海の真ん中に降り立つ!?2019年版「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」の魅力に迫る

ハワイ・オアフ島はカネオヘ湾で、びっくりするほど美しい海の浅瀬を楽しめる!そんな夢のようなアクティビティーを展開するのが「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」。2019年で35周年を迎えるこちらについて、最新の体験レポートをご紹介します。

「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」の予約方法や注意点、オススメポイントも紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

※編集部註:「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」は、同ツアー運営(催行)会社Windward Sea Yacht Charters, Inc.の登録商標です。

目次

1. ハワイに来たら行くべき「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」とは

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<海から空へ。グラデーションのように変化していくハワイアンブルー。撮影:たなかみえ>

ハワイのアクティビティーのなかでも、「海の真ん中に降り立てる」と評判の「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」。ワイキキから車で約40分、オアフ島北東のカネオヘ湾沖に位置します。

公式サイトにも記載されている解説によると、社長でヨットレースのチャンピオンだったキャプテンブルースがここで営業を始めたのは1983年のこと。カネオヘ湾初のツアー会社として、ハワイ州政府から営業許可を得たそうです。今では35年以上の歴史をもつ、カネオへ最古の会社となりました(※)。

そのキャプテンブルースのツアーに「天国の海」という冠が付いたのはなぜでしょうか? それは、キャプテンブルースがこのツアーを始めたばかりの頃、サンドバーを歩いていた高齢のご婦人が「なんてきれいなの?まるで天国みたい」と口にしたことに端を発しています。

最近では、テレビの旅番組などで芸能人お気に入りの場所として紹介されることが増え、「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」の人気は高まるばかり。年末年始や夏休みなどの長い休みには、早くから予約が埋まってしまうようです。

2. 「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」で訪れるサンドバーって?

この項目では、キャプテンブルース天国の海Ⓡだからこそ楽しめるカネオヘ湾のサンドバーについて解説します。

「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」のサンドバーの位置について

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<ワイキキから車で40分。へエイアケアハーバーから出発します。撮影:たなかみえ>

「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」で訪れるサンドバーは、ワイキキから車で約40分、へエイアケアハーバーから船に乗って約10分の位置。カネオヘ湾の沖合4kmの場所、幅約13kmに広がっています。

フラの女神ラカがペレにフラダンスを捧げた「アフ・オ・ラカ(Ahu o Laka)」

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<珊瑚礁でできた白い砂のビーチ。ここで女神ラカがフラダンスを踊ったという伝説も。撮影:たなかみえ>

ハワイ語で、「アフ・オ・ラカ(Ahu o Laka)」と呼ばれるこの場所は、フラの女神とされるラカ(※)が、姉である火の神ペレにフラを捧げたという伝説が残る神聖な場所。また、男女とも上半身裸で踊るフラダンスが異教の踊りと禁止されていた1820年頃、ハワイアンたちがアメリカ人の目を盗んでこの場所でフラダンスを踊っていたともいわれます。

つまり、ここはフラダンサーたちにとって特別な場所。海の真ん中でハワイアンたちがフラダンスを踊る姿が目に浮かぶようです。

また、カネオヘ湾のサンドバーは、約1億年前に地震で隆起した噴火口に、サンゴによってできた砂が堆積したものとされています。これにより、真っ白な砂浜が広がっているのだそうです。

※編集部註:ラカの伝説については諸説あり、こちらはライターが確認した説を採用しております。

ハワイ州政府も守ろうとするサンドバーの自然・生物

実は、ハワイ州政府がカネオヘ湾での営業を許可しているのは、「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」を含めて4社だけとされています。またハワイの自然を守るために、1度に訪れる人数も制限しています。

カネオヘ湾はいろいろな種類の魚やウミガメ(グリーンシータートル、ハワイではホヌと呼ばれています)が生息し、世界中の研究機関から重要な場所として認識されています。そのため、ハワイ州によって大切に保護されているのです。

ツアーに参加するとウミガメが見られるだけでなく、ときにはボートのすぐ側まで近寄ってきますが、ウミガメに触ったり近づいたりすることは法律で禁止されていますから、決して触らないでくださいね。

3. 「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」のツアーに参加した!

