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グランドエキスプレスでの寝台列車の旅!モスクワ~サンクトペテルブルク

シベリア鉄道に続き第二弾!ロシアにはまだまだ旅情溢れる寝台列車の旅があった...!
これまでの馬車での移動から19世紀に入り鉄道の建設が急速に発展した中、かつての栄華を今なお伝え続けている豪華寝台列車「グランドエキスプレス」がモスクワからサンクトペテルブルク間の約650㎞を繋いでいる。
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今や、飛行機で約1.5時間、日本でいう新幹線「サプサン号」という名の超特急列車では約4時間で行けてしまうところ、約9時間、一夜かけて寝台車両にて静寂の中に鉄道音を聞きながらの移動は、当時の面影に包み込まれたようなタイムスリップした錯覚を感じる。
ロシアの鉄道駅は行き先が駅の名称となっており、例えば、サンクトペテルブルクへ向かうモスクワ市内にある駅名はかつてのサンクトペテルブルクの呼称レニングラード駅となる。
逆にモスクワ駅に行くサンクトペテルブルク市内にある駅はモスクワ駅となる。
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レニングラード駅(モスクワ)
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モスクワ駅(サンクトペテルブルク)
モスクワ行きレンニグラード駅23時40出発の30分前には駅に着き電光掲示板で乗車する列車の時間と番線を確認する。
ホームへと進むと、各車両に国旗の象徴である色、赤い制服に身を包んだ車掌が出迎えてくれる。予約した号車まで行き予約記録を見せて客室に向かうと、想像していたよりはるかに豪華な、こちらも赤の色調で統一された、ソファーベッドからアメニティーセット(スリッパ,歯ブラシ,クシ,靴ベラ,ウォーターティッシュ,シュークリーナー)とコンプリメント(ミネラルウォーター,チョコレートケーキ菓子)などが用意されていた。各部屋の扉はカードキー式のオートロックとなっており治安面においても安心できる。乗車前には必要な寝具などだけを手荷物として準備しておき、スーツケースは座席下に収納しておくと客室内のスペースも保てる。
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また、各車両前後2ヶ所にトイレ、サモワールが1台あり、その場で調理する食堂車が1両連結されている。寝台列車で気になるトイレも衛生的で、便座シートは自動的に交換される装備で常に新しい状態で使用できるのは嬉しい。
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出発すると、迎え入れてくれた車掌が翌日の朝食メニューを1人ずつ聞きに来る。メインを1品、ロシア風おかゆ、シリアル、サンドイッチから選べ、飲むヨーグルトとコーヒー又は紅茶が付いてくる。
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ほどなく、大きな揺れなく真新しいシーツが気持ち良く眠りにつけた。サンクトペテルブルクのモスクワ駅8:40到着まであと少しのところ、7:30頃に注文していた朝食が運ばれてきて田園風景を眺めながらの優雅な朝を迎えられる。
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これほどまでに喧噪な場所を離れ、時を感じたのは何時ぶりだろうか。間もなく列車はサンクトペテルブルクのモスクワ駅に到着。今日は一日思い残すことなくサンクトペテルブルクのネフスキー通り中心に街歩きを楽しもうと思う!
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HITOSHI
- Where there is a will, there is a way!!をモットーに、一人でも多くの日本の方に世界中の国々の魅力を伝えたいという思いを抱いて…!




























