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【2019年】マカオ グランド・ラパ・ホテル宿泊レポート。部屋は?ロビーは?レストランはどう?
マカオには世界中の名だたる高級ホテルが立ち並び、IRリゾートが立ち並ぶのコタイには現在もなお新しいホテルが建設中です。そんな中、もう30年以上も前にマカオ半島側に建てられた一見地味なホテル。今回そのホテルに泊まってみて、私はすっかり気に入ってしまいました。そのホテルの名前は「グランド・ラパ・マカオ」と言います。どんなところが私の心を捉えたのか、存分にお話したいと思います。
【目次】
- グランド・ラパ・マカオをひとことで言い表すと
- グランド・ラパ・マカオの基本情報
- グランド・ラパ・マカオのロビー
- グランド・ラパ・マカオのお部屋
- グランド・ラパ・マカオのレストラン「カフェ ベラ ヴィスタ」
- グランド・ラパ・マカオのフィットネス プール
- まとめ:良いところ 改善を期待したいところ
グランド・ラパ・マカオをひとことで言い表すと
最新の建物や設備ではなく、目立つ外観でもない、でも、泊まってみてとっても心地よいホテルです。静かで落ち着いていて、スタッフのサービスが自然でちょうどよいのです。30年以上も前に、マカオの物価が高騰する前に建てられたこのホテルは、ゆったりとぜいたくに造られています。例えばプールやフィットネスセンターなど今のマカオではこういうぜいたくな造りにはできないのではないでしょうか。5つ星ホテルですが、他のホテルに比べるとコスパが良いです。総合的な使い勝手の良さで、次もまたぜひ泊まりたい、そう思えるホテルです。
グランド・ラパ・マカオの基本情報
香港に本拠地を構える世界屈指の高級ホテル、マンダリン・オリエンタル・ホテルとして1984年に開業。その後マンダリン・オリエンタル・ホテルが別の場所に新たに建てられた為、ホテル名をグランド・ラパ・マカオとして再出発しました。部屋数314で18階建て。2009年に改装しています。マカオ半島のフェリーターミナルから徒歩10分位の場所にあり、サンズ(ホテル)に隣接し、コタイのホテルへ行き来する無料シャトルバスを利用するにも便利です。有名なマカオ・グランプリのスタート地点はこのグランド・ラパ・ホテルの前です。
グランド・ラパ・マカオのロビー
大理石をふんだんに使った重厚で落ち着いた雰囲気のロビーです。大人のためのホテルという感じですね。
2階からロビーフロアを見下ろした風景です。色合いも落ち着いて気品に溢れています。
部屋数も300部屋そこそこなのでチェックインも混みあうことなくスムーズでした。
グランド・ラパ・マカオのお部屋
エレベーターではカードキーを下部の黒く丸い部分にかざさないとフロアのボタンを押せません。セキュリティ管理がしっかりなされています。
部屋までの廊下もシンプルですが、清潔に保たれています。ホテルの周りは結構賑やかなエリアなのですが、ホテル内部はとても静かでした。
こちらが泊まった部屋です。(宿泊2日目に撮りましたのでシーツに皺が出来ていますが、初日はもちろんちゃんとしていました。)中国絵画の大きなお皿が枕もとに飾ってありました。
コンセントは、日本型のプラグが差し込むことができ、電圧がマカオ(220V)をカバーできる許容量の機器ならそのまま使用できます。(スマホやパソコンなどはほぼ大丈夫です)部屋にコンセントは5つあり、1つはBFタイプ(角型3つ穴)で日本型のものは差し込めません。
USBジャックもあり、スマホなどはアダプター無しで充電できて便利ですね。
バスルームもシンプルで豪奢な装飾などはないのですが、私が気に入ったのはシャワールームの床です。
おわかりでしょうか?周りが溝になっていて床が水びたしにならず、床もつるつるでなくざらざらしていて、足が滑りにくいのです。これはとっても気持ちよかったです。こういう細かな気配りがされているって「さすが」と思いますね。
シャワーレバーは手前に引くと水(湯)が出て左に回すと熱く、右に回すと冷たくなるというわかりやすい操作方法です。
シャンプーリンスとボディソープはタンク式です。これで充分です。
洗面台もいたってシンプル。
洗面台のライトを消すとトイレとバスタブにスポットライトが当たってなんか神々しい感じでした。
