公開日:
最終更新日:
ハワイ旅行前の準備でやるべき4つのことを解説!海外旅行保険は出発前に入ろう!
初めてのハワイ旅行。楽しいイベントの前には準備が大切ですよね。この記事では、ハワイ旅行の準備のポイントと、注意すべきことを筆者の経験も踏まえて解説します。
海外旅行には必須のパスポート取得はもちろん、ハワイ旅行前に準備しておくと特に安心できる海外旅行保険の重要性についても紹介していきましょう。
目次
- 1. ハワイ旅行前にパスポートとESTAを取得、または残日数を確認
- 2. ハワイ旅行を快適にするポケットWi-Fiの契約
- 3. ハワイ旅行で使えるクレジットカードを確認
- 4. ハワイ旅行を安心に楽しむための海外旅行保険
1. ハワイ旅行前にパスポートとESTAを取得、または残日数を確認
海外旅行が初めての方は、まずはパスポートを申請しましょう。そして忘れてならないのはESTAの申請。ESTAとは、「ビザ免除プログラム(VWP)を利用して渡米する旅行者の適格性を判断する電子システム」のことです。
パスポートを持っていない人はすぐ申請しましょう。
旅行の日程が決まったら、パスポートは早めに申請しましょう。特にゴールデンウイークやシルバーウイーク、夏休みなどの長い休みの前は混雑が予想されますから、余裕をもって申請する必要があります。
また、もし旅行の日程が決まっていなくても、格安ツアーが見つかって急にハワイへ!なんていうチャンスがあるかもしれませんから、取得しておく方が良さそうです。パスポートを持っているという方も、滞在中に期限が切れたなどということのないように、「残存期間」を確認してくださいね。
筆者の友人は、パスポート用に自分で撮影した写真を持って申請したところ、背景が写っていたために受理されなかったそうです。写真以外にも細かな規定がありますので、必要な書類については必ず外務省のホームページをしっかり確認しましょう。
ESTAは申請しましたか?
<出典:ESTA申請公式サイト>
パスポートを取得したからといって、すぐにハワイへ出かけられるわけではありません。ビザ免除プログラムを利用して90日以下の商用・観光を目的とする人は、アメリカ行きの飛行機や船に乗るまでに、米国国土安全保障省からその適格性を判断する電子システム"ESTA"の認証を得なければなりません。
ESTAを申請するには?
在日米国大使館・領事館のホームページでは、渡米予定のある人は、航空券予約時または渡米時の72時間前までにESTAを申請することを推奨しています。申請はESTA申請公式サイトから、有効期間は申請日から2年、費用は14ドル、クレジットカードでの支払いが必要になります。
【参考】
※下記、ESTA申請公式サイトにアクセスしても、画面が正しく表示されない場合がございます。その場合は、表示された画面上部のメニューにある「HOME」をクリックすると、正しい画面が表示されますのでご注意ください。下記「在日米国大使館・領事館」サイトでも注意喚起されています(2020年1月21日現在)。
え!?ESTAが申請できない!?
実は、筆者は2019年のゴールデンウイーク明けにハワイへ出かけてきたのですが、その際、有効期限が過ぎた状態のESTAを申請しました。
ハワイ旅行は初めてではなかったので呑気に構えていたのですが、最後の申請ボタンを押すと、「認証は保留中です。即時に判定を下せないため、あなたの渡航認証は申請中です」というメッセージ。認証されない理由など何も思い当たりませんでしたが、それでも「ハワイに行けない?」と、頭の中は真っ白です。結局24時間後に認証が確認できましたが、それまで生きた心地がしませんでした。
在日米国大使館・領事館のホームページでは、渡航の72時間前までに申請を済ませるように推奨しています。しかし、申請が通らなかった場合には再申請が必要になりますから、72時間前では少し不安かもしれません。いつだったか、空港でパソコンからESTAの申請をしている人を見かけましたが、認証されなかったらどうするんだろう......。「準備は余裕を持って」という言葉が身にしみました。
もうひとつ気をつけたいのは、在日米国大使館・領事館のホームページそっくりのページを作って、高額な費用を請求する代行業者。筆者の周りには何人もこのサイトにひっかかって、高い手数料を支払っている人がいます。そのくらい巧妙だってことですね。
2. ハワイ旅行を快適にするポケットWi-Fiの契約
続いてはポケットWi-Fiについて。観光スポットや人気のカフェの情報を収集したり、友達や家族と連絡を取ったり、美しい写真をSNSに投稿したり、ハワイでは日本にいるとき以上にネットを使う機会が増えそうです。
筆者の場合は、レンタカーで出かける際にカーナビ替わりにGoogleマップを使うので、Wi-Fiルーターは欠かせません。
事前に申し込むことで価格も抑えられる!?
