謎の石が並ぶペルー「カブレラ・ストーン博物館」

あなたは「オーパーツ」の存在を信じますか?オーパーツとは「Out-of-Place artifact/場違いな工芸品」のこと。

ペルー・イカ州にある「ハビエル・カブレラ科学博物館」には、世界のオーパーツファンを惹きつけてやまない謎の石が展示されています。

目次

謎の石に魅了された医師が開いた博物館

「ハビエル・カブレラ科学博物館」の創業者はイカ在住の医師、故・ハビエル・カブレラ氏。カブレラ氏はイカ郊外のオクカヘで見つかったという謎の石に、一目で魅了されてしまいました。なぜならその石には、常識ではありえないモチーフが刻まれていたからです。科学的な調査の結果、それらの石は約1万2000年前のものであることが分かりました。「カブレラ・ストーン」と呼ばれるその石は、本当にオーパーツなのでしょうか?

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当時知りうることができなかった図柄が刻まれている

カブレラ・ストーンには、古代人がいかに高度な医療技術を有していたかを示すものもあります。西洋で近代解剖学の基礎が築かれたとされるのは1500年代ですから、カブレラ氏が驚いたのも無理はありません。

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ドイツ人気象学者アルフレート・ヴェーゲナーが1912年に提唱した「大陸移動説」を、予言するかのようなモチーフまでありました。これを描いた人物は、宇宙から地球を眺めたとでもいうのでしょうか?

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カブレラ・ストーンはオーパーツなのか?

その他、街角の土産物店で並んでいそうな、今風なタッチのカブレラ・ストーンもちらほら...

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先ほど「科学的な調査で約1万2000年前のものと判明」とご紹介しましたが、一方で「その調査方法は正しくない」という声も多々あるようです。具体的な発掘場所が不明であることや、「私が作りました」と名乗り出る人まで登場し、今では否定的な意見が優勢になってしまいました。それでも「これは間違いなく、本物のオーパーツだ!」と信じる人もたくさんいます。その真偽はいかに。ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。

カブレラ・ストーン博物館(Museo Científico Javier Cabrera)

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原田慶子

ペルー・リマ在住ライター。ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。ペルーに関する情報誌等の取材協力。

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