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上海の最新トレンドが集結!ショッピングモールに足を運んでみよう

記事投稿日:2019/08/03最終更新日:2019/08/03

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中国最大の商業都市である上海には、「買う・食べる・遊ぶ」が満喫できるショッピングモールが市内のあちらこちらにあります。既に多くの大型ショッピングモールがありますが、更に毎年のように新しいショッピングモールがオープンしていて、商業施設間の競争も年々激しくなっています。

ショッピングモールはそれぞれが何らかの特徴を打ち出さないと集客が難しい時代になっており、世界のトレンドに目を光らせて、「中国初」、「上海初」、「最新」、「最大」を打ち出す戦略を図っています。

この状況はいわばショッピングモールが最新トレンドの宝庫になっているとも言えます。今回は、中国・上海の「今」がわかるショッピングモールをご紹介します。筆者が行って印象に残った、近年開業したショッピングモールと今後オープンを控えている注目のショッピングモールもご紹介します。

目次

地下鉄直結で超便利!老若男女、誰もが楽しめる「世紀匯広場」

世紀匯(シージーフイ)広場は2018年6月にオープンした地下鉄「世紀大道駅」に直結する大型ショッピングモールです。

世紀大道駅は浦東の観光スポット・東方明珠タワー(https://tabicoffret.com/article/75878)やオフィスビル群のある陸家嘴エリアからも近く、地下鉄2号線・4号線・6号線・9号線が乗り入れていて交通アクセスがとても便利な駅です。

レトロ上海を再現・地下2階「1192弄老上海風情街」が熱い!

世紀匯広場の目玉スポットが、多くの人で賑わう、地下2階(モールの階数表示ではLG2)にある「1192弄老上海風情街」です。「1192弄」は世紀匯広場の住所である世紀大道1192号にちなんでいます。「弄」は中国語でノンと発音しますが、上海ではロンと発音され、「番地」や「丁目」の意味で住所表示に用いられます。又、細い小道や路地を意味し、一昔前の集合住宅は「弄堂(ロンダン)」と呼ばれます。「1192弄」は、さしずめ「1192丁目」といったところでしょうか。

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租界時代華やかかりしころの1930年代の上海の街並みを再現したこのスポットは、フロア全体がオールド上海の雰囲気を味わうことのできるグルメストリートになっていて、上海及びその周辺エリア・また中国で人気&有名な小吃(軽食)店が軒を連ねています。

「ここへ行けば上海ご当地グルメが一度に味わえる!地下鉄駅降りてすぐにあるフードコート(https://tabicoffret.com/article/74510/)」でも紹介した、ミシュランの星一つ評価獲得の生煎(焼小籠包)店「大壺春」や、

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上海の古鎮・七宝エリアで有名な「七宝老街湯圓店」といった老舗を始め、

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多くのショッピングモールに出店して人気を集めている「我是主餃(水餃子専門店)」や「阿甘鍋盔(鍋に貼り付けて焼く薄いお焼きのお店)」

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などがテナントに入っています。その他にもいろいろな小吃が集結しているので、ぶらぶら歩きながらお店をハシゴするのもオススメです。

大荷物を持ったシニア世代が行く先は!?そこかしこに写真映えする撮影スポットが!

また、このフロアのアピールポイントは「食」だけに留まりません。

路面電車や人力車、石庫門を再現した街並みは、格好の撮影スポットにもなっています。路面電車は実際に走行するため、時間が合えば路面電車に乗ることもできますよ。

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こちらは特に地元の50・60代の世代にとても人気の場所になっていて、チャイナドレスや化粧品などの小道具を一式持参し、近くで着替え&お化粧をして撮影に臨む人も。中国ではここ数年でスマートフォンが爆発的に普及し、加えて、スマホに搭載されているカメラの性能が向上して、この世代の人たちも気軽に、素敵な写真が撮れるようになっています。撮った写真はもちろん中国人御用達SNSである微信(wechat・中国版LINE)でシェアします。中国の50・60代は日本と同様に、人口ボリュームが大きく、生活に比較的余裕があるため、みんなとっても元気。あちこちでグループで撮影を楽しむ姿を目にします。

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もちろん若い世代の人たちも写真撮影を楽しんでいます。あなたも「1192弄老上海風情街」に来たら食に、写真撮影に、とことん楽しんでみてください。

世紀匯広場「1192弄老上海風情街」

  • 所在地:浦東新区世紀大道1192号「世紀匯広場」地下二階
  • 交通:地下鉄2、4、6、9号線 世紀大道駅直結

まだ発展途上、だけど今後が楽しみな「興業太古匯」

最近開業したショッピングモールで筆者が注目しているのが、上海の中心部にほど近い場所にある「興業太古匯(シンイエ タイグーフイ)」です。

筆者がここを注目している理由は、上海初・中国初進出のブランドが多いこと(計合わせて26ブランド)。そして日本人にお馴染み、または人気があるお店が複数入店している点です。

日本人アテンドにも使えるレストランと言えば、台湾発のショウロンポーレストラン・鼎泰豊(ディンタイフォン)です。中国旅行にはアツアツの肉汁が滴るショウロンポウは外せない!という方も多いと思いますが、鼎泰豊のショウロンポーは期待を裏切らない、味とサービスで日本人観光客にも人気です。鼎泰豊は上海市内に現在9店舗展開しており、こちらが一番新しい店舗になります(※2019年6月現在)。

