【東京】多摩動物公園のおすすめ見どころを徹底取材!スタッフに周り方も聞いてみた!

多摩動物公園

東京都日野市にある多摩動物公園。多摩丘陵の豊かな自然を活かした開放的な雰囲気の動物園です。日本でも屈指の広さを誇る広大な園内で、300種を超える動物たちがのびのびと暮らしています。
今回はそんな人気スポットを徹底取材してきました!

目次

<1. 多摩動物公園ってどんなところ?>

<2. 多摩動物公園へのアクセス>

<3. 多摩動物公園の見どころ>

<4. 多摩動物公園のふれあいコーナー:どんぐり広場>

<5. 多摩動物公園をもっと楽しむ方法:ライオンバス・シャトルバス>

<6. 多摩動物公園のイベント情報>

<7. 多摩動物公園のショッピング(お土産)情報>

<8. 多摩動物公園のグルメ情報>

<9. 多摩動物公園をまわる所要時間と混雑情報>

1. 多摩動物公園ってどんなところ?

多摩動物公園は、上野動物園の分園として1958年に誕生しました。広大な敷地を活かし、動物たちが自然に近い環境で暮らせるよう随所に工夫が凝らされています。園内を歩いていると、まるで自然の森の中にいるような不思議な気分に!

オランウータンがロープを渡る姿を見られる「オランウータンのスカイウォーク」や、日本ではここでしか見られないめずらしい動物の展示など、見どころもいっぱいです。そんな多摩動物公園の楽しみ方を徹底取材してきました。

2. 多摩動物公園へのアクセス

多摩動物公園へのアクセスは、車か電車の利用が便利です。車で向かう場合は、中央自動車道「国立府中IC」から20分ほど。多摩動物公園には駐車場がありませんが、すぐ近くに有料の駐車場がいくつかあるので駐車に困ることはありません。ただし、ゴールデンウィークや秋の行楽シーズンは周辺の駐車場が混み合うため、時間に余裕を持って出かけるようにしましょう。

都内から電車で向かう場合は、「京王線」か「多摩モノレール」を利用します。どちらも時間はあまり変わりませんが、交通費を抑えたいなら新宿駅から京王線を利用するほうがオススメ!新宿から京王線に乗って約30分、高幡不動駅で京王動物園線に乗り換えます。

高幡不動駅

高幡不動駅に着いたら、動物たちのイラストが描かれた電車が!この電車に乗って多摩動物公園へ向かいます。

電車の中

電車の中にも動物たちがたくさん! 子どもたちがいたら大はしゃぎですね。

多摩モノレール乗車券

なお、多摩モノレールを利用する場合は、多摩モノレール一日乗車券と多摩動物公園入園整理券がセットになったセット券(1,000円)がおトク。多摩モノレール各駅の券売機で購入できますよ。

3. 多摩動物公園の見どころ

入り口

多摩動物公園は、日本でも有数の大きな動物園。その広さはなんと東京ドーム11.2個分!歩きやすい服装で向かうのがオススメです。また、開園時間や動物たちの展示時間は時期によって異なる場合もあるため、事前にホームページで調べておくとスムーズですよ。

エントランス

エントランスには、その日のイベントや見どころが掲示されています。お目当てのイベントやガイドツアーをチェックして、1日のスケジュールをざっくり決めておきましょう。

園内ガイド

広い園内で迷子にならないように、園内ガイドも必ず受け取りましょう。

園内は「アジア園」「オーストラリア園」「アフリカ園」「昆虫園」の4エリアで構成されています。どのエリアもそれぞれの特徴を活かした工夫が施され、見どころ満載です。アジア園から順に詳しく見ていきましょう。

3.1 アジア園の見どころ

アジア園

エントランスを入ってすぐの場所にあるのがアジア園。園内で最も大きなエリアです。ニホンザルやウマなどの馴染みの深い動物から、アジア各地に住むトラやレッサーパンダなど人気の動物たちがたくさん暮らしています。

【注目の動物その1:インドサイ】

インドサイ
エントランスからまっすぐ進んだ場所にいるのがインドサイ。鎧のような硬い皮膚に覆われた大きな体が迫力満点!陸上ではゾウの次に体が大きいと言われています。

