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四寺院の国宝仏を1日で拝観できるのは4月18日のみ!大阪南部にもある素晴らしい古刹

記事投稿日:2019/04/08最終更新日:2019/06/21

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<昨年のパンフレットを手持ちで撮影>

目次

古刹・拝観のススメ

大阪府の南東部は河内(かわち)と呼ばれる地区があります。今では河内音頭(かわちおんど)で全国的に知られていますが、河内は河内国として発展した地域。その河内(かわち)には、素晴らしい国宝の仏像を拝むことができます。

古刹や仏像は京都や奈良をイメージされると思いますが、大阪南部も長い歴史を歩んできた古刹、そして仏像を拝観することができます。ぜひじっくり拝みに行ってくださいね!

四寺院の国宝を1日で拝観できるのは4月18日の1日限り

●観心寺(かんしんじ):毎年4月17日・18日の2日間のみ国宝・如意輪観音菩薩が御開帳

●金剛寺(こんごうじ):平成31年は4月14日から18日に国宝・三尊が特別公開

●道明寺(どうみょうじ):毎月18日と25日に国宝・十一面観世音菩薩が御開帳(4月は17日も御開帳)

●葛井寺(ふじいでら):毎月18日に国宝・十一面千手千眼観世音菩薩坐像が御開帳

観心寺(かんしんじ)

【御本尊】

如意輪観音菩薩(国宝で秘仏)

【御本尊の御開帳日】

毎年4月17日・18日の2日間のみ

【御本尊を参拝して感想】

平安時代初期の密教美術の最高傑作と言われるだけあってとても優美なお姿。如意輪観音は手が6本あり、右手で頬を支え、民衆を見下ろしている感じがします。また左足を立て、今にもお立ちになりそうな躍動感があります。願い事成就の仏でもあるので、いつでも話を聞くよと語りかけてくれているようです。

【宗派】

高野山真言宗

【拝観料】

有料
※御本尊御開帳日は特別拝観料になります。

【拝観時間】

通常は9:00から17:00まで。
※御本尊御開帳日、金堂拝観は10:00から16:00まで。

【住所】

大阪府河内長野市寺元475

【交通手段】

南海高野線及び近鉄長野線の河内長野駅から路線バスで約15分。車で約10分。

【駐車場】

山門前に第1駐車場と第2駐車場があります。少し手前(河内長野駅側)バス停南駐車場があります。この3ヶ所で約150台駐車が可能。御本尊御開帳日は手前約1km(河内長野駅側)の国道310号線沿いに臨時駐車場が設置されます(約1kmを歩くことになります)。

【ホームページ】

公式HP:http://www.kanshinji.com/index.html

【オススメポイント】

御本尊が御開帳される金堂は大阪府下最古級の国宝建築物です。
観心寺霊宝館も重要文化財の仏像を拝むことができます。必ず参拝しましょう。

【御開帳日の注意事項】

●車で行かれる方へ。通常の拝観が始まる9時には山門前とバス停南駐車場が満車近くになります。

●観心寺は出来る限り、朝一番に訪問することをオススメします。そして10時から御本尊が御開帳される金堂には9時30分までに行き、金堂前で並びましょう(行列ができています)。

●金堂内へは約100人(僕の想像)を入らせ、堂内でマイクを持って観心寺の方が寺院と御本尊の説明をしてくれます。説明が終わると順番に仏様の前まで近寄ることができます。説明の時間は約15分。したがって、約100人で15分の入れ替え制(1時間で約3交代くらい)だと考えてください。

●御開帳日は御朱印の直書きはできません。紙での授与になります。特別限定御朱印が授与されます。

【観心寺の御朱印】

平成27年(2015年)4月25日参拝:神仏霊場会の御朱印です(専用の御朱印帳へ直書き)。

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平成28年(2016年)9月3日参拝:新西国霊場会の御朱印です(専用の御朱印帳へ直書き)。

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平成30年(2018年)4月17日参拝:御本尊御開帳日に授与される特別限定御朱印です(専用紙の書置き)。

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平成30年(2018年)4月17日参拝:役業者霊蹟札所会の御朱印です(専用の御朱印帳へ差し込み)。

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金剛寺(こんごうじ)

【御本尊】

木造大日如来坐像(国宝)
※左脇侍は木造不動明王坐像(国宝)、右脇侍は木造隆三世明王坐像(国宝)。
※金剛寺では国宝・金堂三尊像と呼ばれています。
※国宝に指定されたのは平成29年9月15日なので国宝としては新しい部類。

【御本尊の特別公開日】

平成31年(2019年)は4月14日から18日の5日間 ※秋の特別公開は未定

※参考までに特別公開は昨年春より始まりました。それまで金堂は平成の大修理が行われていて、修理期間中、金堂三尊像は京都国立博物館と奈良国立博物館へご出張されていました。当時は重要文化財でしたが、国宝に指定されてからお帰りになられました。
※平成30年(2018年)は、3月28日から4月18日までと11月1日から11月7日まで特別公開されました。

【御本尊を参拝して感想】

昨年・平成30年春に拝観しました。大日如来坐像を中尊とした三尊は、御本尊の大日如来が像高313.5cm、背・台座を合わせると総高609.8cmにも及ぶのでとても迫力があります。少し後ろに下がって三尊を拝むと、しっかり三尊から見つめられる感覚を覚え、逆に自分に対して戒められている気がしました。
昨年は日本最新の国宝仏と言われていましたが、その優美な姿はまたぜひ拝観したいと思いました。