筆者は、事前にWi-Fiルーターのレンタルを申し込み、空港で受け取っています。最近はたくさんの会社がサービスを提供しているので、比較サイトで料金や詳細を比べてから申し込むようにしています。また比較サイトを経由して申し込むと料金も割引になります。
使い方や一緒に使う人数を考慮
一緒に使う人数や頻度、使い方によって、Wi-Fiルーターの台数や速度、容量を決めましょう。筆者は、一緒に出かける夫と別行動をすることが多いので、ルーターは2台借りています。
ハワイにも無料Wi-Fiスポットはあるけれど
ハワイ、特にワイキキ周辺には無料Wi-Fiスポットが点在していますし、ホテルの客室に無料Wi-Fiが飛んでいるホテルも増えていますから、「たまにネットを見たり、SNSに投稿したりするくらい」という方は、特にWi-Fiルーターを借りなくても大丈夫かもしれません。
ただし、セキュリティーのかかっていない領域で利用することになりますから、個人情報のやりとりや長時間の利用はおすすめできません。
3. ハワイ旅行で使えるクレジットカードを確認
クレジットカード社会のアメリカの都市・ハワイですから、ショッピングの際に多くのお店で使用できることはもちろん、ホテルのデポジット(預かり金)やレンタカーを借りるときの身分証明としても使われます。お店によって使えないブランドもありますから、複数のクレジットカードを持っていると安心です。
クレジットカードのメリット
クレジットカードを上手に利用すると、以下のようなたくさんのメリットを享受できます。
- 多くの現金を持ち歩く必要がないので防犯面で安心
- 両替の手間、手数料が節約できる(クレジットカードを使用するときも手数料はかかりますが、両替より割安)
- カード会社独自のラウンジやトロリーなどが利用できる
- 海外旅行保険が付帯している
ハワイで現金が必要となるケース
クレジットカードでいろいろ決済できるとはいえ、現金が必要になるシーンもありますので、少額でも現金は用意しておきましょう。ちなみに筆者はクレジットカード以外に、1週間の旅行で10,000円をドルに両替、予備費として日本円で10,000円、合計20,000円分を用意しています(ひとり分の目安です)。
現金が必要になる主なシーンとしては、以下が想定されます。
- ホテルでポーターに荷物を運んでもらったとき
- ベッドメイキングやバレーパーキング利用時
- The Busの運賃
- コインパーキング料金
- 一部の露店など規模の小さい店
クレジットカードに付帯するサービスもチェック!
