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駄菓子の原点として知っていただきたい山形・鶴岡の梅津菓子舗

2024年8月、久しぶりに訪問したところ閉店していました。残念です。
目次
山形県鶴岡市は「ユネスコ食文化創造都市」
山形県鶴岡市は日本で唯一の「ユネスコ食文化創造都市」に認定されています。官民一体となって「食の理想郷」を目指して努力されています。
僕の記事の中でも時折、出てくる鶴岡の「食」ですが、今回は『駄菓子』について紹介したいと思います。
紹介するのは梅津菓子舗
鶴岡に来る(帰る)と、必ず宿泊する農家民宿。僕が鶴岡でお土産として何を買うと良いかと相談したところ「梅津菓子舗」を紹介してくれました。鶴岡には老舗の和菓子屋がいくつかありますが、駄菓子の老舗というと「梅津菓子舗」なのだそうです。
それでは梅津菓子舗に行ってみましょう!
店は鶴岡市中心部から徒歩5分くらいのところにあります。駐車場は1台分しかないので観光駐車場から歩いていきます。途中、「鶴岡ホテル」のレトロな建物が見えてきます。
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看板もレトロですね。
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店は路地裏にあります。ナビでは正確に案内してくれますが、曲がるタイミングを逃してしまいそうな細い路地です。
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通りから路地へ入り、50mほど進むと右側に店が見えてきます。※駐車場は店舗隣に1台分のみ
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正面から。いかにも駄菓子屋という雰囲気を醸し出していますね。
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店の2階に目を向けるとなにやら人形が数体...。これはディスプレイなのでしょうか(笑)。
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店に入ると、「大福帳(昔の帳簿です)」が掛けられています。ガラスの器や量りなども置いてあります。江戸時代から続く菓子店だけに店内は歴史を感じます。
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昔、使っていた看板でしょうね。『鶴岡駄菓子』と書いてあります。
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店のおばちゃんが出てきてお菓子の説明をしてくれます。店内に置いてある駄菓子を見てください!何か違うと思いませんか?ガムや飴はありません!
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私が子供の頃に通った駄菓子ではありません。たぶん、自分の両親が通った頃の駄菓子屋の雰囲気ではないかと思います。
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お饅頭...。
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まさに駄菓子屋の原点ではないでしょうか!
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すべてこの店の手作りです。色も形もふぞろい...。でも100%手作りの駄菓子がここにあります!
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僕の父方の実家も祖母が亡くなるまで、駄菓子屋をやっていたので、片隅にこの手の駄菓子も売っていたのを覚えています。でも、このような駄菓子を売っている店はもう数少ないのでしょうね。
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僕が買った駄菓子
元祖といわれる「からからせんべい(7個入り432円)」です。2袋買いました。ビニールに入っています。
『甘いせんべいを割ると中からおもちゃが出てきます。何が入っているかはお楽しみです。振ると「からから」と音が鳴ることから1950年前後(昭和20年代)に当店で名付けられました。昔は土で出来た人形やブリキのおもちゃなどでした。その時代により中身も変わっております。【公式サイトより引用】
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中に入っている「からからせんべい」はこんな感じ。原材料は、小麦と砂糖だけです。添加物は一切入っていません。すべて自家製です。
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手作りだから形もバラバラです。紙をはがして少し割ってみると中から白い物が出てきました。
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白い物を開けるとブリキのスポーツカーが出てきました。子供用のおもちゃが入っています。
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中身の物はすべて違うものが入っているみたいです。
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1袋に「からからせんべい」が7個入っていまいた。中身の物はこんな感じです。
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元々は中のおもちゃはじかに(紙に包まず)入れていたそうですが、衛生面を考慮してから紙やビニールに包んで入れるようになったそうです。
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味は、調味料や添加物の味に慣れた現代人には少しあっさりしていますが、とても美味しくいただきました。ただし、ボロボロと割れやすいので、持ち運びには注意が必要です。僕もお土産にと買って帰りましたが、半分近く割れてしまって配ることができませんでした...。
最後に
鶴岡には美味しいものがたくさんあります。出羽三山観光の折に、ぜひ「食」も注目してくださいね!
※当記事は、2019年8月現在のものです。訪問の際は必ず確認してください。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























