ドバイの過去と現在をつなぐアル・シーフ地区散策

近代的でスタイリッシュな現在のドバイと、漁村時代の古き良きドバイの両方を一度に楽しめるAl Seef(アル・シーフ)地区。歴史的建造物が立ち並ぶバスタキヤ(アル・ファヒディ地区)につながるこのエリアは、ドバイの観光スポットのひとつとして外国人観光客で賑わっています。

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ドバイクリーク沿いに広がるアル・シーフは2つのセクションに分かれていて、地図右側のヨットハーバーあたりが近代エリア、そして左の建物が入り混じったあたりが歴史的建造物風エリアという構成になっています。今回は右側の現在から過去に向かって歩いてみたので、その様子を写真とともにご紹介したいと思います。

目次

クリーク沿いに泊まるならZabeel HouseとMINIがお手頃

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まずはアクセス方法について。アル・シーフの最寄り駅はどちらのセクションから見るかで変わってきます。現代セクションならBurjuman Metro Stationから徒歩約10分、過去セクションならAl Fahidi Metro Stationから同じく徒歩約10分程度。いくつかのホテルからシャトルバスも出ているらしく、こちらからチェックできます(https://www.alseef.ae/en/-/media/project/meraasecosystem/alseef/data/service-icons/al-seef-shuttle-bus-schedule-a4.pdf)。5月を超えるとかなり日差しが強くなってきますので、サングラスや帽子、日傘など紫外線対策はマストです。アル・シーフまでの道のりもアル・シーフ自体も屋根はないので、熱中症には十分に気を付けてくださいね。

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この奥に見えるのが2018年にオープンしたばかりの2つのホテル「Zabeel House by Jumeirah Al Seef」と「Zabeel House MINI by Jumeirah Al Seef」です。Zabeel Houseの方は4つ星ホテルの扱いで、およそ1泊400Dhs(約1万2,000円※)から。MINIの方は遊び心満載のお手頃ホテルとのことで1泊300Dhs代(約9,000円代※)からでした。HPや宿泊予約サイトで内装を見るとたしかにポップなイメージで、お子様連れの旅行にはオススメです。宿泊先を検討中の方はぜひチェックしてみてください。

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灼熱のドバイでも涼しげな気分になれそうな水場。クリークの向こう側にはデイラ地区が見えます。撮影時は3月だったのでまだ快適に外を歩けました。

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クリークに沿って約1.8Kmいろんなジャンルのレストランやカフェ、ショップが軒を連ねています。ヨットハーバーでもあるので、観光船や大型ヨットもとまっていました。

家族連れでも安心のキッズスペース付きレストラン

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こちらのSilver Beach Cafeはイタリアン。メニューを見ると、ピザが45~55Dhs(約1,350円~1,650円※)、ステーキが110~145Dhs(約3,300~4,350円※)ほどとドバイにしてはわりとリーズナブルです。アルコールーメニューもあり、毎週日曜日は破格の15Dhs(約450円※)でビールやワイン、リキュール類が飲める期間限定のオファーも出していました。ドバイでこの価格でお酒が飲めるレストランは滅多にありません!

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Kailash Parbatはキッズスペースもあるのでファミリーには良さそうです。ちなみにメニューのほとんどがインド料理で、一部なんちゃってアジア料理があるという感じでした。

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Kona Grillはステーキや魚介類のグリルなどのアメリカ料理が楽しめます。メニューを見ていくと、天ぷらロールやサーモンアボカドロールといった寿司メニューも発見!

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ちょうどお昼時になったので、中東料理が食べられるILA Restaurant&Cafeに行ってみました。Zomato(ドバイ版食べログ)の評価もかなり高評価です。

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ここにもキッズスペースがあるのでテラスでランチをとりながら子どもを遊ばせておくのも◎。シシカバブーのラップサンド37.8Dhs(約1,135円※)とデトックスウォーター12.6Dhs(約378円※)を注文しました。こちらのお店もドバイにしてはお値打ちで、味も美味しかったです!