クローゼット内のセーフティボックスです。今ではあまり見られなくなった旧式タイプのものですが頑丈な造りです。RESETボタンを押して貴重品を入れ任意の6桁の数字(パスワード)を押してドアを締めたらCLOSEdと表示されて鍵がかかります。(なぜかdだけ小文字(笑))開ける時は6桁の数字を押せば開きます。このタイプの良いところは一旦パスワードをセットしたら開ける度にセットし直さなくても開け閉めができることです。注意点はチェックアウトの時には忘れずにドアをあけたままにしておくことです。(日本語で記載があります)日本語新聞(日本経済新聞)も毎日部屋に入っていました。日本語テレビとしてはNHKワールドプレミアムが観られます。
冷蔵庫(ミニバー)の中の飲み物の料金です。日本語での記載があってありがたいですね。
グランド・ラパ・マカオのレストラン「カフェ・ベラ・ヴィスタ」
グランド・ラパ・マカオならではの特徴として2階にある「カフェ・ベラ・ヴィスタ」があります。白い壁にコロニアル調のアーチ型の窓。天井でゆったりとおおらかに回るファン。伝説のホテル「ベラ・ヴィスタ」を再現したカフェレストランで、ここで時間を過ごす為に訪れる旅行者も多いとか。ホテルの朝食会場としても使われています。
こちらがカフェ ベラ ヴィスタのエントランスです。
瀟洒な空気が充ちていました。
こういうカフェレストランならゆっくりと食事を楽しまないともったいないですね。朝からしっかりいただきました。
グランド・ラパ・マカオのフィットネス&プール
グランド・ラパ・マカオのもうひとつの特徴としてフィットネスセンターとプールがあります。普通はフィットネスやジムはホテル内にありますが、こちらグランド・ラパは、宿泊棟と別棟でフィットネス、プール等が建っています。宿泊棟を裏口に抜けると回廊で繋がっています。
こちらがフィットネスセンターの入口です。
センターの中に入るとジムやヨガスタジオがあります。
ジムを抜けてフィットネスセンター建物の奥にマカオでも随一の規模を誇るプールが見えてきます。
緑豊かなビーチリゾートのような雰囲気の大きなプールです。プール側に出て後ろを振り返ると別棟のホテル宿泊棟が見えます。
このプールにはマカオでは珍しいウォータースライダーがあります。実際滑ってみましたが、結構なスピードが出ました。水深は一番深いところで2.5mもあるんですよ。本格的プールです。
大プールの奥には温水ジャグジープールがあります。プールもジムも宿泊者は無料です。今回スパは体験していませんが、とっても評判が良いそうです。
まとめ:良いところ 改善を期待したいところ
良いところ
静かで落ち着いていてゆったりくつろげるホテルです。5つ星ホテルとしてはコスパもよくリピーターが多いホテルというのもうなづけます。スタッフも自然に親切でフレンドリーです。大きくてリゾート感満載のプールもお薦め。朝食レストランのカフェ・ベラ・ヴィスタも雰囲気が良くて、つい長居したくなる空間です。
良くないところ
最新鋭のホテルに比べれば、古い感じは否めません。ピッカピカの新しいホテルが好きな方には物足りないかもしれません。建物の外観も飛びぬけて目立っているわけではなく、ホテルに着いた時、入口が工事中だったこともあり、少しがっかりしてしまいました。(その分ホテル内に入った後のギャップに驚きましたが)またホテルの周りはサンズ、フェリーターミナル、フィッシャーマンズ・ワーフ等があり、おしゃれな雰囲気のエリアとは言えませんが、香港経由でのアクセスには便利なロケーションです。グランド・リスボア等があるマカオ半島の中心地からも少し離れています。(徒歩約20分くらいでしょうか)(取材者の主観が入っていますのでご参考として捉えてください)
私としてはイチオシのホテル
「今度マカオに行く時も、ぜひ泊まりたいホテル」グランド・ラパ・マカオを言い表すにはこの言葉がぴったりだと思います。
(情報は2019年5月時点視察時のものです。)
>>>ホテルズドットコムでグランド ラパ マカオを調べてみる
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(取材協力:マカオ政府観光局)
グランド ラパ マカオ公式サイトはこちら
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。