草を食べるインドサイ

草を食べたり、水を浴びたりと自由気ままに過ごすインドサイ。同じ敷地内にはインドガンという鳥も暮らしています。

水にいるインドサイ

暑い季節は体を冷やすために水に入っていることが多いのだとか。水の中で涼しげに過ごす姿を見ていると、ほのぼのとした気分に。

【注目の動物その2:アジアゾウ】

アジアゾウ

アジア園をさらに奥に進んだところにいるのがアジアゾウ。南アジアの森や草原に暮らす陸上で最大級の動物です。

多摩動物公園では、アジア園に暮らす「アジアゾウ」とアフリカ園に暮らす「アフリカゾウ」の2種類のゾウに出会うことができます。アフリカゾウに比べると、アジアゾウは丸いフォルムが特徴なのだそう。

丸いフォルム

コロンとした体の形がカワイイと、女性や子どもに人気!

穏やかな性格

穏やかな性格のアジアゾウ。表情もどことなく優しい雰囲気ですね。

【注目の動物その3:トラ】

トラ
多摩動物公園にはたくさんの動物の親子たちが暮らしています。アジア園に住むトラの親子もその一種。まだ小さい子トラをひと目見ようと、多くのファンが訪れます。

子トラのショウヘイ

こちらは子トラの「ショウヘイ」。小さな体がとってもキュート!

子トラの表情

あどけなさが残る表情に、来園者たちはメロメロに!

親トラ

一方こちらは親トラ。悠然と佇む姿がなんともカッコイイ!

【注目の動物その4:ボルネオオランウータン(オランウータンの森、スカイウォーク)】

オランウータン

アジア園の最も奥に住んでいるのがボルネオオランウータン。ボルネオ島の熱帯の森で暮らす類人猿です。ほとんどの時間を木の上で過ごすというだけあって、木に登ったり、ロープを渡ったりするのが大得意!身軽で軽快な枝渡りの様子をじっくり観察することができます。

フランジ

左右に顔が広がった「フランジ」は、強いオスのオランウータンだけに見られる特徴なのだそう。大好きなバナナを頬張って、ご満悦の様子ですね。

そして、多摩動物公園のイベントの中でも特に人気なのがオランウータンの「スカイウォーク」!1日に一度、オランウータンたちがロープをつたって「オランウータンの森」へ移動するのを見ることができるのです。

スカイウォーク

ロープの高さは約15メートル!スイスイと上手に渡る子オランウータンの姿に、来園者からは歓声が上がります。

高台からの眺め

少し離れた高台から眺めるのもオススメ!いろいろな角度からスカイウォークを楽しんでみてくださいね。
※冬季は寒さのため休止

【注目の動物その5:ユキヒョウ】

ユキヒョウ

オランウータンのスカイウォークを後にして、さらにアジア園を進んでいくと、多摩動物公園の人気者、ユキヒョウが登場です。通常のヒョウに比べて色が薄く、フサフサとした美しい毛並みが特徴です。

2008年に三つ子のユキヒョウが誕生して以来、その人気はますます高まり、今ではユキヒョウに会うために毎週のように通うファンもいるほど。その美しい姿を写真におさめようと、大きなカメラを持ったファンたちが詰めかけます。

岩の上で鳴く

お腹を空かせているのか、落ち着きなくウロウロと歩きまわったり、岩の上で鳴いたり。いろんな表情を見せてくれます。

見つめる表情

何かをじっと見つめるユキヒョウ。凛とした表情が美しい!

【注目の動物その6:タイリクオオカミ】
 
タイリクオオカミ

アジア園のやや小高い場所にある「アジアの平原」には、オオカミが暮らしています。かつては日本にも生息したそうですが、20世紀初頭に絶滅。多摩動物公園ではヨーロッパで暮らすタイリクオオカミを観察することができます。

