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【日本一長い商店街】大阪「天神橋筋商店街」ってどんなところ?

こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
突然ですが、大阪の名所といえばどこ?
なんば?梅田?通天閣?大阪城?見どころ満載の大阪ですが、その中でも私は「天神橋筋商店街」を推したい!
天神橋筋商店街ってどんなところなのか?なぜ天神橋筋商店街がイチオシなのか?存分に語りたいと思います(笑)
目次
天神橋筋商店街とは?
天神橋筋商店街は南北に連なる全長約2.6kmという日本で一番長い商店街なのです。江戸時代から大阪天満宮の門前町として発展してきた商店街で、現在は衣料品、日用品、飲食店など約600店舗が軒を連ねています。南から1丁目、2丁目と北上していき7丁目まで続き、最寄り駅としては南から南森町駅~扇町駅~天神橋筋六丁目駅と3つの駅にまたがっている超ロングな商店街なのです。
今回天神橋筋商店街の端から端まですべて歩いてみました。出発は地下鉄南森町駅です。
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最南端の1丁目からスタート!
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1丁目商店街のすぐそばにこの商店街にゆかりのある「大阪天満宮」があります。
大阪天満宮
地元では「天満の天神さん」の愛称で知られる大阪天満宮。起こりは奈良時代、孝徳天皇が難波長柄豊崎宮を造営した際に、宮の西北の地にその守護神として大将軍社を創建したのが始まりと言われているそうです。
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絢爛豪華という感じではありませんが、渋く堂々と鎮座しています。大阪という街に合っているような気がしました。
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商店街歩き:グルメ、喫茶店、うどん等おススメスポット満載!
ではいよいよ今日のテーマである商店街歩き旅に出かけましょう。いきなり庶民的な風景が目に入ってきます。
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日用品を売っている金物屋さんです。昔はこういう店が近所にありましたね。次は今は見ることが少なくなった昭和の雰囲気満載の喫茶店。
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天神橋筋商店街はこういった昔の喫茶店がたくさん今も現役で頑張っているんです。歩き始めたばかりですが、さっそく入って一服してみましょう。創業は昭和9年。店内の様子はこんな感じです。
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派手な装飾がひとつもありません。シンプルイズベスト!
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今ではすっかり見られなくなった角砂糖。むかしはみんな角砂糖でしたよね。伊吹珈琲のホットコーヒーは3種類あります。①濃いめ②マイルド③アメリカン。私はもちろん「濃いめ」を頼みました。苦い!濃い!私は普段コーヒーはブラックで飲むのですが、ここでは砂糖とクリームを入れて飲みました。美味しかったです。ホットコーヒー390円也。
では商店街歩きを続けましょう!と歩き始めてすぐ、ここにも喫茶店がありました。また次回寄らせていただきます~
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居酒屋さんが昼にランチをやっていました。
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税込みで定食が680円!安い!カレイの煮つけ定食(具だくさんの汁付き)と、やきそばにホタテかき揚げ定食(ダブル炭水化物+揚げ物で体育会系部活向き(笑))。大阪商人のサービス精神が伝わります。
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ここにも喫茶店が。「珈琲院」ってのが落ち着いてくつろげる感じがしていいですね。
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こちらもランチのお店!700~800円台とお財布に優しい。大阪は本当に安いですね~
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大阪弁が書いてあるちょうちんが輝いていました。微笑ましいですね。こういうのがホント似合います、大阪弁は。
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行列が出来ていたので覗いてみると、揚げたてのコロッケやカツを売っている屋台でした。
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2丁目の看板です。派手で大ぶりな人形がお出迎えしてくれました。
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またまた喫茶店発見!ティーラウンジと書いてありますが、食事メニューも充実しているようです。
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「庶民派商店街はこうでなくっちゃ!」のお手本のような風景とは思いませんか?
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金網屋さんです。味があります。歴史があります。この味は10年や20年じゃ出せませんよ。
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目的もなくただ歩いているだけで楽しくなる。そんな商店街でした。
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こちらにもちょっと品の良い喫茶店が。なんとなく京都っぽいかな?
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出たっ!これぞ大阪っていう雰囲気のお食事処です。今日のランチはここで決まりです!
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メニューのPOPが楽しいです。
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う~んどれにしようか、目移りして決められない~
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店内の様子は落ちついた感じです。
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さて、私が選んだメニューは・・・?
