ドバイのお酒事情

まだまだ暑いドバイ。湿度も多く、蒸し暑さが気になる夏が続いています。これが日本であれば、ビアガーデンなどで皆さん暑い夏を乗り切ろうと思うかもしれませんが、イスラム圏であるアラブ首長国連邦ではお酒はタブーの為、ビアガーデンのような所を探すのは大変なのです。そこで、今回はドバイのお酒事情について書きたいと思います。

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他のイスラム圏では、完全にお酒を飲むことができない国等もあり、お酒に関して厳しい法律が各国であります。しかし、全人口の80%が外国人であり、観光分野にも力を入れているアラブ首長国連邦ではそうもいきません。そこで、アラブ首長国政府はゆるい法律はあるものの、外国人(非イスラム教徒)が飲酒しやすいようにと考慮されているのです。

この国には2つの酒屋チェーン店があるのですが、アラブ首長国連邦に暮らしている外国人に関しては、酒屋にて酒購入許可証を取得する為の申請書を提出します。酒屋はそれを政府に提出し、少し時間はかかりますが許可証を受け取ることができ、毎月購入制限はあるのですが、お酒を購入することができるのです。これはドバイやアブダビにて必要となってくるのですが、首長国によっては合法で許可証無しで購入できる所もあり、ドバイ在住外国人の中にはその首長国まで購入しに行く人も少なくありません。

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観光客や出張者の方々は残念ながら市内でお酒を購入することは不可能なのです。しかし、飲酒は可能。なぜなら多くのホテルが年間アルコール販売権のようなものを高額払って持っている為にアルコール販売権を持っているホテルに行けば問題なくバーやレストラン等で飲酒が可能なのです。

出張者にせよ観光客にせよ一番手っ取り早いのはドバイ国際空港のDuty Freeで購入すること。ここに関しては許可証等がなくてもお酒を購入することができるので、お酒飲みの方々にはちょうど良いのです。

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ただし、お酒を購入される方、飲まれる方への忠告です。ホテル内など許可をもっている場所での飲酒は問題ございません。そして自宅などでの飲酒も問題ございません。しかし、この国では外に出たときに酔っ払っている行動(千鳥足のような動き方や吐いてしまうことなど)を公共で見せることは禁じられています。そして国際的にどこも同じですが飲酒運転はとても厳しく罰されます。減点などとあまり重くない刑罰ではなく、牢獄行きとなってしまうこともあります。特に飲酒運転をして小さいとしても事故を起こしてしまうと、最低でも1ヶ月以上牢獄行きとなってしまうので、飲酒される方は絶対にタクシーなどでの移動をするようにしてください。



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ファトマ

アメリカで中東学を勉強し、14年前にドバイに渡る。現在フリーとして企業リサーチや観光ガイド、メディアコーディネートを行う。

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