木陰で休み中

オオカミの放飼場に到着したけれど、オオカミが見当たらない......と思ったら、木陰でお休み中。日中はこのように眠っていることが多いそうです。

起きているオオカミに会いたいなら、オオカミ達を入れ替えるお昼過ぎか、オオカミ舎に戻す夕方頃がチャンスと聞き、お昼過ぎに再挑戦してみました。

歩き回るオオカミ

起きていました!餌を探しているのか、クンクンと匂いを嗅ぎながらあちこちを歩きまわっています。

オオカミの遠吠え

少し離れた場所からは、オオカミが遠吠えする姿も見ることができました。一匹が吠え始めると、仲間のオオカミ達も吠え始め、あたりには遠吠えが響き渡ります。

3.2 オーストラリア園の見どころ

オーストラリア園

アジア園を見終えたら、次はオーストラリア園へ!コアラやカンガルーなど、オーストラリアに住むさまざまな動物たちに出会うことができるエリアです。

【注目の動物その1:コアラ】

コアラ
オーストラリアといえば、やっぱりコアラ!ぬいぐるみのような愛らしい姿が魅力で、大人から子供まで幅広い世代に愛されています。

コアラ館

アジア園から坂道を抜けて歩いていくと、コアラ達が住む「コアラ館」が見えてきます。

睡眠時間20時間

ほとんどの時間を寝て過ごすそうで、睡眠時間はなんと1日20時間!起きている姿を見られたらラッキーかも。

あくびをするコアラ

この日も、起きている姿を見られたのは一瞬だけ。あくびをしたと思ったら......。

眠るコアラ

眠ってしまいました。丸くなって眠る姿もかわいい!

【注目の動物その2:アカカンガルー】

アカカンガルー

コアラ館を出て、次に向かったのは「カンガルー園」。オーストラリアの熱帯の乾燥した草原に住むアカカンガルーたちを観察することができます。

カンガルー園

アカカンガルーは群れをつくって暮らす動物。多摩動物公園では、自然界と同様に動物たちが群れで暮らせるように工夫が施されています。

食後のカンガルー

食事を終えたばかりのアカカンガルーたち。のんびりくつろいでいます。

カンガルー親子

カンガルー親子の姿も!母カンガルーのお腹のふくろに顔を突っ込んでお乳を飲むシーンを見られて、感激です。

【注目の動物その3:タスマニアデビル】

タスマニアデビル

オーストラリア園の目玉の一つが「タスマニアデビル」。かつてはオーストラリア全土に生息していましたが、駆除や生態系の変化、伝染病の流行により絶滅の危機に瀕しているのだとか。現在は、タスマニア島のみで生息し、日本でタスマニアデビルに会えるのは多摩動物公園だけなのだそうです。

「タスマニアの悪魔」という名前から、どんな恐ろしい姿なのかと身構えていると......。

タスマニアの悪魔

現れたのはこんなにもかわいい姿の小動物。名前とのギャップが凄まじい!

走りまわる姿

敷地内をちょこちょこと走りまわる姿に、すっかり魅了されてしまいました。

こんなかわいい動物なのに、どうして「タスマニアの悪魔」だなんて名前を付けられてしまったのでしょう?不思議に思って調べてみると、夜行性で黒い体をしていることや、動物の死体を集団で食べる習性があること、また集団で餌を食べるときに発する鳴き声が恐ろしいことから、このような名前で呼ばれることになったそう。

名前の由来

顎の力がとても強く、動物の骨などもバリバリと噛み砕いてしまうのだとか。デビルと呼ばれるのが少し理解できた気がします。

3.3 アフリカ園の見どころ

アフリカ園

続いてやってきたのは、動物園の人気者たちがたくさん住む「アフリカ園」。チンパンジーやキリン、ライオンなど人気の動物たちが、群れをなしてくらしています。

【注目の動物その1:チンパンジー】

チンパンジー

オーストラリア園からアフリカ園へ向かうと、最初に見えてくるのが「チンパンジーの運動場」。チンパンジーたちが遊具で遊んだり、餌をとって食べたりするのを間近で観察することができます。

人工のアリ塚

ヒトに最も近いと言われるチンパンジー。なにやら人工のアリ塚に詰め寄っています。なんと、木の枝を上手に使って中のジュースを舐めているのだそう!

子チンパンジー

母チンパンジーにしがみ付く子チンパンジーの愛くるしい姿も!

チンパンジー舎

チンパンジー舎の中では、ごぼうを味わうチンパンジーの姿も見られました。この距離で見られるなんて!

【注目の動物その2:キリン】

キリン
さらにアフリカ園を進むと、たくさんのキリンたちが見えてきました。広大な敷地でのびのびと暮らしています。

子キリン

群れの中に子キリンたちの姿も発見!足を曲げて地べたに座るのは、子キリンたちの特徴なのだそう。

キリンの食事タイム

食事タイムになると、キリンたちが餌を食べる姿を間近で見ることができます。

顔に餌が付いている姿

餌を食べ終えた直後のキリン。顔じゅうに餌が付いている姿を見るとついつい笑ってしまいそう!

