ここへ行けば上海ご当地グルメが一度に味わえる!地下鉄駅降りてすぐにあるフードコート

こんにちは!上海に観光に来てぜひとも楽しみたい上海ご当地グルメ。でも土地勘のない場所で名店を探すのは観光客には至難のワザ。そこで、今日は上海ご当地グルメが一堂に会したフードコートを紹介します。こちらへ行けば上海ご当地グルメのハシゴができますよ。ぜひともお腹を減らして行ってくださいね!

上海市内エリア、地下鉄徐家汇駅出口出てすぐ!フードコートの場所

ご当地グルメが集まるフードコートは上海の市街地、徐家汇(地下鉄1,9,11号線)駅の10番出口出てすぐ。

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美羅城(メイローチェン・英名:Meto City)というショッピングセンターにあります。

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メトロシティは大きな球体が目印です。夜のライトアップもきれいですよ。目指すフードコート「上海弄堂 大食代」はメトロシティの6階にあります。

エスカレーター.jpg

エスカレーターを上がると、、、

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そこにはレトロ上海時代の上海の弄堂(昔の上海様式のアパート)をイメージした世界が広がっています。

支払い方法は食券。注文前に食券を購入しておきましょう。

「上海弄堂 大食代」では支払いはあらかじめチャージされた食券での支払いです。現金支払いはできません。スマホ支払いが発達している中国ですので各店舗ではスマホ支払いが可能ですが、中国のスマホ支払いに対応していない観光客の方は、自動券売機か有人の食券販売カウンターで食券を購入する必要があります。

自動券売機.jpg

↑食券販売機。购卡(カードの購入)をタップして機械に現金を入れれば食券を購入できます。50元、100元紙幣のみ入れられます。

一人あたり80元程度を見込んでチャージしておけば十分に使えると思います。カードに残った金額は有人の食券販売カウンターで払い戻しができます。

有人券売所.jpgのサムネイル画像

↑有人の食券販売所(払い戻し対応)

券売機、食券販売所は共にエスカレーターを上がったところにあります。

フードコート内には29店舗ものお店が出ています。料理のバリエーションも様々なのですが、中心は何と言っても上海ご当地グルメ。上海市民に昔から親しまれているローカルフード店がこのフードコートに一挙に出店しているのです。

フードコート内にある上海ご当地グルメのお店とその名物メニューを一挙紹介!

注目度NO.1!ミシュランも認めた「大壺春」

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上海の地元グルメの筆頭に挙げられる生煎(日本で焼きショーロンポーと称される)。その老舗と言えば必ず名前が挙がるのがこの「大壺春」です。創業は1932年です。

2017年と2018年に、この「大壺春」旗艦店がミシュランの1つ星を獲得しました。上海っ子に長らく愛されてきたレストランがミシュランを獲得したことで話題になりました。大壺春の看板メニューと言えばやっぱり生煎です。

鮮肉生煎(シエンロウ シェンジエン)4個入り 8元

大壺春の生煎はこの記事の終わりにまた紹介します。まずはフードコート内にある上海グルメを紹介していきます。

創業は19世紀。「沈大成」

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沈大成の歴史は古く創業は1875年。実に清の時代までさかのぼります。毎年春には青団(草もち)、秋には月餅(上海エリアの月餅はパイ生地に肉が入っています)を求めて、市内各店舗で多くの人が列をなすことでニュースにもなります。

このフードコートの店頭でも沈大成ブランドのお餅やパイ類が売られています。シーズンになると話題の青団や月餅が売られている事も。タイミングが良ければ長蛇の列に並ばなくとも名店の味を楽しめるかもしれません。

沈大成の看板メニューは大鍋貼(大焼き餃子)です。中国語で锅贴とは日本で言う焼き餃子です

大锅贴(ダーグオティエ)4個入り 6元

精進料理の「功徳林」

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功徳林は1922年創業。素食(精進料理)のお店です。上の写真では素食の「素」の字のマークが見えますね。杭州の名僧の弟子が上海に来て開いたのが始まりで、今もメニューは肉魚不使用です。料理は上海エリアの料理らしくさっぱり&甘めの味付けです。何かさっぱりしたものが食べたいという時には精進料理がおすすめ。看板メニューは羅漢上素面です。

罗汉上素面 (ルオハンシャンスーミエン) 23元

※麺とスープが入ったどんぶりに具が入った小鉢がついてきます。食べるときに具を麺の上に載せていただきます。

他にワンタン、野菜まん、シューマイなども人気です。

上海で蘇州式の麺を食べるならここ!の「徳興麺館」

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上海市民に愛されている麺のスタイルは蘇州式。くたっとした柔らかい麺、紅焼(甘めのしょうゆベースの味)のスープをベースにトッピングで味の変化をつけて楽しみます。

この「徳興麺館」は上海で麺を食べるならこの店!という話題になると必ず名前が出てくる老舗店。創業は1878年です。市内にいくつかある店舗では朝食の麺をここで食べようとする多くの上海市民で朝からにぎわいます。

看板メニューは焖蹄(ホロッホロになるまで煮た豚足の上部分の肉)と爆鱼(高温でさっと炒めた魚の意味。ここでは淡水魚の切り身を揚げたもの)を麺の上に乗せて食べる焖蹄爆鱼面です。

焖蹄爆鱼面(メンティイ バオユィ ミエン) 28元

他に菜肉大ワンタンも人気。上海のワンタンは水餃子のような大きいサイズが一般的です。チャレンジしてみてその違いを知ってみるのも面白いですよ。

ぶつ切り茹で鶏が人気。「小紹興」

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小紹興は創業1947年。店名のとおり、浙江省の紹興出身の兄妹で鶏粥店を開いたのが始まり。永年上海っ子に親しまれてきた老舗です。