「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」では、朝と午後の1日2回のツアーが提供されています。もしハワイへ出かけるのが夏ならば、サンライズツアーもオススメです。どのツアーもそれぞれの良さがあって甲乙つけがたいのですが......。

さて、「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」って、どんなツアーなのでしょうか?この項目では実際に参加を申し込んでから当日のツアー体験まで、順を追って説明します。

3_1. ツアーの流れ:事前準備

前述の通り、サンドバーのツアーは1日に参加出来る人数に限りがあります。ハワイ行きが決まったら、スケジュールに合わせて早めの予約をおすすめします。申し込みから支払いまでネット上で、しかも日本語で完結できるため、言葉の心配はいりません。

3_2. ツアーの流れ:当日の集合

事前に送られて来たバウチャー(予約確認書)をもって、指定の時間・場所に集合します。1台のバスで何軒かのホテルを回りますから、他の人を待たせることのないよう早めに出かけましょう。

実は筆者も思い込みから待ち合わせの場所を間違えて、他のお客様を待たせてしまったことがあります。情けないやら申し訳ないやら、穴があったら入りたいくらい恥ずかしかったです。

3_3. ツアーの流れ:へエイアケアハーバー

ワイキキからボートに乗り込みます。へエイアケアハーバーまではバスで40分くらいです。バスの中でドライバーから免責同意書が配られます。ハワイはアメリカ、自己責任の国です。内容をしっかりチェックしてサインしてくださいね。

港に着いたら、陽気なガイドさんが待っていて、ボートまで案内してくれます。履物を預けてボートに乗り込みましょう。みんなが着席したら、さぁ、出発です。

ボートの設備やライフジャケットの着用方法などの説明が終わると、まずタートルウォッチング。ウミガメを見つけると、キャプテンやガイドさんが「2時の方向」「11時の方向」などと教えてくれますよ。このあたりから参加者のテンションはマックス。ボートに歓声が響きます。

3_4. ツアーの流れ:サンドバーへ!

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<広い海の真ん中に降り立ちます。撮影:たなかみえ>

いよいよサンドバーに到着。まずはボートから降りてサンドバーをお散歩。参加者は海の真ん中で思い思いのポーズをとって大撮影大会!サンドバーの魅力を知り尽くしたガイドさんが、ベストスポットでみんなの笑顔を引き出してくれます。

写真撮影が一段落するといったんボートに戻って、シュノーケリングをするグループと食事をするグループに分かれます。シュノーケリングが初めての人は、スタッフが丁寧にサポートしてくれますよ。きれいなハワイの海の珊瑚礁が見られる絶好のチャンスなので、ぜひチャレンジしてくださいね。

泳げるか不安だという方は、ボート周りの足が届くところでのシュノーケリング体験がおススメ。すぐ近くまでウミガメが寄ってきてくれることもありますよ。

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<近くに米軍の基地があるので、頭上を飛行機が飛んでいきます。撮影:たなかみえ>

3_5. ツアーの流れ:食事はビュッフェ形式

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<ボートの上は最高のレストラン!チリビーンズのおいしいこと。撮影:たなかみえ>

食事は、元一流レストランのシェフが考案した豪華なメニュー。ハワイの海の真ん中で食べるご飯は格別です。ビュッフェ方式で好きなメニューをお腹いっぱいになるまで食べられますよ。

特に、午後のツアーではBBQが楽しめ、焼き立てのお肉が大人気です。シュノーケリングで体が冷えたときには、温かい飲み物をぜひリクエストしてください。

3_6. ツアーの流れ:SUPや浮き輪でカネオヘ湾をのんびり楽しむ

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<ボートのそばまでウミガメが遊びに来てくれました。撮影:たなかみえ>

食事が終わったグループは、ボートの周りで自由に遊べます。ボードや浮き輪なども貸してもらえるので、思う存分遊びましょう。波がないので、SUP(スタンドアップパドルボード)にもぜひ挑戦してみて。

ボートの周りには人懐っこいウミガメやフグも遊びに来てくれます。ちなみに筆者は、毎回、浮き輪を借りてひたすらプカプカ。何もしない贅沢を味わいます。ふだんの疲れや嫌なことがみんな流されていくような気分です。

3_7. ツアーの流れ:サンドバーを楽しんだらワイキキへ

楽しい時間はあっという間。港へ向けて戻ります。もしツアーに満足したら、チップを添えて「ありがとう」のひと言を。ボートを降りると、出発のときに預けた履物がきれいに並べられてあります。その心遣いがとてもうれしく感じます。