【注目の動物その3:アフリカゾウ】

アフリカゾウ

アフリカ園の端っこのエリアに住んでいるのが、アフリカゾウ。メスは3〜4トン、オスは5トン以上にもなる陸上で最も大きな草食動物です。アジアゾウに比べると大型で気性が激しく、国内での飼育例もあまり多くありません。

最も大きな草食動物

無骨な雰囲気が漂うアフリカゾウ。アジアゾウと比較してみるとその違いは一目瞭然です。

【注目の動物その4:ライオン】

ライオン

ついにやってきたのは、動物園の人気者「ライオン」!多摩動物公園のライオンといえば、ライオンが住むエリア内をバスに乗って進む「ライオンバス」が有名ですが、残念ながら現在は改修工事中。サファリ橋下の仮設放飼場でライオンたちを見ることができます(※2019年6月時点)。

メスのライオンたち

メスのライオンたちがのんびりとお昼寝中です。時折、顔を上げて来園者の方をじっと見つめることも!

百獣の王

「百獣の王」と呼ばれるだけあって、凄みのある表情!思わず怯んでしまいそうです。

【注目の動物その5:サーバル】

サーバル

メディアで紹介されたのをきっかけに、いま人気急上昇中なのが「サーバル」。アフリカのサバンナに生息するネコ科の動物で、強力な瞬発力とジャンプ力を持つ動物です。赤ちゃんサーバルが生まれた直後は、一目見ようとサーバル舎に連日行列ができたほどの人気ぶり!

ネコ科の動物

茂みから何かを狙っている様子のサーバル。他のサーバルとじゃれ合う様子も見られました。

ネコのような見た目

ネコのような見た目ですが、長い耳や体の模様がサーバルならではです。

【注目の動物その6:チーター】

チーター

サーバルの隣の敷地に暮らしているのが「チーター」。時速100キロ以上で走ることができる肉食動物です。サーバルに勝るとも劣らない人気で、こちらも赤ちゃんチーターが生まれた直後は連日多くの人が列を作りました。

歩きまわるチーター

お腹が空いているのか、落ち着きなくウロウロと敷地の中を歩きまわるチーター。

目の前に迫るチーター

チーターが目の前に迫ることも!表情までわかるほどの距離で見られるなんて感激です。

3.4 昆虫園の見どころ

昆虫園

最後に向かったのは、蝶などの昆虫たちが暮らす「昆虫園」。昆虫といえば、毛嫌いする人も多そうですが、多摩動物公園の昆虫園では年間を通して美しい蝶やめずらしいさまざまな昆虫たちを見ることができます。虫が苦手という方にもぜひ足を運んでもらいたいスポット!

昆虫生態園

昆虫生態園は、上から見ると蝶が羽を広げた形になっているそう。

昆虫ユートピア

大温室「昆虫ユートピア」に一歩足を踏み入れると、そこは数々の蝶が舞うきらびやかな世界。

美しい色の蝶

美しい色の蝶が蜜を吸う姿を間近で観察することができます。

昆虫園本館

昆虫園本館の見どころはハキリアリ。地中の様子もしっかりと観察することができます。

コノハムシ

こんな昆虫も発見!パッと見ると木の葉にしか見えませんが、実は昆虫なのです。

蝶の標本

蝶の標本も展示されています。昆虫が苦手な人も、これなら楽しめそう!

グローワームの洞窟

そして、見逃せないのが「グローワームの洞窟」。光がほとんど入らない暗室でヒカリキノコバエの幼虫の発光の様子が観察できます。

3.5 ウォークインバードケージの見どころ

バードケージ
多摩動物公園の広い敷地内には、まだまだ見どころがたくさん!ウォークインバードケージもその1つ。たくさんの鳥たちが飼育されているケージ内に入って、鳥類を間近に観察できる施設です。

鳥類を観察できる施設

豊かな自然の中に設けられたウォークインバードケージ。

クロツラヘラサギ

ケージ内では、鳥たちが自由に飛び交っています。目の前の木にはクロツラヘラサギが。

横切っていく鳥たち

目の前を横切っていく鳥たち。とにかく「近さ」に驚きます。

インドクジャク

なんとインドクジャクも!運が良ければ目の前で羽を広げて見せてくれることもあるそうです。

3.6 モグラのいえの見どころ

モグラのいえ

もう1つ、多摩動物公園ならでは展示が楽しめるのが「モグラのいえ」。アジア園の中心部のやや奥まったところにあるので、見逃さないように注意が必要です。

ウッドハウス

「モグラのいえ」と書かれたウッドハウスを発見!

