目次

• ハマスフースとは？
• 行き方
• 城跡へ！
• 周辺のみどころ
• ビジターセンターでひと休み
• 施設情報
• 最後に

ハマスフースとは？

ボーンホルム島の観光名所ハマスフースは、北部の崖にある中世の城跡。島を訪れたら必ず寄りたい、ボーンホルム島の歴史と自然を体験できる興味深い場所です。

最初の要塞部分は12世紀初頭に建てられ、ルンド大司教の支配下にありました（ルンドは現在はスウェーデンですが、当時はデンマークの一部でした）。城部分は1300年前後にジェンス・グランド大司教によって建てられたことが最近の研究と発掘で明らかになっています。その後は長い長い歴史があり、王族が島流しにあったり、最近では戦争でドイツやソビエト領になったりしましたが、現在は平和な観光名所になっています。

行き方

多くのフェリーが行き来する島で一番大きい街Rønneの港から、2番のバスで約1時間でHammershusに行くことができます。バスは遠回りするので時間がかかりますが、車の場合はRønneから30分ほど。

城跡へ！

バス停または駐車場から少し歩いて行くと遊歩道があり城跡が遠くに見えてきます。入場料は無料で、年中無休、歩道は途中から舗装はされていませんがきれいなのでベビーカーで行く人もちらほら。

要塞の階段を登って場内へ。特に順路などはなく、自由に好きな所に行けます。所々、修復工事中の場所もあります。

いい写真が撮れそうなスポットがたくさん。この日は、デンマークの小学生たちがバイキングのロールプレイングをしていました。

現在は明るく開けているので清々しい雰囲気ですが、元々は要塞であり、囚人の監禁、拷問までもが行われていた場所なのでそうとうな怨念こもっていそうな土地です。その辺のどろどろとした歴史は後ほどご紹介するビジターセンターで勉強できます。

周辺のみどころ

ハマスフースの見学が終わったら、西側の海岸沿いのハイキングコースもおすすめ。写真中央の岩はLøvehovederne（ライオンの頭）と呼ばれています。コースは整備されていますが、崖のほうに行くときは安全策はないため十分にお気をつけください。

ビジターセンターでひと休み

写真はビジターセンターを城跡側からみたところ。地中に埋まったようなクールな建物で2018年にオープンしたばかりです。入場はこちらも無料。中にはハマスフースの歴史がパネルとビデオで紹介されたコーナー（英語・デンマーク語）、レストラン、キヨスク、トイレも完備。

レストランSolveigはデンマーク料理のオープンサンド・スモーブローのお店。ミシュランレストランのKadeauファミリーのお店なのでグルメな方はぜひお試しください。メニューはモダンなスモーブロー2種類で169krなど。

また、外のテラスは何も購入しなくても利用できます。とてもいい眺めです。

施設情報

Hammershus（ハマスフース）

• 住所：Langebjergvej 26, 3770 Allinge
• 営業時間：24時間オープン
• 定休日：なし（ビジターセンターの定休日については下記リンク先をご確認ください）
• 入場料：無料
• 公式サイト：https://bornholm.info/en/hammershus/

最後に

このような歴史的遺跡がしっかりと管理され無料公開されているのは、とても珍しいのではないでしょうか。コペンハーゲン周辺の学校では修学旅行で必ず訪れるデンマークの名所でもあります。ボーンホルム島へ行ったらぜひ行ってみてください！