【宗派】

真言宗御室派

【拝観料】

有料(伽藍と本坊の2ヶ所それぞれが有料)
※特別公開期間は特別拝観料になります。

【拝観時間】

通常は9:00から16:30まで。

【住所】

大阪府河内長野市天野996

【交通手段】

南海高野線及び近鉄長野線の河内長野駅から路線バスで約25分。車で約20分。

【駐車場】

総門前に60台、南大門前に20台の2ヶ所の有料駐車場があります。

【ホームページ】

公式HP:https://amanosan-kongoji.jp/index.php

【オススメポイント】

金剛寺には4つの国宝と37の重要文化財を保有しています。
かくれた文化財の宝庫と言われています。

【御開帳日の注意事項】

●車で行かれる方へ。特別公開時期は駐車場が混み合います。

●僕は昨年・平成30年に観心寺を朝一番に拝観し、金剛寺へ向かいました。

●国宝三尊は金堂内で拝観することができます。特に説明はなく、自由に拝むことができます。角度を変え、じっくりと拝むことができました。

【金剛寺の御朱印】

平成27年(2015年)4月25日参拝:神仏霊場会の御朱印です(専用の御朱印帳へ直書き)。

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平成28年(2016年)9月3日参拝:新西国霊場の御朱印です(専用の御朱印帳へ直書き)。

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平成30年(2018年)4月17日参拝:通常の御朱印です(御朱印帳への直書き)。

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道明寺(どうみょうじ)

【御本尊】

十一面観世音菩薩(国宝で秘仏)

【御本尊の御開帳日】

毎月18日と25日のみ(月2回御開帳)
※4月は17日も御開帳。1月1日から3日も御開帳。

【御本尊を参拝して感想】

国宝の十一面観音像は日本に7体しか現存していません。その7体すべてが近畿圏にあります。道明寺の十一面観音様は1mほどの小さな像ですが、顔は少し穏やかで、彩色がない単色の像のため、慈悲深さを感じます。少し薄目でこちらを見ておられる姿は正面に立つとドキッとします。

【宗派】

古義真言宗

【拝観料】

有料

【拝観時間】

通常は9:00から16:00まで。

【住所】

大阪府藤井寺市道明寺1-14-31

【交通手段】

近鉄南大阪線の土師ノ里駅または道明寺駅から徒歩約7分。

【駐車場】

無いに等しいので(数台)、公共交通機関での訪問を強くオススメします。

【ホームページ】

公式HP:http://www.domyoji.jp/index.html

【オススメポイント】

昨年・平成30年春に拝観した時は、フラワーアートのような花々が境内を彩っていました。
道明寺糒(どうみょうじほしい)が名物です。
時間に余裕があれば隣の道明寺天満宮にも参拝しましょう。

【御開帳日の注意事項】

●どうしても車で行かれるのなら、道明寺の駐車場ではなく、周辺のコインパーキングへ駐車しましょう。

●十一面観音様の説明は特にありませんが、目の前まで近寄ることができます。細かいお顔の表情を見るにはオペラグラスなどを持っていくと良いと思います。

●御朱印は御本尊御開帳日に授与してもらえるみたいです。直書きしてくれますが、混雑していますのでご注意ください。

【道明寺の御朱印】

平成27年(2015年)4月18日参拝:通常の御朱印です(御朱印帳への直書き)。

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平成30年(2018年)4月18日参拝:通常の御朱印です(御朱印帳への直書き)。

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葛井寺(ふじいでら)

【御本尊】

十一面千手千眼観世音菩薩坐像(国宝で秘仏)

【御本尊の御開帳日】

毎月18日のみ(月1回御開帳)
※8月9日の千日まいりの日も御開帳。

【御本尊を参拝して感想】

頭に十一面、大手が40本、小手が1,001本、合わせて1,043本の手を持ち、さらに掌には眼が描かれている千手千眼観世音菩薩。日本での千手観音は42手とされているので実際に千本の手を持つ千手観音は唯一とのこと。厨子の中にいらっしゃるそのお姿は衆生を救うために大慈悲を示していると言わていますが、威厳に満ち、迫力をも感じます。昨年・平成30年(2018年)に東京国立博物館へご出張された時は後ろ姿も拝めたというから何とも羨ましく感じました。

【宗派】

真言宗

【拝観料】

無料

【拝観時間】

通常は8:00から17:00まで。
※本堂での御本尊御開帳は9:00から16:30まで。

【住所】

大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21

【交通手段】

近鉄南大阪線の藤井寺駅から徒歩約5分。

【駐車場】

近隣にコインパーキングが多数あり。

【ホームページ】

公式HP:http://www.fujiidera-temple.or.jp/index.html

【オススメポイント】

葛井寺は庶民的な雰囲気。境内は広いのでじっくり見て回りましょう。
野中寺も毎月18日に秘仏が公開されます。

【御開帳日の注意事項】

●交通至便な立地なので電車で移動することをオススメします。

●千手千眼観世音菩薩様の説明は特にありませんが、目の前まで近寄ることができます。手の細部を見るにはオペラグラスなどを持っていくと良いと思います。

●御朱印は西国三十三所霊場の札所だけあって書き手が複数人いらっしゃいますので、普段はスムーズにいただくことができますが、やはり御開帳日は混雑します。

【葛井寺の御朱印】

平成27年(2015年)4月18日参拝:西国三十三所の御朱印です(専用の御朱印帳へ直書き)。

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平成30年(2018年)4月18日参拝:通常の御朱印です(御朱印帳への直書き)。

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気をつけていただきたいこと

御開帳日はその年によって変更になる場合があります。金剛寺は昨年(平成30年)から春と秋に特別公開が始まりました。特別公開時期は前年とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

必ず公式HPで確認の上、訪問してください。

4月18日に四寺の国宝仏を拝むことが可能ですが、時間に余裕があれば、4月17日、18日の2日間かけて訪問するのもいいと思います。

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この記事を書いた人
中尾勝
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記事投稿日:2019/04/08最終更新日:2019/06/21

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