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新元号「令和」ゆかりの地!福岡県の坂本八幡宮に行ってきました!
4月1日に新元号「令和(れいわ)」が発表されました。これまでの元号は中国の古典から選ばれていたのが、今回は初めて日本古典から選ばれたそうですね。
「令和」は九州福岡の大宰府であった「梅花の宴」を記した万葉集の歌の序文が典拠だそうです。梅は太宰府市の市花で、市章にも梅の花があしらわれているようです。
「梅花の宴」が催されたとされるのは大宰府政庁跡、坂本八幡神社の付近にあったという説があります。大宰府はあまりにも有名ですが、坂本八幡宮はこれまであまり話題に上ったことは少なかったのではないでしょうか。ということで坂本八幡宮がどういうところであるか、4月2日、実際に見に行ってみました。
目次
- 話題の坂本八幡宮。新元号発表翌日の様子はどんな感じ?
- 万葉歌碑を発見!「令和」との関係は!?
- 大伴旅人の歌碑も発見!こちらも「令和」との関係は!?
- 桜の名所 大宰府政庁跡
- 「梅花の宴」の再現模型を展示!大宰府展示館
- 4月4日に再度訪問!そしたらなんと、、、
話題の坂本八幡宮。新元号発表翌日の様子はどんな感じ?
こちらが坂本八幡宮を境内の外から見た風景です。
これまでは地元民も素通りしていたような小さな神社の佇まいです。訪れた日は新元号発表直後だったので、多くの参拝者が訪れていました。
坂本八幡宮や大宰府政庁跡の周辺には約1300年前の「梅花の宴」の往時を偲ばせる梅の木がたくさん見られました。
こちらは坂本八幡宮を正面から見た風景です。
鳥居も小さく、賽銭箱はありますが、おみくじやお守りなどもありません。
万葉歌碑を発見!「令和」との関係は!?
鳥居をくぐって左側に万葉歌碑があります。
が、ここに書かれている和歌は「令和」とは関係ないようです。写真左側の案内板にはこの歌碑に書かれた和歌の意味とここの場所の説明が書いてありました。
<案内板より一部引用>
~この辺りは、大宰帥(だざいそち)大伴旅人(おおとものたびと)の邸跡と伝えられている。旅人邸は、「万葉集の華」ともいうべき梅花の宴が開かれた場所としてよく知られているが、赴任後間もなく妻を亡くした旅人の暮らしは心淋しいものであった~
こちらは、坂本八幡宮の歴史を説明した案内板です。万葉集のことには触れられていません。
大伴旅人の歌碑も発見!こちらも「令和」との関係は!?
坂本八幡宮から100メートルほど離れた場所にも大伴旅人(おおとものたびと)の歌碑がありました。が、こちらにある歌にも「令和」は関係していないようでした。
大伴旅人の邸宅跡は坂本八幡宮か大宰府政庁跡の付近ではなかったかと思われる・・・といっても位置関係がよくわからないと思います。現地に案内図が出来ていました。
桜の名所 大宰府政庁跡
こちらが大宰府政庁跡です。なんだか奈良のような雰囲気がありますね。
ここは例年「桜の名所」としてシーズン中は賑わうようです。大宰府政庁跡から坂本八幡宮に通じる道も桜並木で春色に彩られていました。
「梅花の宴」の再現模型を展示!大宰府展示館
大宰府政庁跡の傍にあるのがこちらの「大宰府展示館」です。
大宰府の歴史に関する物が展示されています。
そしてこの展示館には話題になっている「梅花の宴」の再現模型が展示してあります。それがこちらです。
当時の様子を人形などで再現したもので以前より展示されていましたが、今回の新元号発表で大変な注目を浴びることになりそうです。
大宰府展示館 基本情報
- 住所:〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺四丁目6番1号
- TEL:092-922-7811
- 開館時間:9:00~16:30
- 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)
- 入館料:無料
- HP:https://www.kotodazaifu.net/pavilion
4月4日に再度訪問!そしたらなんと、、、
この2日後の4月4日に再び坂本八幡宮に行ってみたら、あらら・・・少し様子が変わっているぞ・・・
なんと社に青い垂れ幕が貼ってありました。そして雅楽が流れていました(CDで)。新元号発表で突然、話題となった坂本八幡宮。これから多くの人々が訪れることになりそうです。しばらくは目が離せそうにありませんね。
坂本八幡宮 基本情報
住所:〒818-0133 福岡県太宰府市坂本3丁目14
▼新元号「令和」発表直後に太宰府天満宮を訪れた記事はこちらから!
新元号「令和」で話題!福岡県の太宰府天満宮に行ってきました!
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