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レストランを出て3軒ほど行くと、Brassという可愛いカフェを見つけました。看板のラベンダーハニーラテ、どんなものか気になりますね。コーヒーフラペチーノやフレッシュジュースなど、テイクアウトで飲みながら散策してもいいかもです。

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レストランやカフェだけでなく、ジュエリーやビーチウェア、薬局などのお店もありました。

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真珠漁で栄えたオールドドバイエリアへ突入!

およそ3分の1ほど進むと、もう一つのセクションが見えてきました!

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明らかに建物の雰囲気がガラっと変わりました。ここからは、真珠漁や漁村として栄えたオールドドバイに突入です。ちなみにsikka19と書かれたオブジェは、この奥にあるバスタキヤ地区で行われていたアート展のタイトルだそうでちょうど撮影で行った日がイベントの最終日でした。毎年3月の後半から約10日間開催しているらしいので、その様子も別途記事にできたらと思います。

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近代エリアよりもお客さんが多く、フォトジェニックな建物をバックに皆さん写真を撮っていました。クリークの柵もオールドドバイ仕様で、某テーマパークのようですね。

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ドバイの歴史的建造物を再現したようで、どのレストランやカフェも外観が統一されていました。

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サーティーワンもスタバもオールドドバイ仕様

みんな大好きサーティーワンアイスクリーム(Baskin Robbins)のロゴもこの通り。オリジナルよりだいぶフォントがかすれていて、色味も落ち着いてます。

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ATMも一瞬素通りしてしまいそうなほど。

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スタバはこんな外観に。ちなみに中はいたって普通のスタバでした。

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こちらの薬局は中もオールドドバイ風。

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ドバイ土産が一通り揃うスーク(市場)やトリックアートも

いわゆるスーク(市場)のようなお土産屋さんが一気に増え、ドバイの民芸品や定番土産は基本手に入りそうです。ストール類や男性用の民族衣装カンドゥーラも売っています。

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以前ご紹介したWAFIの中にあるアラビック食器のKudu Artsも発見!

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定番のキャメルソープやラクダのぬいぐるみ、ブルジュカリファの置物など一通りのものが揃っています。アル・シーフを抜けてしばらくクリーク沿いに行くと本物のスーク(市場)があるので、ここで買いそびれてしまっても安心です。

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いかにもSNS映えしそうな小道。このエリア全体が迷路のように入り組んだつくりになっているため、ほかにも写真に収めたい写真スポットが場所が見つかるでしょう。

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今回は行かなかったのですが、Museum of Illusionsというトリックアートの美術館もあります。大人80Dhs(約2,400円※)、子ども(5~15歳)60Dhs(約1,800円※)です。ぜひお時間のある方はのぞいてみてはいかがでしょうか。

https://museumofillusions.ae/

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そして、建物のいくつかに中東の伝統建築「風の塔(Barajeel)」が再現されていました。まだエアコンがない時代に暑さをしのぐための自然通気塔としてつくられ、今でもバスタキヤ地区に残っています。

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これからどんどん気温が上がるドバイ。アイスクリームショップやカフェはいたる所にあるので、休憩をとりながら古き良きドバイの街並みを楽しんでくださいね。

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ドバイの今と昔を味わえるアル・シーフに行ってみよう

ちなみにアル・シーフの開発を手掛けたのは、以前ご紹介したLa MerやThe BeachでおなじみのデベロッパーMeraasです。ドバイでオシャレといわれる観光スポットのほとんどに関与しているといってもいいほどなので、Meraas関連のスポットをめぐれば最新の注目エリアは網羅できるかと思います。

ぜひアル・シーフとあわせてドバイ旅行の工程に組み込んでみてくださいね。

Al Seef

https://www.alseef.ae/en

※1Dhs=30円で算出(2019年3月時点)

*内容は2019年3月時点のもので、今後変更になる可能性がございます。最新の情報は上記URLからご確認ください。

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M.F

モスクワ生活を経て、アラブ首長国連邦ドバイ在住。元金融経済誌のライター。趣味は旅行や舞台鑑賞など。

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