看板メニューは白斬鶏。茹でてぶつ切りにしたシンプルな鶏肉料理です。丸どり、半分、中サイズ、小サイズから選べます。数人で食べるなら中サイズがおすすめです。

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白斬鶏(バイジャンジー)中サイズ 50元

白斬鶏を茹でたスープで炊いた米飯と共に食べる小紹興鶏飯セットや鶏粥も人気です。

ムスリム料理の「洪長興」

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洪長興の創業も古く1891年。日本人には珍しく感じる、清真(ムスリム料理)の老舗です。中国が多民族国家であることを感じますね。こちらの看板メニューは牛肉鍋貼。通常中国の餃子には豚肉を使いますが、ムスリムのお店の為に牛肉です。

牛肉锅贴(ニウロウ グオティエ)4個入り 8元

ムスリム料理のお店ですので、羊肉を使ったメニューも出しています。羊肉の水餃子の他、串焼きもあります。羊肉の串焼きはクミンが効いておいしいですよ。ぜひとも挑戦してみてください。

上海市内から一番近い古鎮にある「七宝老街湯団店」

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上海市内から最も気軽に行ける古鎮、七宝(チーバオ)。地下鉄でも気軽に行けます。古鎮とは古い町並みが残っている場所を指します。七宝の古い街並みをそぞろ歩きするのは面白く、週末は人出も多く活気もあります。

その七宝からの出店が「七宝老街湯圓」。看板メニューはおもちの団子の中に肉あんが入った「鮮肉湯圓」です。一個一個のサイズが大きく食べ応えがあります。たくさん食べるとそれだけでお腹いっぱいになりそう。

鲜肉汤圆 (シエンロウ タンユアン)1個 4元

肉あんの他に、黒ゴマあん、あんこ、ナツメ、野菜肉あん、蟹みそ入りのあん等もあります。

上海地元メニューだけじゃない!他にもこんなお店が。

セイロを指差し注文「蒸菜小厨」

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油っぽい中華料理に食傷気味・・・という方には蒸料理が胃に優しいです。こちらの「蒸菜小厨」では蒸し野菜を豊富に使ったメニューを中心に取り揃えています。目の前に料理があるので指差しで注文ができるのも観光客にはうれしいですね。         

フレッシュジュースや食後のデザートのお店も

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食事に何か飲み物を合わせたいな・・・というときにはフレッシュジュースを出しているお店があります。フレッシュジュースってたくさんの果物を惜しげもなく使います。注文して目の前でしぼってくれますがそのフルーツの量にびっくりしますよ。もちろん作り立てのフレッシュジュースは美味しいです。

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またこのお店には暑い夏においしいかき氷のデザートもあります。

羊肉料理専門店

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日本人にはジンギスカンで食べる以外にはなじみがうすい羊肉。こちらの「陳食縁羊肉粉」では羊肉ベースのスープにビーフンを茹でた麺料理をメインに出しています。辛いスープにくぐらせて食べる串類も豊富です。覗いてみてください。

ミシュランの1つ星をとった「大壺春」の焼きショーロンポー

さて、フードコート内のお店を一通り回ったところで、私が注文したのは最初に紹介したミシュラン1つ星獲得店「大壺春」の焼きショーロンポーです。

お店のレジ脇にはミシュランおすすめのお店!のアピールです。

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注文、支払いを済ませ、レシートを見せて生煎を受け取ります。

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手際よくささっと出されました。鲜肉生煎はこちらの4個入りでお値段8元です。

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さぁ~こちらがミシュラン獲得店「大壺春」の看板メニュー「焼きショーロンポー」です。「大壺春」の焼きショーロンポーの特徴は「じっくり発酵させた厚めの皮」と「大きな具」。一個一個が大きく、一口で食べられないほどの大きさです。がぶりと噛みつくと、パンのようなふかふかの皮と大き目肉あんの取り合わせがおいしい!ちょっと焦がしてあるためまた香ばしい香りがでています。食後にも関わらず、するすると4つ完食してしまいました・・・。ぜひみなさんも食べてみてくださいね。

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フードコートではあるものの、レトロな雰囲気が心地よく、つい長居したくなります・・・。中国の携帯電話番号があればメトロシティ全体の無料WiFiも使えます。

メトロシティ地下フロア「五番街」には日系のお店がたくさん!

メトロシティの看板のひとつが「まるで日本に来たかのような」とも評される日系のお店が一堂に会した地下フロア「五番街」です。無印良品やユニクロといった日本人にはおなじみのテナントが入っています。

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ここには上海には珍しい日系ドラッグストア「ココカラファイン」があります。上海に来たものの、いつも使っていたアレを忘れた!日本のでないと具合が悪い。という時にはこのドラッグストアを覗いてみるとお目当ての品があるかもしれません。

今回の記事、いかがでしたでしょうか?こちらのフードコート、上海の人が「上海以外出身の人がこちらに遊びに来たら連れて行く」スポットとしても人気なんですよ。メトロシティ近辺で仕事をしている人もランチで使いますし、食事どきは多くの人でにぎわっています。通常の食事時間よりも早めに行くか、逆に遅めに行って時間をずらしてもいいですね。

紹介したフードコートでとりあえず上海ご当地グルメを制覇し、余裕が出てきたところで本店を訪ねる・・・というスタイルもおすすめです。老舗店の本店の雰囲気もまたいいですし、フードコートにはないメニューも楽しめます。

お気に入りの味や新発見の味に出会えますように。

「上海弄堂 大世界」アクセス

所在地:肇嘉浜路1111号美罗城6階
(美罗城は美羅城の中国語簡体字表記です)
地下鉄1、9、11号線徐家汇駅10号出口出てすぐ

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