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同じフロアには、こちらも台湾発・パイナップルケーキで有名な微熱山丘(サニーヒルズ)も入店しています。

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同じ敷地内に過去記事「上海最新観光スポット!世界最大規模のスターバックス・リザーブ・ロースタリー」(https://tabicoffret.com/article/75487/)で紹介した世界最大規模のスターバックスコーヒーがあります。こちらも是非とも立ち寄りたいところです。

その他日本ブランドではSONOKO、オニツカ、JINSなどが入店しています。

その他興業太古匯の見どころ

【1. 数々のイベント】

興業太古匯のコンセプトは中国語で「愛混敢嗲(Dare for More)」。日本語では「『もっと』にチャレンジする」といったニュアンスがあります。開業以来、様々なブランドがこちらでイベントを実施しており、食事や買い物を楽しむ、ショッピングモールとしての機能だけでなく、文化、芸術、流行の情報発信地にもなっています。

筆者が訪れた時は、芸術文化祭が開かれた直後だったのですが、その名残でモール内に何箇所かアップライトピアノが置かれていました。こんなふうに仲良くピアノを弾くカップルも。

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今後の数々のイベントやショーでどんな情報を発信してくれるのか、とても楽しみです。

【2. 歴史ある洋館】

モール敷地内の南端には趣のある洋館が建っています。

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興業太古匯ができる前、この地はたくさんの石庫門(昔の集合住宅)が立ち並ぶ「大中里」と呼ばれる集合住宅でした。興業太古匯の開発で集合住宅は取り壊されてしまったのですが、開発エリア内に建っていたこの洋館は修復保存されました。この洋館は1920年築。当時ドイツとの顔料の貿易を手掛けた商人兄弟の邸宅で、当初は同じ建物がもう1棟隣り合ってあり、兄弟がそれぞれ住んでいたという事です。興業太古匯の開発時には、現在地まで建物を丸ごと57m移動させ、8年の歳月をかけて修復を施しました。ドイツ風の洋館なものの、江南エリア(上海や江蘇省一帯のエリア)の伝統的な建築の流れを感じる建築様式が見られたりと、華洋折衷様式が特徴です。

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興業太古匯の開業とともに、「查公館」の名称でオープンし、海外ブランドの発表会やファッションショー、各種イベントに使用されています。また「查公館」の「查」とは興業太古匯の開発を手掛けた香港・興業グループの創始者・查済民の姓から取っており、内部には查済民氏の生い立ちや業績についての展示もされています。通常は非公開で、イベント開催時のみ内部を見学することができます。

【3. 空中庭園】

同じく、まだ未開発なままになっているのが、屋上にあるルーフガーデンです。筆者が行った時は誰も人がほとんどおらず、立ち入り禁止なのかと思ったほど。ここは夕方や夜の景色がオススメですね。筆者が行ったのは夕方5時頃ですが、周囲はこのように見渡せました。夜なら付近のビルやマンションの灯でまた違った風景が拝めそうです。夜9時まで開放していますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

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開業間もないため一部未開放です。スターバックス側(北側)のエレベーターからのみ4階の庭園に上がれます。

興業太古匯アクセス

筆者が注目する、今後上海で開業予定のショッピングモールはこちら!

先日あるレポートで読んだのですが、2019年に上海で開業予定のショッピングモールは実に33ヶ所もあるのだそうです。相変わらずすごい勢いですよね。その中でも特に注目したいショッピングモールをピックアップします。

バビロンの空中庭園をイメージ!?「天安・千樹/古巴巴比伦」

「天安・千樹/古巴巴比伦」は上海北部を流れる蘇州河沿いに建設中の大型ショッピングモールです。このショッピングセンターの特徴はその外観。

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建物が山のように積まれ、その合間に木が植えられています。当初ここにショッピングモールができることを知らなかった私は、初めてこの外観を見たときの反応は「何コレ?」と驚きました。後日このショッピングモールの完成予想図を見たとき、すごい建物を作ろうとしてるんだと感心してしまいました。ネットでは通称、「魔都版『バビロンの空中庭園』(※魔都は上海の俗称)」とも呼ばれていて、イギリス人設計士によるインパクトの強い外観は、文化と自然の二重遺産だと評価されています。

このエリアは、かつて日本資本の大型紡績工場である「在華紡」があった、日本とも関係ある歴史的意義が深い場所でもあります。筆者夫の祖母がその工場で働いていたこともあり、個人的に興味をひかれるショッピングモールです。

また敷地内には、中国を代表する資本家として有名な栄氏(こちらの記事で紹介したhttps://tabicoffret.com/article/76115/PRADA栄宅の主人・栄宗敬氏)が経営した、「福新麺粉」工場や倉庫が4棟あり、ショッピングモールオープン後には修復されたこれらの建物も公開されるとのことです。先日見に行った時はトラックが出入りする入口が開いていて、建物の写真に収めることができました。今後どのようにリノベーションされていくのかとても楽しみです。

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なお、ショッピングモールの公式名称が「天安・千樹」と付けられたのは、植えられている木の数が1,000本になるからだとのこと。2019年のオープンを目指して工事が進められています。

「天安・千樹/古巴巴比伦」アクセス

  • 所在地:普陀区莫干山路×昌化路
  • 交通:地下鉄3・4号線中潭路駅、または13号線江寧路駅が最寄り
  • 開業見込み:2019年下半期オープン予定

以上、上海の最新トレンドを実感できるショッピングモールの紹介でした。

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