【ギリシャのパワースポット】古代オリンピック会場で全力疾走しよう！

ギリシア（ギリシャ）はなんとも不思議なオーラを放っている国です。ヨーロッパの先進的な街並みの中に、数千年の時を超えてそびえ立つ遺跡たちが街中に溢れ、人々を魅了し続けています。

そんな遺跡たちの放つ圧倒的パワーを感じる、ここギリシア。今回ご紹介したい歴史パワースポットは、、、"古代オリンピック闘技場遺跡"です。

数々の神殿

＜街のど真ん中に佇むパルテノン神殿＞

＜海の断崖に佇むポセイドン神殿＞

＜自転車で走っていると見えてくるゼウス神殿＞

オリンピックの起源とは？？

ギリシアの首都アテネからバスで3時間。古代オリンピック闘技場遺跡は、"オリンピア"という場所にあります。まさにオリンピック発祥の地らしい名前！

ここでプチ解説。『古代オリンピックと現代行われているオリンピックの違いとは？？』

古代オリンピックは紀元前776年。今から約3000年前、ギリシア神話の最高神である"ゼウス"に捧げるために行われた大会でした。

＜ゼウス神＞

人間の肉体力や精神力のスゴさを神様に見ていただこう！ということですね。その力を証明することに"スポーツ"は適していたのです。当時ギリシア国内でも勢力争いや領土争いはありましたが、この大会期間中は争いを止めて正々堂々とスポーツで闘っていたようです。

そして、男性の参加しか認められず、競技をする時は、なんと"全裸"でした。しかし、時代の流れと共に、ヨーロッパにはキリスト教が広がり始め、ギリシアの国教もキリスト教となり、ゼウス神に捧げるオリンピックは姿を消していきました。
　
時は過ぎ、1896年。クーベルタンという人物の提言で、オリンピックを現代に復活させようということになりました。そして、それからのオリンピックは宗教や政治を一切取り除き、国と国とが"スポーツ"を通し、"平和"を目指す祭典として甦り、古代ギリシアの首都"アテネ"で第一回オリンピックが開催されたのです。このことから、神々に捧げていたオリンピックを"古代オリンピック"。現代のように平和の祭典として行われるオリンピックを"近代オリンピック"と区別して呼びます。

古代オリンピック闘技場に入場！

オリンピアに到着！オリンピック発祥の地だけあって年中オリンピックの雰囲気が味わえます。

そして一歩遺跡に入ると。。。

想像以上の広さに圧倒されます！そして競技を行った体育館遺跡や闘技場遺跡だけでなく、宿泊施設があった場所などもあり、スケールの大きさに想像力が止まりません。もちろんここは"世界遺産"。

オリンピックの聖火ランナーってありますよね？その聖火ランナーが最初に火を灯し、各都市の開催地に向かってスタートする場所も、なんとこの"オリンピック遺跡"からなんです！！

＜聖火ランナースタート地＞

最強の歴史パワースポット、スタジアムで全力疾走

この遺跡の中でも。。。一際異彩を放つオーラを出している場所があります。それが。。。この"スタジアム"です。

スタジアムは当時の短距離走が行われた場所。短距離走は"スタディオン走"と呼ばれ、今の"スタジアム"の語源になったという説もあります。その距離192メートル。短距離にしては長いなと思ってしまいました。

そしてなんとこのスタジアム！！走ることができるんです！！朝の早い時間に行ったため誰もいません。ここで一人、せっかくなので走ってみることにしました。

位置について、、、"よーいドン！！"

まっすぐまっすぐ駆け抜けます。やっぱり長い！やっぱりしんどい！！でもこんな機会二度とない！！！最後に全力疾走したのは教師をしていた時の体育祭。いろんな思い出が走っている途中に湧き出てきます。そしてそれだけでなく、ゼウスの喜ぶ顔が目に浮かび、全裸で走る男たちの姿も目に浮かぶ。。。

1000年も途切れることなく続いたというこの古代オリンピック。戦争さえも中断させるほどの力を持っていた古代オリンピック。古代の人々の熱狂、生きざま、努力、勝利と敗北。。。見たこともない古代の様子が頭の中を駆け巡ります。これが2000年を背負って走るということなのです！！！！
そしてついに。ゴーーーーーール！！！

駆け抜けた後の達成感は何とも言えない独特の気持ちだったことを覚えています。そして疲れているはずなのに、なぜか溢れるパワーと自信。。。これこそがギリシア神話の神々が私を祝福してくれているということです！きっと！！

まとめ

それほど大きな街ではないのでサクッと見て回ることができる、このオリンピアと古代オリンピック遺跡。アテネから直通バスも出ているのでアクセス良好！ぜひこの歴史パワースポットに遊びに来てください。そしてぜひ走ってください。きっと嫌なことは吹っ切れ、みなぎる力を自信に変え、新しい自分と出会うことができますよ！！