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じゃ~ん!かき丼です!「きっと満足」というPOPにやられました。大ぶりのカキフライが3つも乗っていて、食べ応え十分でした。750円也。
いづみやさんの隣にもレトロのお手本のような喫茶店が。
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大阪と言えばお好み焼き。意外にも天神橋筋商店街にはお好み焼き屋さんは少ないように思いました。(特に喫茶店の多さと比べたら(笑))
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3丁目の看板が出てきました。
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上の看板を裏側から見たらこうです。
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しかし看板にまったく統一感がないのが大阪らしいといえば大阪らしい(笑)
こちらは比較的新しそうなお店です。こういうのをレトロモダンって呼ぶんでしょうか?
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こちらは昭和の香りプンプンの喫茶店です。しかし本当に大阪の人たちは喫茶店が好きなんですね~。
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出、出たっ!
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「大阪らしいなあ」と言われることを自他ともに認め、大阪らしさを一身に背負ってがんばっているスーパー玉出です。このインパクトが大阪。
洋品店です。これも昭和商店街の典型ですね。日本遺産に登録したいほどです。お隣はレコード屋さんで"あの"大御所が立っておられました。
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5丁目でJR環状線の天満駅と交差します。あれ?4丁目の看板を見落としたかな?
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JR天満駅界隈は呑み屋さんで最近すごく盛り上がっているらしいです。
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チェーン店ではないうどんやさんの名店も天神橋筋商店街にはいくつか見られました。大阪のうどんといえば昆布ダシですよね。麺はダシの添え物とまでいわれるくらいダシが味の決め手だそうです。
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五丁目と六丁目の境目辺りから道幅がぐっと狭くなります。この狭さが庶民的地元的雰囲気をよりいっそう引き立てますね。
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そして六丁目界隈の有名店と言えば「天六寿司」です。安くてうまい寿司の名店がひしめいているのがこのエリアです。
いつも行列ができている「春駒」
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次に「すし政」どちらも1店だけでなく、近隣に複数店舗構えて営業しています。
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商店街の筋をひとつずれるとこういう風景に出会えます。
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「ザ・下町」って感じで生活臭が充ち充ちています。こういうところ、自宅の近くに欲しいですね。。。だめだだめだ、家になかなか帰れなくなっちゃうから(笑)
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創業明治40年の福田ふとん店です。最近こういうお店も少なくなりましたね。
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天神橋筋六丁目駅の上に大阪市立住まい情報センターがあります。
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このビルの8階の「大阪くらしの今昔館」が外国人観光客に大人気だそうです。大阪の昔の街並みを再現したミュージアムで、着物を着て写真撮影できるそうです。天神橋筋商店街の北はほぼここ天神橋筋六丁目駅で終了です。
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天神橋筋商店街を踏破した感想
私が天神橋筋商店街で好きなところは、さほど観光地化しておらず、地元密着で庶民的、昭和の香りが色濃く漂っているところです。古き良き商店街の良さがそこかしこに残っていました。これは大阪の中心地、梅田やなんばには無い点だと思います。私は約30年前の学生時代に大阪に住んでおりましたが、当時はこの商店街はさびれていて、あまり人通りもなかったように記憶しています。おそらくずっと繁栄し続けていたわけではないのでは?と思います。時代の流れ、人々の生活様式の変化により、厳しい時代もあったと思いますが、守り続けたいもの、変わらなければならないもの、そういったものと折り合いをつけながら絶妙のバランスで生き残ってきたのではないかと思います。そこが大阪の人たちのしたたかなところであり、強いところであり、情が深いところではないかと思います。テレビか本かなにかで見聞きした記憶がありますが、友人を飲みに誘う時、東京では「飲みに行こうか!」と言いますが、大阪では「ごはん食べに行こか?」というそうです。それだけ大阪は食べることが大好きで、飲みよりも食を大事にする民族性があるということでしょう。そのことがなるほどよくわかるな、と感じさせるお店がそろっていました。この文化、これからもずっと続いてほしいなと思います。
オマケ
大阪市立住まい情報センタービルで天神橋筋商店街は終わり(だと思うの)ですが、通りを渡ったところにあるうどんやを最後にぜひ紹介しておきたい!そのお店の看板がこちら!
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どうですか~ 完全に開き直ってる、そして笑い飛ばしている。これが大阪のすごいところですね。えらいっ!こういうの私大好きです。
こちらが天神橋筋商店街の北の端です。2.6kmおつかれさまでした。また来るね!
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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























