ベルギーの海辺の高級リゾート地でしか手に入らない「ショコラティエ M」

今回はちょっとレアなチョコレート屋さん「ショコラティエ M」にスポットをあてたいと思います。オーナーでもあるチョコレート職人はデイビッド・マンハウト氏で、数々のチョコレートの大会で受賞されています。ベルギー在住日本人にもあまり馴染みはありませんが、ベルギーのミシュラン星付きレストランでも出されている、まさにお墨付きのチョコレートです。

ブリュッセルはベルギーの首都ですが、実はブリュッセルでは手に入らないチョコレートはたくさんあり、地方都市にしかお店をもたないチョコレート屋さんは多くあります。だからこそ、ベルギーを旅する時には、地元のチョコレート屋を探して訪れる楽しみもあるわけです。

このチョコレート屋さんは、クノック・ヘイストという場所にあります。クノック・ヘイストは、北海に面していて長距離にわたり砂浜が広がっている地域にあり、富裕層がすむ海辺のリゾート地です。街中や海岸通りには高級ブティックやレストランが立ち並び、夏はビーチを訪れる人で賑わいます。位置的にはフランダース地方にあり、町全体が世界遺産でもある有名なブルージュから車で30分くらいです。海辺の町としてはオステンドの方がガイドブックにも載っていて観光客には馴染みがあるかもしれませんが、ベルギーでは訪れるにはクノック・ヘイストの方が洗練されたオシャレなイメージに魅かれます。ベルギーの夏はそんなに暑くはないので、ビーチで泳ぐというよりは、ビーチ沿いのテラスで美味しい食事やビール(シャンパンの方が似合うかも?)を楽しむ人も多いです。

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その街の中心地でビーチから1ブロック中に入った所に、チョコラティエ Mがあります。パッケージにも書いてある通り、まさにチョコレート・デザイナーで、チョコレートやボックスもオシャレですが、チョコレートに対する情熱やアイディアもまさにデザイナーです。積極的にコンクールに参加し数々の受賞経歴があり、2017年にも国際チョコレート大会でジントニックのガナッシュや日本のたまり醤油を使った「Umami」というチョコレートが金賞を受賞しています。アジアへの関心も高く「アジアコレクション」も人気だそうで、これまでに素材として山崎ウイスキーを使ったりお茶を使ったりと様々な日本からの素材も取り入れられています。

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プレゼントにぴったりのチョコレートですよね。女性ならこんなチョコレートをもらうと、胸がワクワクしてきます。クノック・ヘイストの高級志向の人々がちょっとしたプレゼントや手土産に買いに来るのが想像できますね。

ちなみに、ベルギーではこのように箱詰めされるチョコレートは、箱の中に仕切りがない場合がほとんどです。通常は目の前に種類ごとに並べられたチョコレートから選んで箱詰めしてもらいます。振り回すとごちゃごちゃになってしまうので、注意が必要です。また、高級チョコレートは保存料などを使っていない場合が多いので、購入時に賞味期限を確認すると良いかもしれません。

実は近年はバレンタインの時期だけ日本のデパートでも販売されているそうです。もしかしたら、その時期に見かけた方や購入された方もこの記事をご覧になっているかも?その場合は、ぜひ現地でフレッシュなチョコレートを食べてみて頂きたいです。

旅行の場合で特にブルージュに宿泊される方は、ぜひクノック・ヘイストまで足をのばしてみてください。

ショコラティエ・エム HP: www.chocolatier-m.be/index.asp?taal=uk

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