オーストリアの玄関口、ウィーン国際空港はとってもコンパクト!

ウィーン国際空港

ウィーンへの空の玄関口として約180都市に就航、そのうち40都市が東欧の都市で東欧とを結ぶ乗継空港としての位置づけが高いのが特徴。ウィーン市内から約20km離れたシュヴェヒャートという隣町にあるのでシュヴェヒャート空港とも呼ばれています。最短乗継所要時間が25分と時短乗継に大変便利な空港としての利用価値もあります。

目次

【空港旅客ターミナル】ウィーン空港はとってもコンパクト!

ウィーン国際空港
<手前右からターミナル1、2と3。向かい側のターミナル1Aから見て>

増築拡張を重ね、現在はチェックインエリア1、1A、2と3の各ターミナルから成り立っていますが、ターミナル全体はコンパクトな作りで空港内は徒歩で移動します。航空会社によりチェックインエリアが異なり、またフライトの目的地や出発地がシェンゲン協定国か否かによっても出発・到着ゲート、それにより出入国手続きのターミナルも異なりますが、到着の手荷物受取と税関は全てターミナル3の地階(レベル0)で行われます。

荷物を受け取って税関を抜けると到着ホールです。

【到着ホール】ウィーン到着!必要なものは見渡せる範囲で揃っちゃう

入国審査に着くと、他の便の搭乗客も合流し入国審査前は混みあうこともありますが、手続きは結構スムーズに進み、手荷物受取のターンテーブルに着くころにはちょうど最初の荷物が出て来る頃。近くのベンチに座るもよし、立って待つもよし。ターンテーブルの向かいにはツーリストインフォメーションのカウンターもあり館内は無料Wi-Fiも利用できるので、この待ち時間を使って市内に行く交通アクセスなどの確認をするのもいいですね。

税関で申告するものが無ければ緑の税関の方へ。日本の空港税関では一人ひとり身元確認と質問がなされますが、それに比べるとウィーン空港の税関では素通り率が高いようです(個人的体験によるもので一概には言えません)。税関を抜けるといよいよ到着ホールへ。

到着ホールには、スーパー、ファストフード・レストラン、カフェ、ドラッグストアなどがあり、市内に行くまでに手ごろな値段で必要な物を調達したり一息したりできます。両替所やATM、市内へ行く各交通機関のチケット販売、タクシーやレンタカー申し込みも全て見渡せる範囲にあります。滞在中にデータSIMが必要と思ったらここに取り扱っている店があります。

到着ホール
<ここからスロープを下って鉄道駅はすぐ>

CATのチケットカウンター
<CATのチケットカウンター>

国鉄ÖBBの乗車券売り場
<国鉄ÖBBの乗車券売り場>

空港駅入り口
<空港駅入り口>

緑がCAT、赤が国鉄の自動券売機。国鉄の券売機は買い方が複雑なので到着ホールの赤いカウンターで乗車券を買うといいかも。

【トランジット】ウィーン空港でこんな時間の過ごし方も?

ウィーン出発前最後の買い物。市内で買いそびれたザッハートルテをここでゲット、混んでいて市内で入れなかったカフェ・デーメルをここで楽しむのでもいいですね。乗継時間が長いなら有料ラウンジのシャワーでリフレッシュも可能。ビジターセンターのデッキから飛び立つ飛行機を眺めながらうまく合えば空港ツアーに参加も可能です(共に有料)。

ビジターセンター入り口
<デッキへ続くビジターセンター入り口(ターミナル3)>

ウィーン空港Wi-Fi事情

ウィーン空港のWi-Fiは「同意します」をクリックするだけで簡単に使用開始できます。空港駅を始め国鉄の大きい駅や新しい車両の電車にはWi-Fiが備わっています。空港から市内までの移動に国鉄やCAT、空港バスを利用すればずっとWi-Fiに困りません。

【出発】スムーズなチェックインとセキュリティチェックのために

時間帯によってはチェックインカウンターで並ぶ時間が大変長いこともあります。可能ならウェブチェックインでチェックインを済ませておきましょう。預ける荷物がある時はカウンターに並ぶことになるので早めに空港に到着しましょう。カウンターに並ぶ前にセルフチェックイン機を使用することもできます。