クレジットカードには、空港やワイキキ市内のラウンジ、レストランやオプショナルツアーの予約代行など、会社ごとに独自のサービスが付帯されています。
例えば、JCBカードの場合は、ワイキキ~アラモアナセンター間を走るピンクトロリーが利用できますし、楽天カードはT ギャラリア ハワイ by DFS内に広いラウンジを持ち、荷物預かりやベビーカーの貸し出しなど、便利なサービスを提供しています。
他にもブランドごとにさまざまなサービスがありますから、出発前にその内容を確認して上手に活用しましょう。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険を確認しよう
クレジットカードには海外旅行保険が付帯していますが、その補償内容はカードのブランドや種類によって異なります。出発前には自分のカードに付帯する補償内容はもちろん、条件(カードで旅行代金を支払った場合に対象になるなど)を確認しておきましょう。
4. ハワイ旅行を安心に楽しむための海外旅行保険
さて、筆者の周りには、クレジットカードに海外旅行保険が付いているから「あえて海外旅行保険に入らない」という人が増えています。しかし、人によって必要な補償内容は変わってきます。クレジットカード付帯の保険と上手に組み合わせることで、より安心してハワイ旅行を楽しみましょう。
最後となるこの項目では、なぜハワイ旅行に海外旅行保険が必要か、申し込むときのポイントは何があるかを解説していきます。
気をつけて!カカアコで日本人観光客が襲われた事件とは
<ウォールアートが人気のカカアコ地区ですが......。>
ネットだけでなく、テレビ番組などでも取り上げられたのでご存じの方も多いと思いますが、2018年5月、ウォールアートが人気のカカアコで日本人が襲われました。被害に遭ったのは、ご家族でウォールアートを見に訪れていた日本人観光客。たまたま入った公園の公衆トイレで薬物利用者と思われる男たちと遭遇、襲われたそうです。
大けがを負った被害者は病院に緊急搬送されましたが、クレジットカード付帯の海外旅行保険以外の海外旅行保険に入っていなかったため、莫大な治療費を請求されました。ご自身の大けがや後遺症だけでなく、この治療費とも闘わなくてはならないとは、いかに過酷だったことでしょう。
アメリカは日本と違って自由診療の国で、医療費は高額です。カカアコの事件のように入院や手術を伴う重篤な症状の場合は、クレジットカードの海外旅行保険の保障だけでは残念ながらカバーできないほど高額だといいます。
長くハワイに出かけている筆者は幸いにも、アレルギーで通院した以外、大きな病気にかかったり、事故に遭ったりしたことはありません。そのため、ときどき「海外旅行保険に入らなくてもだいじょうぶかな」という思いが頭をよぎります。
しかし、"万が一の事態"は誰にでも起こり得ます。決してカカアコで被害に遭われた方が特別だったわけではないということを各自が肝に銘ずる必要があるでしょう。
海外旅行保険の申し込み方、使い方
筆者は、ハワイ旅行が決まったらWi-Fiルーターと同様、比較サイトでさまざまな会社の海外旅行保険を比べ、自分に必要な補償を申し込んでいます。筆者の場合は、クレジットカードでは保障が薄い「治療」の部分を重点的にチェック。
最近は、必要な保障を組み立てられるフリープランもあるので、海外旅行保険とクレジットカードの付帯のダブルで保障内容を設定するようにしています。家族割引やリピーター割引も上手に利用するといいですね。保険会社のカウンターは空港にもありますが、ネットで申し込んだ方が割安になるようです。
病気や怪我で現地での治療が必要になっても、よほど重症でなければキャッシュレス治療サービス(※)が適応されることが多いようです。しかし保険会社によって契約している病院、クリニックは異なりますから、事前にチェックしておきましょう。
もし治療費用の立替が生じた場合は、治療費の領収書や明細書を必ずもらって保管しておき、保険会社のルールに応じて請求手続きを行います。どの保険会社も日本語で相談できる窓口をもっていますから、もしものときも安心して利用できますね。
※編集部註:キャッシュレス治療サービスとは、保険会社が治療費を病院に直接支払い、被保険者は支払いなしで治療を受けられるものを指します。
まとめ
日本語が通じやすく、日本人観光客も多いハワイ。とはいっても、そこはアメリカです。安心・安全、そして楽しいハワイの滞在のためには準備が必要不可欠。特にハワイ旅行が初めてという方は、できるだけ時間に余裕を持って対応することをおすすめします。
当記事以外にも、たびこふれではハワイ旅行の準備に役立つさまざまな記事をご提供しています。そちらもぜひ参考にしてくださいね。どうぞ、楽しいハワイ旅行を!
※撮影:たなかみえ
Rankingハワイ記事ランキング
-
たなかみえ
- 東京生まれの東京育ち、書くことを生業としています。インタビュー、取材でお会いした100人を超える有名、無名の方々に伺ったお話が私の財産です。大好きなハワイの風、匂い、人、場所。読んでくださる皆さんと共有できたらいいな。ハワイ州観光局公認ハワイスペシャル検定上級取得。