たびこふれ

スペイン人は本当に1日5食も食べるの!?

  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • google+ シェア
  • LINE シェア

記事投稿日:2018/02/07
最終更新日:2018/02/07

Views:

スペイン人の生活は"1日5食昼寝付き"と聞いたことがありませんか? 実際に住んでみると、確かに否定はできないどころか、自分自身が5食食べて昼寝をする日もあります。今日は、そんなスペイン人のうらやましき1日5食昼寝付き生活のお話をします。

朝食はササッと軽くすませるのがスペイン流

日本では、朝食は1日の元気の源だととても重要視されていますね。和朝食は、白いご飯にお味噌汁、焼鮭、卵、のり、お漬物と...とスペイン人に話すと、「そんなに!?」「朝からご飯に魚? 無理!!」などとかなり驚かれます。では、スペイン人は何を食べているのでしょう。

典型的なスペインの朝食と言えば、ミルクをいれたコーヒーにトースト。トーストにはバターの代わりにオリーブオイルやすりおろしたトマトをかけます。トーストの代わりに、クロワッサンやマフィンのようなパンの場合もあります。我が家の小学生は毎朝シリアルに牛乳をかけて食べています。このようにいたってシンプル。日本ではチュロスはスペインの定番朝ご飯だと言われていますが、まあ、朝に食べることもあるよ、と言った程度のものでしょうか。

DSC_0299.JPG

昼食時間が遅いので、それまでお腹が持ちません!

さて、朝食は軽く食べるだけなのに、昼食時間は平均午後2時。それまでお腹が持つはずはありません。よって、スペインでは午前中に軽食タイムがあるのです。だいたい10時半から11時頃でしょうか。この時間になると職場を出て、近所のバルやカフェに出かける人も。

私が住むバレンシアでは、この軽食"アルムエルソ"セットを置くバルやカフェが多く、たいていはボカディージョ(スペイン版バゲットサンド)にピーナッツ、冷たい飲み物、コーヒーで、お値段は4ユーロ代。なんと冷たい飲み物として、ビールやワインを選ぶこともできるので、それを飲んで職場に戻る人もいるのです。

DSC_0353.JPG

幼稚園や学校に通う子どもたちも、必ずこの午前の軽食を持って登校します。

この軽食は地方によって呼び方は変わり、ほかにはオンセ、メリエンダ・メディア・マニャーナなどと呼ばれます。

1日のメインとなる昼食はゆっくり楽しむ

昼食は平均して午後2時にスタートします。グローバル化で昼休みが1時間程度の会社が増えたり、職場が遠く家に帰れない人が増えつつありますが、もともと昼食は1日のメイン。家で家族と一緒にゆっくりと前菜、メイン、デザートまでをフルコースで楽しむものでした。

もちろん今でも職場や学校からも帰宅し、家族そろって自宅で食べる習慣も残っています。およそ3時間の昼休みがあり、給食か家に帰って食べるかの選択ができる幼稚園や小学校もまだまだ健在。田舎町では職場の昼休みが3時間ということも珍しくありません。

DSC_2374.jpg

昼食時の飲酒もごくあたりまえなことですが、小学校の食堂に先生用のワインがあると聞いたときは驚きました。たらふく食べて、お酒も入ればまぶたが下がってくるのも頷けます。

そこで昼寝ですが、実際にはベッドで横になる人は少なく、ソファでTVを見ながらうとうとする程度だと言われています。就寝時間が遅いわりに、意外と朝は早いスペイン人なので、このうとうとが睡眠不足を解消に役立つのかもしれません。それにしても、習慣とは言え、家でしっかり食事をとりくつろいだ後に働きに戻るのは億劫ではないのでしょうか。

終業後には一杯飲みつつ軽くつまむことも

子ども達は夕方5時頃にメリエンダというおやつを食べる習慣があります。朝の軽食同様、ボカディージョが定番です。さて、大人はというと、もう少し遅い時間、終業後にバルに寄り、タパスをつまみながら一杯楽しむことも。ハッピーアワーと称し、平日のこの時間帯に安い値段でビールを出すバルもあります。1~2ユーロでビール1杯におつまみが楽しめるなら、ついつい寄ってしまいますよね。買い物途中や子どもの習い事待ちのママ達もビールやお茶を楽しむので、夕方のバルやカフェはどこも賑わいます。

DSC_2795.JPG

日本のよい子は眠っている時間に夕食をとる

そして1日の食生活の〆が夕食ですが、平均すると午後9時と遅い時間にいただきます。昼にしっかり食べる代わりに夕食は軽めという人も多く、サラダや腸詰類、作り置きのスペイン風オムレツ等、火は使わないという家庭もあります。それにしても、そんな遅い時間に夕食だなんて子どもは?と疑問がわきますが、先に食べさせる家もあれば、9時に家族で食卓を囲む家も。これでは子どもも大人も就寝時間が遅くなるのも仕方ありませんね。EUの中でもスペイン人の睡眠時間は短いという統計が出ているそうです。これが大人の仕事の生産性や子どもの学力に悪影響を与えているという説もあります。

DSC_0251.JPG

このように1日5食の習慣は健在です。スペイン人は食べることが好きな国民ゆえ、食生活も豊かで食事がおいしいのでしょう。この点は日本人に似ていると思います。

スペインにお越しの際は、ぜひ5食昼寝付きの1日をお過ごしくださいね。但し、毎日続けるとサイズアップの恐れが・・・

プロフィール画像
この記事を書いた人
田川敬子
  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • google+ シェア
  • LINE シェア

記事投稿日:2018/02/07
最終更新日:2018/02/07

Views:

この記事に関連する記事

スペインのアクセスランキング

© 2017 TabiCoffret Co.,Ltd.