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2019年は「チェブラーシカ」映像化から50周年!ロシア・チェブラーシカ博物館に行ってみよう
児童文学作家のエドゥアルド・ウスペンスキーさんが物語を書いたチェブラーシカ。そのチェブラーシカをサユーズムリトフィルムのロマン・カチャーノフ監督が映像化してからちょうど50周年。
そんな記念の年にぜひチェブラーシカ博物館を訪れてみてはどうでしょうか?
目次
チェブラーシカ博物館はどうやっていくの?
チェブラーシカ博物館は、モスクワの南東部の街の幼稚園の中にあります。
紫色の地下鉄に乗って、Выхино(ヴィヒノ)という駅で下車。その後、821というバスに乗って、6つ目の停留所で降ります。そして、歩いて10分くらいの住宅街の一角の幼稚園内にチェブラーシカ博物館はあります。
バスは、3分に1本程度の本数なので、そんなに待たずに乗ることができますが、駅前にバス停がたくさんあるので、探すのが少し大変です。ロシア人はとても親切なので、紙に821と書いて、バス停はどこ?と訊くと、みなさん親切に教えてくれます。
バスに乗ったら、教会の前のバス停で降ります。その後、歩きますが、ここでも場所がよく分からないときは、紙を住所に書いておいて、どこですか?と出会う人に訊くと、みなさん親切に教えてくれます。
2019年5月現在は、地下鉄のVykhino駅で下車して、821のバスで行きますが、地下鉄15号線が2019年6月2日にオープンする予定です。そうなると、Ulitsa Dmitriyevskogo駅で下車をして、徒歩5分で行けるようになります。
※ロシアは6月から8月くらいまで幼稚園も長期夏休みとなります。
※Googleマップではムゼイ・チェブラシュキが閉鎖となっておりますが、チェブラーシカ博物館は開館しているそうです。
なぜ、チェブラーシカ博物館は幼稚園の中に?
「僕、幼稚園で働くよ」というセリフが物語の最後の方にありますが、そのセリフから、幼稚園にチェブラーシカ博物館を作ってもいいわねという園長先生の考えから、このチェブラーシカ博物館はできました。
入り口に入ってすぐ、階段も全面モザイク画でチェブラーシカたちが出迎えてくれます。
博物館の中は?
ここのチェブラーシカ博物館に、作家のウスペンスキーさんもよく訪れていたので、ウスペンスキーさんが使っていたタイプライター、ジャンパーなどがあります。壁には、ウスペンスキーさんのサインもあります。
今では手に入らないソビエト時代のチェブラーシカから、手作りのチェブラーシカ、日本から訪れた人がお土産として持ってきたチェブラーシカなどが、幼稚園の一部屋にぎっしり展示されています。
そんなに広くないですが、いろいろ見ていると1時間半から2時間はあっという間に過ぎてしまいます。
最後に来館記念に壁にメッセージや名前を書きます。ここには、チェブラーシカを日本語に訳して日本で広めた翻訳者の児島宏子さん、日本版のチェブラーシカ映画を作った中村誠監督や、チェブラーシカの声を担当した大橋のぞみさんなどのサインもあります。
これだけ丁寧に説明していただけて、入館料は無料です。そのため、日本から訪れるときは、何かお土産を持って行くことをおすすめします。
見逃さずに!
チェブラーシカ好きの人にとっては、チェブラーシカ博物館だけでも聖地のような場所ですが、博物館の近くには、チェブラーシカのお話に出てくるような公園があります。チェブラーシカはもちろん、ゲーナ、シャパクリャク、レフ・チャンドルなどが出迎えてくれます。この公園もお見逃しなく。
基本情報
- 住所:Ulitsa Dmitriyevskogo, 3А, Moskva, 111675
- 電話番号:8 (499) 721-69-02
【注意事項】
- 幼稚園のため、月曜日から金曜日に行くのがいいです。土日はお休みです。
- ロシアは6月から8月まで夏休みで幼稚園も長期休みになるため、その時期はできれば避けた方がいいです。
- そして、チェブラーシカ博物館は、通常は幼稚園なので、セキュリティーが厳しく、事前に電話で予約をしてから行くことになります。博物館に着いてからも、警備員がパスポートの提示を要求するので、パスポートは必ず持参してください。
(外国人はモスクワ市内を歩くとき、いつもパスポートを身につける義務があるため、それを守っていれば特に慌てることはありません。)
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チェブラーシカ
- 高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。