たびこふれ

今ではあまり話されない「長崎県 ハウステンボスのよもやま話」

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記事投稿日:2018/05/08
最終更新日:2018/05/08

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はじめまして!"車掌かんちゃん"と申します。大の鉄道マニアです。(昔は撮り鉄でしたが、今は乗り鉄です)今は国内旅行の添乗員をやっています。

今回は、私の大好きな長崎ハウステンボスの、創業当時のエピソードをご紹介したいと思いますのでおつきあいください。

ハウステンボスはもともと長崎県が頭を抱えていた土地でした

もともと工場団地用に埋め立て造成しましたが、1社も進出企業がなく塩漬けの土地が長崎にありました。ここをハウステンボスが買ったのです。少しでも掘るとヘドロが出てくる土地だったので、草木が育つようにまず土壌の入れ換えを行い、次に運河を掘りました。オランダの干拓の技術が活かされたのです。

自然環境の保護を目的にしていました

ハウステンボスには、アスファルトの道はありません。雨水が地面に染み込むように石畳かレンガ敷になっています。なぜでしょうか?答えは、土地が死なないようにするためです。さらに、運河や海の護岸もコンクリートではなく石積みとレンガ積みです。これは、隙間の藻を小魚がつっつけるようにしているのです。ハウステンボスの自然環境への配慮が感じられます。

徹底した本物志向をめざしました

ハウステンボスの建物は全てオランダの教会や工場や大学などを参考にしています。中でも象徴である「パレスハウステンボス」はオランダの宮殿のようです。建設中にオランダ王室が視察に来た時、建物のレンガの積みかたの幅が数ミリ違うと指摘され、すぐに数千万円かけて工事をやり直したほどの徹底ぶりでした。

開業日にこんな出来事が。。。

1992年3月25日、総事業費を2,250億円かけてハウステンボスは開業しました。オープン当日は午前9時に入国棟から一番最初の跳ね橋が架かると、10日前からテントで寝泊まりして並んでいた一番乗りのお客様がハウステンボス株式会社の広報課新入社員の出迎えを受け、橋を渡られました。実はこの新入社員が私です。大学の卒業式より前の3月10日の入社式が行われ、社会人になりました。

女心を惑わし、冷静な判断出来ず(?)

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パレスハウステンボスの裏庭は、設計図だけ残っていたバロック様式の庭を再現しています。テレビ撮影に使用されたこともあります。とんねるずのお見合い番組「ねるとん紅鯨団」では、この庭で告白タイムが行われました。その様子を当時広報課だった自分はとんねるずの石橋貴明さんのすぐ後ろでずっと見ていました。当時、7組のカップルが生まれたのですが、その中の一人の女性が「この庭の素敵な雰囲気に負けた。なんで、あの男性にOK したのか」と直後に話していたのが聞こえました。因みに私は高校生の時から木梨憲武さんに似ていると言われていますが。(ライター欄をご覧ください)

オランダ人に「負けているのは歴史だけだ!」と言わしめた「ホテルヨーロッパ」

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ある時、ハウステンボス内の最高級ホテルである「ホテルヨーロッパ」に宿泊したオランダ人がこう言いました。「素晴らしい。設備を始め全ての面で。負けているのは歴史だけ」。※参考にしたオランダのアムステルダムにあるホテルヨーロッパは100年の歴史があります。

■ハウステンボス ホテルヨーロッパ公式サイト:https://www.huistenbosch.co.jp/hotels/he/index

海水の満ち引きを利用したすばらしいしくみ

ハウステンボスには2つの水門があります。満ち潮の時に1つの水門を開けて海水を引き込みます。引き潮になったらもう1つの水門を開けて水を海に出します。これで運河内の水を循環させ、汚れやゴミをなくすのです。運河内は多くの船が運航しています。開業当初、船長さんの中には軍艦艦長をしていた海上自衛隊OBもいらっしゃいました 。その方の操船ぶりはさすがでした。

キャッチフレーズは「100分で行けるヨーロッパ」

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ハウステンボス開業と同時にJR 九州はハウステンボス駅を開業し、博多から直通の特急列車「ハウステンボス号」の運行を開始しました。「所要時間100分」。これが当時のテレビCM のキャッチコピーでした。今のハウステンボス号の車両は2代目の783系ですが、初代の車両は485系。一足早く、1991年の年末の特急の増結編成で走り始めました。

今でも覚えているのが、年末に福岡の大学から実家の佐賀県有田に帰省する時の出来事です。一緒に帰省する姉と、この車両に乗り、ハウステンボスのロゴマークを見ながら「俺、来年春から、この会社で働くんだ」と言ったら、「あんた、顔に似合わず、意外とおしゃれな所に就職するんやね」と言われました。まぁ、この会社を選んだ理由の1つが、「会社名と定期券の駅名と乗る列車が全てハウステンボスというのも良いかな」という、鉄道マニアの単純な基準だったんですが(笑)。

いかがでしたでしょうか?今回は、徹底した本物志向、自然環境の保護・・・千年の時を刻む街「ハウステンボス」を少し違った視点で見て楽しんでいただけたらと思い、このようなお話をさせていただきました。それではまた!車掌かんちゃんでした!

ハウステンボス

■住所:〒859-3292 長崎県佐世保市ハウステンボス町1−1
■営業時間:HPのカレンダーをご確認ください。
■公式サイト:https://www.huistenbosch.co.jp/

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最終更新日:2018/05/08

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