11頭のモグラ

「11頭のモグラがいます」との説明が。一体どこに......?

頭上を走るモグラ

と思ったら、頭の上にいました!カサカサっという音を立てながら、忙しく走りまわっています。

4. 多摩動物公園のふれあいコーナー:どんぐり広場

どんぐり広場

ヤギやモルモットたちが暮らす「どんぐり広場」では、子どもたちに大人気のイベント「モルモットのふれあい」を楽しむことができます。

ふれあいコーナー

どんぐり広場にはたくさんのヤギやモルモット、ウサギたちが暮らしています。

餌を食べるヤギたち

黙々と餌を食べるヤギたち。一頭一頭名前が付けられているそう。

整理券

「モルモットのふれあい」に参加するためには、整理券が必要です。多摩動物公園に入園したらまずは整理券を受け取りに行きましょう。

モルモットのふれあい

さまざまな色や柄のモルモットたちが暮らしています。一匹一匹表情が違って、おもしろい!

モルモットを撫でる

1回15分の「モルモットのふれあい」では、飼育員とボランティアの方が順にモルモットを膝の上に乗せてくれます。最初は恐る恐る撫でていた子どもたちも、次第に慣れてきた様子。

5. 多摩動物公園をもっと楽しむ方法:ライオンバス・シャトルバス

ライオンバス

多摩動物園には園内を周るバスが2種類あります。

5.1 ライオンバス

多摩動物公園のハイライトといえばやっぱり「ライオンバス」!ですが、残念ながら、2016年4月からライオンバス発着場の耐震化に伴う工事のため、現在は運行を休止しているそう。

間近にライオンを見る
<写真提供:多摩動物公園>

バスのガラス越しに、ライオンたちの姿を間近に見られるとあって、超人気!再開が待ち遠しいですね。

5.2 シャトルバス

前述した通り、多摩動物公園は東京ドーム11.2個分の広さ。歩きまわっているうちに疲れてしまいそう、という方もご安心を!園内ではシャトルバスが運行されています。65歳以上の方、身体の不自由な方、付添の方、妊娠されている方、乳幼児をお連れの方が優先とのことですが、空いていれば誰でも無料で利用することができます。

シャトルバス

乗り場にはこのサインが掲げられているので、すぐに見つけることができます。

バスの車体

バスの車体にはキリンやライオンなどの動物たちが描かれています。乗車料はなんと無料!

※悪天候の時は一時運行を休止することがあります。
※混雑時は乗り場とルートを変更、もしくは運行を中止することがあります。

6. 多摩動物公園のイベント情報

多摩動物公園に来たなら、ぜひ参加してもらいたいイベントが2つあります。

6.1 ぱくぱくタイム

1つ目は動物たちの食事シーンを見ることができる「ぱくぱくタイム」です。日によって実施する動物や時間が異なるため、その日のスケジュールをチェックして参加しましょう。

この日はレッサーパンダのぱくぱくタイムに参加してみました。時間になると、レッサーパンダ舎の周りには来園者が続々と集まって来ます。

レッサーパンダ

飼育員が餌を置くと、待ち構えていたようにレッサーパンダたちが近づいて来ます。

リンゴをかじる

リンゴをかじるレッサーパンダ。小さな手でリンゴを持ち上げては口に運んでいきます。

餌探すレッサーパンダ

1つ食べ終えると、ほかにも餌がないか探してウロウロと歩きまわります。チロっと見える舌がかわいい!

