ブリュッセルで気軽に楽しめるコンサートに行ってみよう!ジャンル別に会場を紹介

ベルギーの首都ブリュッセルは、欧州共同体があって、地形的にも政治的にもヨーロッパの中心に位置しています。ということは・・・。ヨーロッパ中の国の文化が交差している、とても楽しいところだ、ということなんです。そんな中、私が勝手に位置付けしているのが"ヨーロッパの金沢!"という感覚。パリが京都で、その北に位置しているブリュッセルは金沢!距離的には若干パリ~ブリュッセルの方が遠いです。文化的にもパリのように歴史はあるけれど、都会のようなピリピリ感がなくゆったり寛いでいて、なんといっても街がこじんまりしているので移動が簡単です。そして最高の魅力は、コージーなこと!日本では有名ではない、けれど実力もオリジナリティーもバッチリなアーティストがたくさんやってくるのです。

今回は、クラシック、jazz、トレンディーな催し物会場をご紹介してみます。

目次

国際音楽コンクールのフィナールを飾るホール

BOZAR-ボザール(クラシック&ジャズ)

クラシック世界五大国際コンクールの一つ"エリザベート王妃国際コンクール"の本選が行われる会場です。普段はオーケストラ、ピアノ、室内楽、バイオリン、歌など、様々なコンサートが行われています。さすがにヨーロッパ中バカンスの空気が充満している7、8月は、催し物の数も、有名アーティストがお目見えする確率も下がります。やっぱり日本と同じで、いい季節は秋、冬です。日がとても短くなって、寒いヨーロッパは皆、夜の楽しみを大切にするんですね。チケット予約はサイトから。もしくは、会場の道を挟んで向かいにあるチケット売り場にて可能。席は選べます。

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ほとんどのコンサートの開演は20時ですから、会場の1階のレストラン(ドリンクのみでもOK)で、早めに行って一杯飲んで、音楽を、なんていうおしゃれなメニューもありですよね。もちろんここぞっとおしゃれしていくのも素敵!でも、そんなに気合を入れなくても、クラシックを気楽に聞けるのがなんとも嬉しいのです。

BOZAR(ボザール)

現地人とエキサイティングできる!

AB(Ancienne Belgique)-アンシアン ベルジック(ポップス系)

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ここはジャンルを特定しづらい面白いイベントが沢山行われていて ベルギー人達にかなりの人気!ラフな雰囲気でお客さんも、様々なジャンルの人達で賑わいます。私は近年だと、MoonDog(ムーンドッグ)とSnarky Puppy(スナーキー・パピー)に行っちゃいました。座る席は予約せず、空いているところでOK!ただし、ここは収容人数に比べて椅子の数が絶対的に少なく、要するに立ち見が基本。なので体調が悪い人にはちょっときついかもしれないです。だからその分チケットの金額も安い!みんなビールやワインを片手に熱気ムンムンです。

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サイトからチケットを購入!プリントアウトするか、コードをダウンロードしてから会場へ!もちろん当日、会場でのチケット購入も可能ですが、売り切れていてはやはり悲しいから事前の購入をお勧めします。どうしても当日、という方はダフ屋が会場の前にいるので、入手できるかもしれません。それもまたスリリングで楽しいかもです(自己責任でお願いします)。

Ancienne Belgique(アンシアン ベルジック)

フラジェ広場は家族連れや若者の集いの場所

Flagey-フラジェ(クラシック、ジャズ)

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ここはブリュッセル市の中心ではないけれど、バス(71番)で15分くらい東に行ったところ。建物は元ラジオ局が使っていたもので、アール・デコ建築です。ホールは近年手直しされていて、音響もかなりGoodです。先々月にはピアノフェスティバルがあって、エレーヌ・グリモー、レベッカ姉妹やアレキサンダー・メリニコフ、ジャズではマルタン・コルステッドなんかが来ていました。チケット購入はサイトから、そして建物の1階にあるチケット売り場でもゲットできます。

すぐ前には池があって、可愛いベルギーワッフル屋さんが出前をしていました。ちょっと腹ごしらえ!もいいかも。そのほかFlagey(フラジェ)ではCinemateckもあり、とてもコアな映画を上映しているんですよ。

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Flagey(フラジェ)

ブリュッセルの夜はちょっとほろ酔い、ジャジーに

Jazz Station-ジャズステーション(ジャズ)

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ステーション?駅?

そうなんです。昔の駅をこんな風にジャズ会場に改築してしまっている、という斬新な市長さんのアイディアで実現している面白いところ。もちろん駅としての機能はないわけで・・。下には線路が通っていて、電車も走っているんですが、ジャズでホットに盛り上がっていると電車の音なんて、全く聞こえませんよ。予約はサイトからのアクセスはできないようです。残念!でも電話予約、もしくはそのまま行ってしまっても、ほとんど大丈夫です。満員で追い返されることはないし、椅子も臨機応変に出してくれるんですよ。

料金は10〜12ユーロ(チャージ不要。飲み物は各自支払います。ワインがグラス一杯2、5ユーロくらい。もちろんベルギービールはよりどり!)

Jazz Station(ジャズステーション)

  • 住所:Chaussée de Louvain 193/a, 1210 Saint-Josse-ten-Noode, ベルギー
  • ウェブサイト:https://jazzstation.be/

まとめ

ご紹介したいずれの会場は、街の中心に宿をとっていても30分以内の移動で行くことができます。ブリュッセルは移動に時間が取られることがないので、たくさんの経験ができるんです。チケットの価格は日本と比べて、かなり安いので、夕食を取った後、出かけてみるのも思い出作りには最高ですね。旅行だから、コンサートに着て行く洋服を持っていない、なんて言う思いは全く不要です。どこでも平服でOK。音楽を聞くのに「緊張!」はいりません。是非、足を運んでみてください。

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ピアノっち

ベルギー、ブリュッセル在住。日本に住んでいた時間より長くなってきた海外生活。Musicの仕事の傍、散策が楽しい毎日。ストレス発散は音楽を流しながら、おつまみ作ってワイングラスと犬と過ごすこと。

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