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白夜とサンタと北極圏の村・フィンランド「サンタクロース村」訪問記
フィンランドが世界に誇るキャラクターといえばムーミンとサンタクロースですね。
そのサンタクロースが住んでいる村がSanta Claus Village(サンタクロース村)
是非ともサンタに会うためにサンタクロース村のあるロヴァニエミという街に行ってきたので、その時の模様をレポートしようと思います。
目次
ヘルシンキからロヴァニエミへ
実を言うと最初ロヴァニエミへ行こうと思ったのはサンタクロース村が目的ではなかったのです。本当はここから欧州最北の地「ノールカップ」へ行こうと思っていたのですが、なんとそちらへ行くバス路線は来月から(この時2016年5月)ということだったので、「こうなりゃサンタ村行って本物のサンタさんに会いに行こう!!」と気持ちを切り替えていきました。
ヘルシンキからロヴァニエミまでは電車1本。およそ10〜12時間で行けます。
ユーレイルパスだったので電車賃はわかりませんが、その代わりヘルシンキ発のフェリー代が割引されるというメリットがあります。フィンランド以外の国も廻る方にはユーレイルパスはお得かと思います。
いかにもムーミンがいそうな湖と森の中を列車は走り、23時。ロヴァニエミ着。
この時間なのに空が凄い明るいです。本物のサンタに会う前に本物の白夜を体験することになりました。本当に明るいんですね白夜って!!
<白夜のロヴァニエミ駅>
サンタ村へバスでGO!!
ゲストハウスで一泊。オーナーさんからサンタ村への行き方を教えてもらいました。ロヴァニエミからはバスで行くのだそうです。街中にも停車場があるが、宿から一番近くてわかりやすく、始発の場所でもあるロヴァニエミ駅前から乗ることにしました。
バスの値段は往復で7.2ユーロ。街から8kmほど走ったロヴァニエミ空港の近くにサンタクロース村はあります。
<サンタ村へのバス時刻表>
いろいろあります。サンタ村
<世界の街への距離がわかります>
バスを降りたらそこはもうサンタ村の入口。サンタに会う前に施設を散策しましょう。サンタクロース村そのものは入場無料です。
どうも私が行った5月は閑散期なのか観光客も少ない感じですね。やはり雪積もるシーズンが賑わうようですが、その分混雑もないのでゆっくり観光できました。
村の中に北極圏との境が走っているので、観光客の多くはその境界を跨いで記念撮影などしていました。
<このラインの先は北極圏!!>
サンタクロース村はサンタがいるオフィス以外にもレストラン、ショップ、宿泊施設、アクティビティなど施設も充実。イッタラ・マリメッコというフィンランドを代表するブランドのお店もあります。
ショップの中に北極圏到達証明書を発行してくれる場所があるので早速購入。なんと日本語バージョンがありましたよ!!
到達証明書コレクターは購入すべき一品ですね。
到達証明書の料金はこうなっています。
他にもサーミ人の住居を復元したもの。木と動物の皮を使っているみたいです。
時期が合えばトナカイのソリやスノーモービルもできるそうです。これはとてもウィンターシーズンが楽しそう!!
さて、トナカイはいるのかと探してみましたら・・・いました!!
えぇ、実に暖かそうな感じで1枚購入したくなるような形になっており、チクチクしてなくてふわふわでした。
<可愛らしいサンタグッズも充実。>
サンタクロースと対面
<サンタクロースオフィス>
いよいよ本命のサンタクロースに会いにいきます。サンタクロースオフィスにいるそうです。オフィスということなのできっと世界中の子供からのプレゼント要望の処理や届ける商品の発注作業などで慌ただしいかと思いましたが、ドアを開けると綺麗な空間でサンタグッズなどが売られていました。
受付の人の案内でサンタクロースのいる奥の部屋へいきます。まるでファンタジーなアトラクションのような空間を進むとドアが、どうやらここにいるようです。待っているとサンタの助手のような人が出てきて順番に中へ案内されます。そしていよいよ対面の時が。
部屋に入って奥に行くと、いました。絵本から出てきたかのようなサンタクロースさんが。サンタクロース手招きに従って、隣の椅子に座って拙い英語でなんとかお話ししました。
では、その時の映像をご覧ください。今見てもTV番組に呼ばれた素人さんみたいになってます。
そこで自分が一番聞きたかった事があるので聞いてみました。
私「サンタクロースは本当にひとりでプレゼントを配っているんですか?」
サンタ「ああ、もちろんだよ。」
やっぱりサンタはいたんだ。そう感じた日でした。
記念を手元にいつまでも
対面後はオフィスでサンタクロースと一緒に撮った写真と対面の模様の映像が購入できます。
DL販売しているとのことなので、購入するとDLの手順が書いている紙をくれます。これも日本語対応とはさすがサンタクロース!
ちなみに値段は40ユーロ。少し躊躇しましたが、滅多にない世界的有名人との対話とかやはり記念に持っておきたいですよね。
私が訪れた時は雪が少ない時でしたが、雪積もるシーズンにここを訪れて宿泊したら、きっと素晴らしい夢の空間を体験できると思いますよ。オーロラ走る空の下での夢のひと時を体験しに行ってみてはいかがでしょうか?
Santa Claus Village
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鈴木勝彦
- 猫と歴史好きのフリーカメラマン。自転車で日本を旅した後、18年勤めた広告制作会社を辞めて海外を旅する。歴史・文化・祭事など探求していきます。