6.2 キーパーズトーク

そして、ぜひ参加してもらいたいイベントがもう1つ。飼育員が動物たちの生態や特徴を詳しく解説してくれる「キーパーズトーク」です。

キーパーズトーク

ボルネオオランウータンの生態を解説する飼育員。来園者たちは耳を傾けながら動物たちの動きに見入っています。

このほか、動物解説員が園内をじっくりと案内するガイドツアーや、ボランティアによるスポットガイドも。いずれも参加は無料です。参加方法や実施日時、テーマは日によって異なるため、ウェブサイトをチェックして参加してみてくださいね。

7. 多摩動物公園のショッピング(お土産)情報

多摩動物園のショッピング情報、お土産情報をお届けします。

7.1 ギフトショップ「コレクション」

ギフトショップ

多摩動物公園を満喫したら、帰る前にお土産もぜひチェックしたいところ。正門のすぐそばにあるギフトショップ「コレクション」では、多摩動物公園ならではのグッズを手に入れることができます。

コレクション

正門のすぐそばにあるので、帰り際に立ち寄るのにも便利!

タスマニアデビル商品

タスマニアデビルに会えるのは日本で多摩動物公園だけとあって、ぬいぐるみやTシャツなどのグッズが大人気だそう。

レジャーシートなど

レジャーシートや日焼け止めなど、動物園の必需品もそろっているので、安心です。

8. 多摩動物公園のグルメ情報

続いて、多摩動物公園内のグルメスポットをご紹介!多摩動物公園内のグルメスポットは全部で3箇所。順にご紹介します。

8.1 ZOO CAFÉ(ズーカフェ)

ズーカフェ

正門を入って左手にあるのが「ZOO CAFÉ(ズーカフェ)」。案内所のあるウォッチングセンターに併設されたカフェで、園内観覧の前や帰り際に立ち寄るのにとても便利なカフェです。

オープンテラス

天気の良い日にはオープンテラスがオススメ!動物や鳥たちの鳴き声を聞きながら、食事を楽しむことができますよ。

ケーキワッフルソフト

ケーキやワッフルソフトなどのスイーツも充実!ドリンクパッケージには動物たちが描かれています。

8.2 コアラ下売店

コアラ下売店

オーストラリア園のコアラ館の下にある「コアラ下売店」では、うどんやラーメン、チャーハンなどの食事のほか、オーストラリア園ならではのお弁当を楽しむことができます。

コアラ弁当

人気の「コアラ弁当(580円)」!食べるのがもったいなくなるかわいさです。

8.3 サバンナキッチン

サバンナキッチン

アフリカ園の中心にあるサバンナキッチンは、2階建ての無料休憩所が併設されています。食事を楽しむ方はもちろん、休憩だけでも利用できるのがうれしいところ。定食やカレーライスのほか、キッズメニューも用意されていて、家族みんなで食事を楽しむことができます。

2階のテラス席

2階のテラス席は広々としていて、とっても気持ちいい!

テラス席からの眺め

テラス席からは、キリンやペリカンたちがのんびりと過ごす姿を見ることができます。

オムハヤシライオン

サバンナ気分を味わいたいなら「オムハヤシライオン(800円)」がオススメ!

ケニア産ビール]

ケニア産ビール「TUSKER(600円)」もおすすめ!

ベビーフードの販売

ベビーフードの販売も。授乳室も完備されているので、小さいお子さんのいるファミリーでの来園も安心です。

9. 多摩動物公園をまわる所要時間と混雑情報

見どころ満載の多摩動物公園を1日で攻略するのは至難のわざ。そこで、うまくまわるルートや上手な楽しみ方について、多摩動物公園の方にお話を聞いてみました。

まず「すべての動物を制覇したい」という方は、開園と同時に入園し、1日かけて見てまわるのがオススメだそう。

毎日11時半頃に行われる「オランウータンのスカイウォーク」やお目当ての動物の「ぱくぱくタイム」「ガイドツアー」等を見逃さないように、その日のイベントスケジュールをチェックして1日の予定を組み立てましょう。

小さいお子さんがいる場合は、「モルモットのふれあい」も楽しみたいところ!繁忙期には開園後すぐに整理券の配布が終わってしまうこともあるそうなので、朝一番に整理券を入手しておきましょう。

「お目当ての動物だけは絶対に見たい」という方は、エリアを絞って見てまわるのがオススメだそう。朝一番はどの動物も比較的元気に動きまわっていることが多いので、開園したら最初にお目当ての動物を見に行きましょう。

お目当ての動物を無事に観察できたら、同じエリアの動物を中心に見てまわると比較的短時間で複数の動物たちを観察することが可能です。

なお、ゴールデンウィークや春休み、秋の行楽シーズンには混雑することもありますが、敷地が広いためそれほど混雑を感じることはないそう。また、さまざまな角度から動物たちが眺められるよう工夫が施されているため、ハイシーズンでも十分に楽しむことができますよ。

ウォッチングセンター

より一層多摩動物公園を楽しみたいなら、ウォッチングセンターの活用しましょう!

