スペインへ行ったら本場のチュロスを食べてみよう!

チュロス スペイン

日本でもお馴染みのお菓子「チュロス」、スペインが発祥だったことをご存知でしたか?

スペイン語でチュロ(churro)の複数形チュロス(churros)は、スペイン人にとって定番のおやつ、または朝食として親しまれています。日本でも親しまれているお菓子ですが、スペインが発祥地だったことを知らなかった人も多いのではないでしょうか?

スペインではチュロスが食べられるカフェがたくさんありますが、チュロス専門店「チュレリーア(churreria)」もよく見かけます。

今回は本場スペインのチュロスについてお教えします。

目次

チュロスの歴史と名前の由来

チュロスの起源とされているのが、中国式の細長い揚げパンです。スペインが世界各地に進出していた時代に中国からスペインに伝わったといわれています。

スペインの羊飼いが長期に渡る野外活動の中で始めた、簡易にできるパンの代用としてチュロが作られ始めました。チュロという名前も羊のナバホ・チュロの角の形にこの揚げパンが似ていることから名付けられたようです。言われてみれば確かに羊の角の形に見えますね。

日本のチュロスと何が違うの?

日本で食べるチュロスは固めの生地で長い棒状の形が一般的で、テーマパークや映画館などで手軽に食べられるものですよね。一方、本場スペインのチュロスは形はお店によって様々ですが、ぐるぐると輪になった小ぶりのものから大ぶりのもの、カーブしたものや短くカットされたものが一般的です。

チュロス
<食べやすい大きさにカットされたチュロス>

注文すると1本ではなく揚げたてのチュロスがお皿に盛られて出てきます。チュロス(churros)の複数形の理由はここにありますね!

スペインのチュロスってどんな味?

揚げたてのチュロスは日本で食べるものとは少し違い、生地に固さはなくサックと軽い食感です。断面をよく見ると空気が入ったエアリーな生地感で、見た目とは裏腹に全く重くなくパクパクと食べられてしまいます。スペインのチュロスは基本シュガーコーティングはされておらず、生地自体に少し塩気がある味がします。

チュロス 空気が入りサクッとしている
<空気が入ったエアリーな生地>

ミルクたっぶりエスプレッソとチュロス
<ミルクたっぶりエスプレッソとの相性もバツグン>

スペインではどうやって食べるの?

スペインではみんなチュロスと一緒にホットチョコレートを注文し、チュロスをディップして食べるのが定番です。ホットチョコレートも想像よりも甘さ控えめで、どちらかというとほろ苦いビターな味わいです。塩気のあるチュロスとほろ苦い甘みとが混ぜ合わさり最高のバランス、止まらない美味しさです!(柿の種チョコレートと似たような甘じょっぱい味わい、と表現するとわかりやすいかも!)

甘いものがあまり得意でない方でも美味しくいただけると思います。実際甘いものがあまり得意でない私も、チュロスとホットチョコレートの組み合わせだと不思議とパクパク食べられてしまいます。

ぐるぐる巻きのチュロス
<グルグル輪になった形のチュロス、ソーセージみたい?>

ホットチョコレートにチュロスをつけて
<とろとろホットチョコレートにあつあつチュロスをディップ>

スペイン人っていつチュロスを食べるの?

スペインではチュロスはもちろんおやつにも食べますが、朝食として食べるのが意外にも一般的なようです。休日や週末には街中のテラス席で家族揃って朝食にチュロスを食べている光景をよく目にします。

週末のカフェ
<週末のカフェ風景。青空の下で朝食を楽しむスペイン人たち>

チュロスとホットチョコレート
<ローカルなカフェでの朝ごはん>

スペインでは揚げたてチュロスにあつあつのホットチョコレートが冬の定番ですが、季節に関係なくいつでも食べることができます。スペインを訪れた際には、ぜひ本場の揚げたてチュロスを食べてみてくださいね!!

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