そしてワイキキへ向けて戻ります。スタッフたちはバスが見えなくなるまで手を振ってくれます。なんだか別れが寂しいです。バスの中ではほとんどの人が気持ちよさそうにスヤスヤ。ホテルに着いたら、ドライバーがちゃんと起こしてくれますから、安心してお休みください(笑)。

朝のツアーなら、サンドバーで遊んだ後に人気スポットカイルアへ立ち寄るコースもあるようです。限られた時間を有効に使いたい人にはうれしいプランですね。出発から戻るまでは約5時間のツアー。お疲れ様でした!

4. 「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」参加時の持ち物や注意すること

素晴らしいロケーションでアクティビティーを楽しめる「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」。ですが、持ち物をしっかり準備する必要がありますし、参加前や催行中に注意すべきことがいくつかあります。体調を崩したりトラブルになったりしてしまわないよう、チェックしてくださいね。

4_1. 日焼け止めや羽織もの、リーフ(マリン)シューズ

空に遮るものがないサンドバーでは、日焼け止めをお忘れなく。ちなみにスプレー式の日焼け止めは禁止されています。紫外線から目を守るためのサングラスも必須です。

また、サンドバーは意外と風が強いのです。海からあがると寒いことも多いので、大きめのタオルと羽織るものを持参しましょう。

そして、リーフシューズ(マリンシューズとも言います)以外の履物は乗船するときに預けるのがルール。サンドバーを歩くには、脱げてしまわないリーフシューズがあると便利ですよ。

4_2. Wi-Fiが使えるけれど、防水対策はしっかりと

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<GoProだとこんな構図の写真が撮れます。撮影:たなかみえ>

周辺は海ですから、カメラやスマホは防水対策必須。ボートにはWi-Fiが飛んでいるので、その場でSNSに投稿したり、家族や友人に写真を送ったりも。筆者はボートでGoProを借りて(有料・台数に限りあり)撮影しています。なかなかおもしろい構図の写真が撮れるのでお気に入りです。

でも本当は、自分の目で見る景色が一番きれいなのかもしれません。

4_3. 現金やクレジットカード

チップを支払うための現金(ドル)を用意しましょう。ボートの上ではクレジットカードも現金も使えます。荷物は、椅子の下にあるボックスにしまっておくことができます。

4_4. スタッフの指示を聞き、水深が深いところには近寄らない

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<濃い青と水色の境がサンドバーの"ヘリ"です。撮影:たなかみえ>

サンドバーを上から見ると、海の色が変わる場所があることがわかります。薄いブルーと濃いブルーの間はサンドバーの"ヘリ"。ガクッと水深が深くなります。

泳ぎに自信があるからといっても近づかないようにしてくださいね。ボートの上やサンドバーではスタッフの指示に従いましょう。

と、いろいろ書きましたが、サンドバーでは童心に返って楽しむのが一番。他の参加者との会話も楽しいです。

5. 「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」オススメポイント

今回、「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」主催会社にお願いして、スタッフ達にオススメポイントを聞きました。ついでに筆者からのオススメポイントも!ぜひ、参考にしてください!

5_1. 【私が感じる「天国の海Ⓡ」の魅力】

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<海の真ん中に降り立つ不思議な経験。撮影:たなかみえ>

  • カネオヘ湾と沖のバリアリーフに囲まれ、波が穏やかで遠浅な海は、遊ぶにはとにかく最高。さらに絶景。もちろん海の水も透明できれい。船でしか行けないので、気軽にいつでも!というわけにはいきませんが、そういうこともいろいろな意味で大切なことだと気付きました。(スタッフM.Hさん)

  • ハワイは波も高くすぐに足が届かなくなるビーチが多いので、のんびり海で遊ぶには最適な場所だと思います。(スタッフY.Hさん)

  • 360度美しい海に囲まれたパノラマオーシャンビュー。海の真ん中に降り立つ、という日常ではできない経験ができます。(スタッフA.Sさん)

  • 潮の満ち引きに関わらず、さまざまな海の表情を楽しめるのが、「天国の海Ⓡ」の魅力だと思います。コオラウ山脈の緑、青い空、白い雲、そして透き通った海。どれも私を癒やしてくれます。(筆者)

