【スペイン】アンダルシアの白い町アルコス・デ・ラ・フロンテーラ

アルコス デ ラ フロンテーラ スペイン

フラメンコ、闘牛、ひまわり畑に青空に映える白い町。日本人が抱くスペインのイメージのひとつ、白い町として有名なアルコス・デ・デ・フロンテーラは、南部アンダルシア州のカディス県内陸に位置し、『プエブロス・ブランコス街道(白い町街道)』の歴史保存地区に指定されています。

丘の上にあり、町から眺めるパノラマも遠くから見る町の全景もワンダフル!! 

4月の終わりに、なんと18年ぶりにこの町を訪ねてきました。まずは着いてビックリ。

私が初めて行った1996年はちょうどスペインの景気が上向きになった頃で、そこからバブル期を迎えました。そんなわけで、この18年の間に町は拡張され、バスターミナルができ、旧市街く続く道にはお店や飲食店が並び・・・。あの旧市街はどうなってしまったのか、と不安が過ぎったものの、昔の街並みはそのまま残っていました。ホッ。

アルコス デ ラ フロンテーラ 街並み

特にこれ!といった目玉の見どころはない町なので、のんびり散策をするに限ります。

まずは、たいていのツーリストが向かうと思われるカビルド広場へ。市役所、パラドール(高級国営ホテル)、サンタ・マリア教会に囲まれたこの広場の一辺は崖になっており、目の前には素晴らしいパノラマが広がります。

が、もっと素晴らしいパノラマスポットがあるので、もったいぶらずにご紹介しちゃいましょう。

広場にあるパラドールです。パラドールのレストランのテラス席が見事なんです!

もちろん宿泊客でなくても利用できますし、飲み物1杯だけでもOK。メニューにはタパスもあるので、リーズナブル(^^) 18年前もここにお世話になりました。レストランには大きな展望窓のある部屋もあるので、風が強い日や寒い日は、ここに陣取りましょう。

テラス席
<このテラスからのパノラマは、行ってからのお楽しみ♪>

レストランからの眺め
<ガラス越しにパノラマが楽しめる席>

パティオ
<パラドールのパティオ>

Parador de Arcos de la Frontera(アルコス・デ・ラ・フロンテーラ パラドール)

旧市街を歩くと、以前来た時よりも旧市街には飲食店やお土産屋さんなど、ツーリスト向けのお店が増えていました。観光で生きている町なので仕方ないですね。

アルコス デ ラ フロンテーラ 街並み

でも、街並みの景観を保ったままで、全体的に素朴な雰囲気で気にはなりません。さらに奥に奥に進んでいくと、完全な住宅街になります。

迷路のような細い道や急な坂道に地元の人の生活があるのです。ここで生まれた人たちは、坂道も気にならないんでしょうか?

アルコス デ ラ フロンテーラ 街並み

迷路のような道
<迷路のような道では運転も大変!>

帰りのバスの時間の都合で、さらに進んで町を出て、外から町を眺めることができなかったのですが、これまた素晴らしい景色なんだそうです(現時点で、町の観光サイトを開けると最初に出てくる写真)。

丘の周りを流れる川のまわりも散歩してみたいし、次回は1泊、もちろんパラドールのパノラマビューの部屋に泊まって楽しみたい町です。

川の向こうにダム
<この辺りまで下りて行くとすぐ下に川が流れており、向うにはダムが見えます>

アルコス デ ラ フロンテーラ 白い街並み
<すぐ上の写真を撮って振り返ると、白い町が>

なお、丘の上の町なので、ほとんどが坂道です。丘の下にあるバスターミナルから旧市街はずっと上り坂で、ちょっと距離があります。歩きやすい履き物で行きましょう。

カーニバル、セマナサンタ、5月の十字架祭り、聖体祭などのほか、8月にはフラメンコのカンテ(歌)フェスティバル、9月にはフェリアと、小さな町ですが年間を通して様々なお祭りが催されているようです。

ぜひこのアンダルシアの白い町・アルコス・デ・ラ・フロンテーラに訪れてみてくださいね。

>>アルコス・デ・ラ・フロンテーラ公式観光サイトはこちら

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田川敬子(Keiko Tagawa)

1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。

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