動物新聞

ウォッチングセンターの案内所では、動物たちの見どころやニュースがわかる「動物新聞」や書き込み式の「かんさつシート」、各国語のパンフレットなどが用意されています。

かんさつシート

書き込み式の「かんさつシート」は、「しぐさシート」と「からだシート」の2種類。

動物の特徴やしぐさ

シートにそって動物を観察すれば、自然と動物の特徴やしぐさが見えてきます。

授乳室も完備

授乳室も完備されていて、ママも安心!

魅力満載の多摩動物公園。ここでは紹介しきれなかった見どころがまだまだたくさん!ぜひ実際に訪れて楽しんでみてくださいね。最後に多摩動物公園の基本情報をまとめます。

多摩動物公園の基本情報

  • 住所:東京都日野市程久保7-1-1
  • 営業時間:9:30~17:00
    ※動物の健康管理上、16時をすぎると見られなくなる動物がいます
    ※開園時間は変更することがあります。詳細はホームページをご覧ください
  • 料金:一般600円/中学生200円/65歳以上300円
    ※小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料です。中学生は生徒手帳を持参してください
    ※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、その付添者(原則1名)は無料です。
    ※65歳以上の方は、年齢の証明となるものをお持ちください
  • 団体割引(20名以上):一般480円/中学生160円/65歳以上240円
  • 年間パスポート:一般2,400円/65歳以上1,200円
  • アクセス
  • 電車の場合
    【新宿駅から】
    ・京王線「高尾山口」「京王八王子」方面行きの特急か準特急電車に乗車、高幡不動駅下車。多摩動物公園行きに乗り換えて多摩動物公園駅下車(約40分)
    ・JR中央線「高尾」「八王子」「青梅」方面行きの特別快速か快速電車に乗車、立川駅下車。多摩都市モノレールに乗り換え、「多摩センター」行きに乗車、多摩動物公園駅下車(約50分)
    【橋本駅から】
    ・京王相模原線「新宿」「調布」方面行きに乗車、多摩センター駅下車。多摩都市モノレールに乗り換え、多摩動物公園駅下車(約20分)
    【羽田空港から】
    ・「立川駅」行き直通バスに乗車。多摩都市モノレールに乗り換えて「多摩センター」行きに乗車、多摩動物公園駅下車(約85~125分)
  • 車の場合
    ・国立府中インター(中央道)から約15分(約6km)
    ・八王子インター(中央道)から約30分(約12km)
    ・あきる野インター(圏央道)から約40分(約17km)
  • 駐車場:なし
    ※多摩動物公園には一般用の駐車場がありませんが、周辺にある有料駐車場がご利用になれます。料金は駐車場により異なりますが、乗用車は一日あたり500円から1,500円程度です(駐車料金は曜日やシーズンなどで変わります)
  • 定休日:水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合は、その翌日が休園日)/年末年始(12月29日~翌年1月1日)
    ※一部の水曜日は開園することもあります。詳細はホームページをご覧ください
  • 無料公開日:みどりの日(5月4日)/開園記念日(5月5日)/都民の日(10月1日)
    ※老人週間(9月15日~21日)期間中の開園日は60歳以上の方の入場無料です(付添者1名も無料)
  • 授乳室:園内4箇所に設置(ウォッチンセンター、昆虫園本館、コアラ下売店休憩所、アフリカ園無料休憩所)
  • HP:多摩動物公園

※記事内の情報は2019年6月取材当時のものです。期間限定の情報もありますので、最新情報は公式HPをご確認ください

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大野佑香

浅草在住の旅ライター。旅先で見つけた絶景や穴場スポット、ご当地グルメを発信中。最近の心に残った旅は「都内銭湯巡りの旅」「バワ建築を巡る旅スリランカ」「托鉢の残る世界遺産の街ルアンパパーン」。

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