<京都・イベント情報>霊源院「甘露庭」特別公開と特別御朱印

霊源院(れいげんいん)は建仁寺(けんにんじ)の塔頭。京都市東山区にあります。普段は非公開寺院ですが、年に数回、特別公開しています。今年2018年は先週の5月19日(土)~公開がスタートしました。特にこの時期は甘茶の木が「甘露庭」に美しく咲き誇ります。ぜひこの時期に足を運びたいものです。

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霊源院の魅力と見どころをご紹介!

建仁寺塔頭、霊源院は京阪電車「祗園四条駅」から徒歩12分。建仁寺の南東側に位置しています。

京都 霊源院

「毘沙門天」ののぼりが目印です。

京都 霊源院

入口で靴を脱ぎ、拝観料を払って本堂へ上がります。

京都 霊源院

初夏にこそ訪れたい!甘茶が咲きほこる「甘露庭」

京都 霊源院 甘露庭

『甘露庭』です。境内東側一帯に広がる近年手入れされた庭園でお釈迦様の一生を元に作庭されています。特にこの時期は白砂を敷き詰め、新緑と甘茶の木の花とのコントラストを楽しめます。特に甘茶の木は400株もありとても見応えがあります。

京都 霊源院 甘露庭

石、甘茶の木、仏塔の配置が素晴らしい。

京都 霊源院 甘露庭

ぜひ縁側に座ってじっくりと庭を眺めてください。静寂の中、風の音、木の音、そして隣接の寺院から聞こえる鼓の音色に時が経つのも忘れそう...。

京都 霊源院 甘露庭

室内で一歩下がって庭を眺めると、1枚の絵のような光景が広がります。

京都 霊源院 甘露庭の甘茶の木

京都 霊源院 甘露庭の甘茶の木

京都 霊源院 甘露庭の甘茶の木

京都 霊源院 甘露庭の甘茶の木

京都 霊源院 甘露庭の甘茶の木

甘茶の木。僕が訪問した時はまだ満開ではありませんでしたが、これから徐々に満開になっていくそうです。紫陽花に似ていますが、花びらを見るととても繊細です。なお、甘茶の木はユキノシタ科の落葉低木。ヤマアジサイの変種です。

甘茶席もおすすめ!気になるお味は?

京都 霊源院 甘茶席の干菓子

甘茶席もおすすめです(別料金がかかります)。オリジナル干菓子の毘沙門天。

京都 霊源院 甘茶

そして甘茶。庭に育つ甘茶の葉を蒸してもみ、乾燥したものを煎じてお茶にしたもの。一口目は紅茶かなと思うような感覚。とても甘いですが、あとからほのかなお茶の苦味も感じられます。

京都 霊源院 寺宝

本堂内にはいたるところに寺宝が展示されています。新旧のデザインが融合していて寺院としてのセンスの良さを感じました。

京都 霊源院 也足軒

四畳半の茶席「也足軒」。茶道に関してはまったく無知なのですが、有名な茶碗が置いていました。

京都 霊源院 妙喜庵

「也足軒」の向かいにあるもうひとつの茶室「妙喜庵」。茶室として一番小さいサイズの一畳台目の茶室だそうです。

ぜひ手に入れたい!特別な御朱印

京都 霊源院 御朱印

普段は非公開寺院の為、御朱印も特別なもの。今回ご用意されている御朱印を撮影させていただきました。

京都 霊源院 特別な御朱印

そして、「甘露庭」の特別公開期間にいただける御朱印。甘茶の木の写真に右は『弥勒菩薩』、左は『甘露』と書かれています。

御住職ともお話しさせていただきました。若くて男前(笑)でとても気さくな方。親切に質問にお答えいただけますので、わからないことがあれば聞いてみましょう!

おまけ・寺犬のミニーちゃん御朱印

京都 霊源院 寺犬ミニーちゃんの御朱印

最後に今回、残念ながら会えなかった寺犬のミニーちゃん(柴犬)。普段は庭で遊んでいますが、今回の特別拝観期間中はお休みだそうです(笑)。かわりに木村英輝先生によるミニーちゃんの御朱印をゴールデンウィークの特別拝観期間中にいただきましたので載せておきます。ミニーちゃんお茶目だわ!

【追記】2020年5月31日に参拝

2020年5月23日から2020年7月31日に公開された際に再訪しました。

京都 霊源院

この時は今川義元公生誕500年記念・令和の枯山水庭園「鶴鳴九皐(かくめいきゅうこう)」完成初公開でした。

京都 霊源院 枯山水庭園

前回、参拝した際とがらっと雰囲気が変わりました。

京都 霊源院 枯山水庭園 鶴鳴九皐

こぢんまりとした寺院なので本堂と庭が一体化して見ることができます。

京都 霊源院 枯山水庭園 鶴鳴九皐

もちろんこの時は甘茶の花も咲き始めていました。

京都 霊源院 甘茶の木

御朱印は2体いただきました。こちらは枯山水庭園「鶴鳴九皐(かくめいきゅうこう)」公開を記念して授与されたものです。

京都 霊源院 鶴鳴九皐 御朱印

こちらは毘沙門天さまの御朱印です。

京都 霊源院 毘沙門天 御朱印

基本情報・イベント概要

建仁寺塔頭 霊源院
住所:京都市東山区大和大路通四条下ル小松町594

終了:<霊源院 甘茶の庭「甘露庭」特別公開>

  • 開催期間:2018年5月19日(土)~2018年6月17日(日)
  • 開催時間:10:00~16:00(15:30受付終了)
  • 拝観料:一般500円 中高生300円 小学生以下無料(保護者同伴)
  • 甘茶席:500円(オリジナル干菓子"毘沙門天"付き)
    パンフレットはこちら

終了:<夜間拝観(ライトアップ)>

  • 開催日:2018年6月2日(土)
  • 時間:20:00~22:00
  • 拝観料:一般500円 中高生300円 小学生以下無料(保護者同伴)
  • 蛍火を愛でる茶席:1,000円(予約不要)※蛍放生会を行います(少雨決行)
  • 公式サイトhttp://www.reigenin.jp/index.html

<2018年6月19日 追記お知らせ>

※本記事掲載の特別公開イベントは終了しました。これ以外にも特別公開は不定期で随時開催していますので、最新情報は公式サイトまたはfacebookにてご確認ください。寺犬のミニーちゃん(柴犬)の画像もアップされていますよ!(笑)

<2021年1月19日追記のお知らせ>

2020年5月23日から2020年7月31日に公開された「今川義元公生誕500年記念・令和の枯山水庭園「鶴鳴九皐(かくめいきゅうこう)」完成初公開」のものです。

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中尾勝

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