山形にある究極の野菜レストラン『土遊農』を再訪!

昨年2017年11月に訪問した『土遊農』に再訪(2018年8月)しました。前回の記事はこちら

目次

外観

レストランの建物。『ほぼ野菜レストラン』の文字が大きくなったような気がします(笑)。

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こちらは伝承野菜ハウス。ここで野菜を育てています。

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伝承野菜ハウス

伝承野菜ハウスから入店。店内の位置を示したボードが壁にかかっています。

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入口には地下から汲み上げられた伏流水に野菜を浮かべていました。

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今回も予約せずに入店。運よくすぐに案内できるとのこと。あれ?猫の種類と数が変わっている(笑)。

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子猫もいました!

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そして本日のメニューと使用している野菜が書き出されています。

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伝承野菜ハウスの中央には、販売している化粧品類。

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伝承野菜ハウス内で栽培されている野菜。青々とした野菜のジャングルのような雰囲気(笑)。

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トマト!このまま食べたら美味しいだろうなぁ~。

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レストラン

レストランの入口。

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レストランに入り、食事代【男性2,200円・女性2,000円税込】を支払い、席につきます。一番奥の席から店内を撮影。調理場はオープンキッチンになっています。

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余裕をもって配置されたレイアウトと清潔な店内。

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料理【2018年8月4日訪問】

本日のメニューと野菜の一覧。
1. 昔トマト
2. 昔胡瓜
3. 昔茄子
4. 三仏生トマト
5. ポンデローザ(桃色トマト)
6. ズッキーニ
7. おかひじき
8. 成平インゲン
9. 聖護院節成胡瓜
10. 半白胡瓜
11. 外内島胡瓜
12. 椎葉村在来胡瓜
13. 半熟半白胡瓜
14. 民田茄子
15. 万願寺唐辛子
16. 紫蘇
17 賀茂茄子
18 鶴海茄子
19 長崎長茄子
20 エンピツ茄子
21. 泉州絹皮水茄子
22. 泉州紫玉ねぎ
23. パセリ
24. ハーブ数種(バジル、フェンネル、ローリエ、メリッサ 他)
25. 馬のかみしめ
26. だだちゃ豆
27. 一人娘
28. ヒメノモチ
29. 信濃鞍掛大豆
30. 裏紅紫蘇

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1. 伝承種野菜のしずく

野菜だけでこれだけの水分が出るのは驚き。野菜本来の味の深さを舌で味わうことができます。

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2.  伝承野菜季節のスープ

一瞬、フルーツカクテル?と思いましたが、すべて野菜で構成されています。冷たくみずみずしく、触感を楽しめます。

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3.  伝承野菜のプレート

上からパチリ。皿は紙皿を使用しています。

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右手前からパチリ。

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左手前からパチリ。

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左奥からパチリ。

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右奥からパチリ。紙皿と陶器の皿の間にあるのはハーブです。

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4. ドリンク

桑の葉茶。蚕(かいこ)が食べる桑の葉を焙煎してお茶にしたそうです。初めてのお味です。

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★プラス

伝承野菜プレートに乗らなかったので、お皿で出てきました。生の茄子です。試行錯誤して料理してみたそうですが、"生の状態で出すのが茄子本来の味を最大限に味わえる"という結論に至ったそうです。

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5. デザート

メロンに見えますが瓜(うり)の実です。瓜なんて珍しい!メロンに匹敵するお味です。3の野菜プレートにあったハーブを添えていただきました。

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2018年8月19日に3回目の訪問(2018年は2回目です)

2018年8月19日に再度訪問しています。

メニュー

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伝承野菜のしずく

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伝承野菜季節のスープ

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伝承野菜のプレート

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色んな角度からご覧ください。下から。

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右から。

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左から。

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上から。

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みずみずしい野菜をアップでご覧ください。

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ドリンク

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デザート

お皿にはハーブが置いています。もちろん食べることができます。

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店内では野菜の販売も行っています!

店内では自家製栽培の野菜を販売していました。茄子だけでも数種類。見たことがない野菜がたくさん!そして安い!

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オーナーさんに聞いてみた

※オーナーさんの庄内弁を標準語に修正しています※

僕:「なぜ、伝承野菜を作っているのですか?」

オーナー:『俺は、今、市場に出ているF1雑種の種で作った野菜(種を残さない野菜)を食べ続けると、この先、子どもを産めない人が増えると考えているからだよ。』

僕:「F1雑種の種で作った野菜は種を残さないのでしょ?ではそのF1雑種の種はどうやって作ったのですか?」

オーナー:『それはね、●×●×...。』※説明を受けるが専門知識がない為、僕には理解不能...。

僕:「でも市場に出回っているF1雑種の種で作った野菜と、オーナーさんのような農家で作っている野菜とでは価格が違いますよね?人の心理としてどうしても安い野菜を買ってしまうのでは?」

オーナー:『そういう世の中になってしまったのは悲しいこと。俺は約40年、野菜を研究している。昔は伝承野菜しかなかったが、いつの間にかF1雑種の種で作った野菜が出てきて、この40年で男女比やアレルギー、何とか症候群など新たな現代病が出てきた。一概に野菜が原因とは言えないが、俺が予想していたより10年も早く世の中が動いている。この先、日本人の寿命は確実に下がると思うよ。』

僕:「ではどうすればいいのですか?」

オーナー:『食生活を変えること。うちで作っているような伝承野菜を食べ続けると1年で体調が変化する。伝承野菜はまだまだ日本各地で作っているし、販売しているからね。』

食後に延々と1時間...。オーナーさんに話を伺いました。次の予定があったので少し焦りましたが...(笑)。俺は変わり者と言うオーナーさんですが、このレストランを開業したことで、少しずつ伝承野菜の良さが伝わっていること、そして各地で講演をしたり、学生に教えたりと活動を広めています。

僕:「オーナーの伝えようとしていることを分かりやすくまとめ、本を出版したらいかがですか!」

オーナー:『そんなことはしない!俺が死んだらこのハウスや種は全部燃やしてしまうよ(笑)。その為に今必死で伝承野菜のことを伝えている。』

もう70才を過ぎているそうですが、『まだ研究することがある。あと30年は生きるよ。』と日焼けした顔からニヤリと白い歯が見えた時は思わず僕も笑ってしまいました。

店舗情報

ベジタイムレストラン土遊農(どうゆうのう)

  • 山形県鶴岡市羽黒町市野山字山王林121-1
  • TEL:0235-33-8310(やさいまる)
  • 営業時間:11時30分~16時00分 ※木曜定休

※できるだけ事前の予約をオススメします。
※当記事は2018年8月時点のものです。訪問の際は、必ず事前にご確認を。

★前回訪問の記事はこちら
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中尾勝

旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。

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