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台湾鉄道 途中下車!レトロな駅舎「台南駅」の利用術と周辺情報
台湾リピーターの間で、最近人気を集めている南部の観光都市「台南」。旅の拠点となる台鉄台南駅にはロッカーやキヨスクはあるの?レンタサイクルや、バス乗り場はどこ?などなど、旅行前に知っておきたい台南駅情報をお伝えします。
目次
南国情緒ただよう「臺南車站」
台湾の西南部に位置する「台南」は、ノスタルジックな雰囲気を残す街として、ここ最近テレビや雑誌などでも多く取り上げられている、人気急上昇中の観光スポットです。市街地はそれほど大きくなく、在来線の「臺南車站(台南駅)」周辺に、おもな見どころが集約されています。台北や高雄からなら新幹線でのアクセスが便利ですが、高鐵(新幹線)の台南駅と、台鉄の台南駅は離れているのでお間違いなく!この区間は在来線で結ばれています。
駅構内の設備をご紹介!
台南駅は100年以上の歴史を持つ白亜の建物。かつては、駅舎の2階にホテルとレストランがあったそうですが、現在は閉鎖され2階へ上がることはできません。入り口は、メインとなる前站(西口)と、成功大学側にあたる後站(東口)の2か所で、前站には、大きな窓口カウンターやインフォメーションセンターがあります。前站には、2軒のキヨスクとテイクアウト用のお寿司を売るお店がありますが、後站側には何もありません。
コインロッカーは後站にあり(前站にはありません)、収納できるサイズは横38cm、奥行き56cm、高さ30cmまでの、ワンサイズのみです。
使い方は、緑ランプの点灯している番号のロッカーを選び、そこに荷物を入れ中央にあるボタンキーで使用するロッカー番号を押します。そして表示された「30元」を投入し、暗証番号の記入されたレシートを受け取ると施錠されます。
最初に支払った30元は3時間分の利用料金で、それ以降は3時間ごとに20元ずつ追加され、不足分を最後に清算するシステムです。清算時には、先ほどのレシートが必要です。それと、おつりが出ないので、あらかじめ小銭を用意しておくこともお忘れなく!
もし、ロッカーに入らない大型の荷物を預ける場合は、少し離れた所にある「行李房」を利用しましょう。「行李房」は、前站を出て大通りを右手に曲がり「國光客運」というバス乗り場の向かいに入り口があります。バイク駐車場の奥に受付があり、朝8時~夜8時まで(12時~13時はお休み)の営業時間内なら、荷物を預かってもらうことができます。料金は以下の通り。
- 荷物の縦横高さの合計が100㎝以下:30元
- 荷物の縦横高さの合計が101~150㎝:50元
- 荷物の縦横高さの合計が151㎝以上:70元
ロッカーに入るサイズの小さな荷物でも、3時間以上の利用する場合は「行李房」の方がお得になるので、旅の目的やスケジュールに合わせて利用してみてくださいね。
ここからそれぞれの観光スポットへ出発!
MRTのない台南では、バスやタクシー、レンタサイクルが主な移動手段になります。前站(西口)のロータリーには、バスとタクシーの乗り場があり、ここから各観光スポットへと向かうことができます。
1年ほど前に運営が始まった、台南の公共レンタサイクル「T-Bike」のステーションも、このロータリーにあります。ただ、駅前ということで利用者が多く、1台も残っていない!なんていうことも...。そんな時は、後站(東口)近くの大學西路と育樂街の交差点にあるステーションを利用するのも、ひとつの方法です。
「T-Bike」の利用方法については、こちらの記事『台南版公共レンタサイクル「T-Bike」』をご覧ください。
お腹が空いた!駅周辺グルメもお忘れなく
台南といえば、おいしい食べものを目的にやってくる人も少なくありません。バスやレンタサイクルで、おいしいもの激戦区足まで足をのばしてみるのもいいですが、駅に着いて今すぐ食べたい!という人には、後站(東口)を出てすぐの所にある「育樂街」を歩いてみては?ここは、成功大学生たち御用達のグルメ街で、お財布にうれしい激安グルメ店が軒を連ねる通りです。お昼頃からお店が開き始め、暗くなると夜市のような雰囲気になるので、行くならば夕方以降がおすすめですよ。
みどころ満載、おいしい物満載の台南。台南駅をうまく利用して、充実した旅をお楽しみください~。
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ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。