コペンハーゲン市内中心にあるスロッツホルメン島。国会議事堂、迎賓館、裁判所などが並びます。運河側にある古代風ポリクロム装飾のカラフルな建物は、トーヴァルセン美術館。デンマーク人彫刻家ベアテル･トーヴァルセン（1770～1844年）の作品が展示されています。入口は、黄色い建物の右側、足場が組んであるあたりです。

館内へ

入口近くに入館料を払う受付。普段は大人70dkkですが、毎週水曜日はどなたも無料の日。オーディオガイドは無料で借りられます（水曜日のみ20dkk）。

回廊式の館内にならぶ、数々のクラシックな彫刻。作品数にも圧倒されます。

1階のメインフロアにあるのは、トーヴァルセンの代表作、大理石の大きな彫刻、有名人の彫刻、ギリシャ神話のレリーフなど。

デンマークの偉大な彫刻家ベアテル･トーヴァルセン

中庭にあるのはトーヴァルセンのお墓。トーヴァルセンはコペンハーゲンの貧しい家庭に生まれ、ロイヤル・ダニッシュ・アカデミーで学んだ後、26歳のときローマに移住。そこで40年ものあいだ制作を続け、ヨーロッパで著名な彫刻家として活躍しました。晩年に自身の彫刻や美術品のコレクションを故郷のコペンハーゲンに遺贈。美術館はトーヴァルセンの没後4年、1848年に完成しました。

2階のコレクション

アッパーフロアにあるのは、主にトーヴァルセンが所有していた絵画とアンティークのコレクション。アンティークは写真のカメオや彫刻、コインなど、エジプト、ギリシャ、ローマから。絵画はドイツ、フランス、イタリアとデンマーク黄金時代の作品が展示されています。

小さなカフェとショップ

1階には中庭横に小さなカフェスペースも。夏には中庭にテーブルも出ます。カフェの横にはトーヴァルセンの書籍を中心としたショップ。ラインナップは下記ホームページでも紹介されています。

詳細情報

Thorvaldsens Museum（トーヴァルセン美術館）

Web：http://www.thorvaldsensmuseum.dk
住所： Bertel Thorvaldsens Plads 2, 1213 Copenhagen K
開館時間：火曜日〜日曜日10:00-17:00、
閉館日：月曜日、12月24, 25, 30, 31、1月1日
入館料：大人70dkk、学生50dkk、18歳以下無料　※水曜日は入場無料