5_2. 【私のおすすめポイント】

  • 海の沖から見るオアフ島の景色のすばらしさ。晴れの日には晴れの日の、雨の日には雨の日の、思いがけないハワイの多彩な景色を見られます。その真ん中にいるという不思議体験をぜひ味わってください。(スタッフM.Sさん)

  • サンドバーから見える朝日は格別の美しさです。静かな海に昇る朝日の光の道ができる光景は本当にきれいです。朝日が映し出すコオラウ山脈や、太陽が昇るにつれ徐々に現れるサンドバーに映る光のコントラストは、決して他では味わうことができません。また、早朝は通り雨も多いので、雨が降れば必ず現れる、山脈にかかった大きな虹も魅力のひとつです。(スタッフC.Fさん)

  • サンドバーの淵にあるシュノーケリングスポットはアオウミガメの生息地でもあるため、珊瑚に甲羅を引っ掛けてお昼寝中のウミガメを見かけることもあります。またシュノーケリングポイントはサンドバーから歩いて行けるので、初心者の方でも挑戦しやすいと思います。(スタッフA.Hさん)

  • 大人数で参加するツアーも楽しいですが、グループでボートをチャーターできるプライベートツアーもオススメです。ボートは6名まで乗れるので、割り勘にすれば通常のツアーにちょっとプラスするだけの金額でOK。私も昨年、初めてプライベートツアーに参加しましたが、誘った友人の喜んだことといったら。女子会や卒業旅行、結婚式のパーティーなど、記念に残る素敵な思い出が作れるなぁと思います。(筆者)

5_3. 【「天国の海Ⓡ」はこんな風に楽しんで欲しい】

  • せっかくだからと、いろいろなアクティビティーに挑戦したくなる気持ちをぐっと堪えて、コーヒーでも飲みながら美しい海の色、山の景色を心のシャッターにおさめるのも、通な楽しみかたなのかなーっと思います。特にリピーターさんにおすすめしたい楽しみ方です。(スタッフC.Fさん)

  • 「天国の海Ⓡ」は年に1度、私が帰る場所です。港に着くと、スタッフのみんなが「おかえり〜!」と迎えてくれます。ほとんどは「おひとりさま」での参加、シュノーケリングもしない私の楽しみはスタッフとのおしゃべりです。「天国の海Ⓡ」に関することはもちろん、マリンスポーツからワイキキやカイルアのおいしいお店、楽しい観光スポットまで、気軽に教えてくれますよ。(筆者)

6. キャプテンブルース天国の海Ⓡツアーの種類と料金

  • 朝の「天国の海Ⓡ」ツアー:大人$140、子ども$130
  • 午後の「天国の海Ⓡ」ツアー:大人$130、子ども$120
  • 夏季限定!「天国の海Ⓡ」サンライズツアー:大人$140、子ども$130
  • 朝の天国の海®ツアー カイルア立ち寄りプラン:大人$175、子ども$165

※2019年4月1日からの料金です。
※日曜とアメリカ国民の祭日はハワイ州の自然保護法によりツアーの催行はありません。
※サンライズツアーは、2019年7月1日(月) ~9月14日(土)までの限定催行となります。

「キャプテンブルース天国の海Ⓡ」の予約方法

Webの予約フォームはこちらから!

電話で予約も可能です。

  • 電話番号:+1-808-922-2343
    ※時差があるため電話の場合は、日本時間の午前4時〜午後1時が受付時間になります。海外電話料金がかかりますので、ご注意ください。

基本情報

  • 正式名称:キャプテン ブルース 天国の海®ツアー
  • 会社所在地:ワイキキショッピングプラザ4F 404-3号室 2250 Kalakaua Avenue Suite 404-3, Honolulu, Hawaii 96815 U.S.A.
  • 電話番号:+1-808-922-2343
  • 公式サイト:https://tengokunoumi.com/

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たなかみえ

東京生まれの東京育ち、書くことを生業としています。インタビュー、取材でお会いした100人を超える有名、無名の方々に伺ったお話が私の財産です。大好きなハワイの風、匂い、人、場所。読んでくださる皆さんと共有できたらいいな。ハワイ州観光局公認ハワイスペシャル検定上級取得。

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