率良く回れるでしょう。

バーリやアルベロベッロへ行くなら、ロコロトンドもセットで

まだまだ知られていないロコロトンドの町ですが、穏やかな人々の雰囲気や清潔な町並みは日本人にも合うと感じられます。バーリやアルベロベッロへ行く際は、併せて訪れてみてはいかがでしょうか?

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La luce del Sud

人々の生活スタイルや風景に魅せられ、イタリアへ。現在は南イタリア・アマルフィ海岸にある小さな町に住んでいます。個人旅行のアテンド・各種視察のコーディネートや通訳をしています。

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