ターミナル1のチェックインカウンター
<ターミナル1のチェックインカウンター>

階段または緩いスロープで行き来できる
<チェックイン1と3の間は階段または緩いスロープで往来できます>

ターミナル3のチェックインカウンター
<ターミナル3はスターアライアンス系の航空会社のチェックイン>

チェックイン後ゲートに向かうまでに更にセキュリティチェックがあります。ウィーン空港のそれは結構入念に行っている様子が見受けられます。こちらも協力して速やかにチェックが済むようにしたいものですね。

搭乗券で通る改札機
<搭乗券をこの改札機に通して通過するとその先はセキュリティチェック(ターミナル3)>

機内に持ち込めるものには制限があります。セキュリティチェック前に持ち込めないもののリストとごみ箱が設けてあり、小さいジッパー式簡易ビニール袋がここで手に入ります。

ウィーン市内間へのアクセス

電車~国鉄ÖBB

市内まで片道4.20ユーロ。買った乗車券は乗車時にホーム入り口にある刻印機で刻印します。RJ(RailJetレイルジェット)とS7(エス・ジーベン)という電車があります。

ウィーン空港発チューリヒ行き
<このRJはウィーン空港発チューリヒ行き>

RJは中央駅まで直通15分、車内に少々の荷物置き場あり。難点は乗り降りに数段のステップにより段差があること。

バリアフリーのエス・ジーベン
<バリアフリーのS7 CityJet>

S7は各駅停車でウィーン市内のウィーン・ミッテ駅までは約25分。バリアフリーの赤い新型車両CityJetと、乗り降りに数段のステップがある青と白のツートンカラーの旧型車両があります。車内に荷物置き専用スペースは特に設けられていません。

電車~CAT(City Airport Train)

片道12ユーロ。空港とウィーン・ミッテ駅間の運行。ノンストップで16分、またバリアフリーで荷物置き場もありますが運行間隔は30分と国鉄と同様ながら料金は約3倍。

ウィーン市内から空港へ行き次の地へ飛ぶという場合は便利さを発揮!ウィーン・ミッテのCAT乗り場では一部の航空会社のフライトのチェックイン手続きができます。CATのチケットを提示するとカウンターでチェックインして荷物を預けられるので後はそのまま空港まで身軽。このサービスが利用できる航空会社かどうか、事前にお確かめを!

シティ・チェックイン
<ウィーン・ミッテにあるCATのシティ・チェックイン>

バス~Vienna Airport Lines

空港とウィーン市内間でシャトルバスの運行あり。8ユーロ、30分間隔。

中央駅経由西駅行きバス
<中央駅経由西駅行きバス。乗り場は到着ホールから外にでてすぐ向かい側>

空港からMorzinplatz/Schwedenplatz(モルツィンプラッツ/シュヴェーデンプラッツ):所要20分。
空港から中央駅経由西駅:中央駅所要25分、西駅所要40分。

乗車券は空港到着ホールや空港バス乗り場のチケット販売機、オンラインなどで事前に購入か車内で運転手から(現金のみ)購入します。道路状況によっては大幅な所要時間変更がありえます。

タクシー

空港~市内専用の定額制タクシー・リムジンサービスがあり、セダン、コンビ、ミニバスの選択もできます。申し込みは空港到着ロビーのカウンターかオンラインで。

基本情報

  • 名前:ウィーン国際空港(独Flughafen Wien / 英Vienna International Airport)
  • 所在地:Wien-Flughafen, 1300 Schwechat, オーストリア
  • TEL:+43-1-7007-​0(コンタクトセンター)
  • 公式サイト:Vienna Airport

※以上のデータは取材時2019年4月時点のものです。最新情報はウィーン空港公式サイトなどでご確認ください

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きと

子供の頃にヨーロッパの風景と建物に憧れてから趣味を仕事にしてしまおうと旅行業界へ。更に現地で生活したいとヨーロッパへ移住し25年。うち20年余りをウィーンで過ごし今日に至る。趣味は日常の中でも新たな発見の街歩きと公園散策、市電・バスでの車窓の旅。

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