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アブダビ「ザイード・センター」でもっとUAEについて学んでみよう!
UAEには幾つか歴史を学べる施設がありますが、今回はアブダビにある、ちょっとユニークな分野を学べる博物館のご紹介です。
こちらの博物館は海が綺麗でローカルにも人気のAl Bateen地区にあります。人が少なくアブダビダウンタウンに比べるととても静かで落ち着く場所です。小さい博物館ですが、ツアーのお客さんで賑わっています。
博物館の周りをお散歩すると、気持ちがいい景色が広がります。
駐車場の前には図書館とオフィスがありました。私たちが訪れた時はお休みでした。残念!
博物館本館はザイード氏の大好きな車がお出迎えしてくれます。
若かりしザイード氏が営業時間を教えてくれます。とってもハンサムな王様ですね。この博物館は残念ながら平日のみの営業なのでお気をつけください。
では早速中へ入ってみましょう!
ドバイのEtihad Museum同様、UAE国父ザイード氏の外交の様子などの写真がたくさん展示されています。ツアーのお客さんが居ない限り、ガラガラでとても静かなのでゆっくり観覧することができます。展示会は幾つかの部屋に分かれていて、とても綺麗にレイアウトされています。
いつ見てもすごいAl Nahyan王族の家系図!
UAEには6つの王族が居ますが、その1つでアブダビを拠点としているアル・ナヒヤーン家。現在のトップはハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン、国父であるザイード氏の長男で、現在はUAEの大統領であり首相です。彼をトップに19人の男性が並んでいますが、すべてザイード氏の息子さんです。それではまず1つ目の部屋へ行ってみましょう!
UAE郵便の歴史について学べる!
なぜここへ来て郵便の歴史なのか少し謎ですが、素敵な切手がたくさん展示されていました。世界一が大好きなUAE。画像を撮り忘れましたが、こちらにも世界一大きな切手というものがありました。
アブダビの誇りであるモスクの切手もありました。形もユニークでとっても綺麗です!
石油の歴史も学ぼう!
2つ目のお部屋では、石油について学ぶことができます。アブダビにとって大切な取引先の日本も説明書きの中に多々出てきていました。
このように石油を引き上げているんですね〜!断面図で学べると説明書きを読むよりわかりやすく、子供にとっても面白いと思います。
このドリルのようなもので石油をぐいぐい引き上げているのでしょうか。とっても大きいモデムでした。
大部屋にはお宝がいっぱい?!
ここでは椅子に腰掛けながらドキュメンタリーを観ることができます。画像を見ると小さなテレビですが、誰もいないので全然問題ありませんでした。
こちらの空間にはザイード氏が集めた銃、車、香水などのコレクション、世界各国からプレゼントされたお宝が展示されています。ザイード氏は狩りがお好きだったらしく、剥製(はくせい)や動物の絨毯?のようなものも展示されていました。生前は大変お車を愛されていたそうで、ボディーガードなしで街中を走るのが楽しみだったそうです。
すごい迫力です。
最後の部屋はUAE護衛の歴史!
一番最後の部屋にはUAE軍隊の歴史が学べるスペースになっていました。
警察官のユニフォームが様々な形で展示されています。とっても安全なUAEでは日本のように道で警察官を見かけることがほとんどありません。女性のユニフォームもあって、今まで一度も見たことがなかったので興味深かったです。
他にも展示品はありますが、約1時間程ですべて見て回ることができました!ガイド付きツアーなどもあるそうなので、ご希望の方は事前に予約してみてください。
インフォメーション
施設名:ザイード・センター(Zayed Center)
開館時間:日曜から木曜(平日のみ)
ウェブサイト:www.torath.ae
博物館の後は横のカフェでまったり!
おまけの情報ですが、博物館の隣にとっても素敵なカフェがあるのでご紹介です。いつも現地の方々で賑わっています。
シーサイドを眺めることのできるテラス席。
ブリオッシュをフレンチトーストにしてあるこの一品!すごく美味しいです。
こちらはメキシカン料理。メニューは本当にバラエティ豊富で何を頼むか迷ってしまいます。
他にもカフェなどがたくさんあるので、博物館へお越しの際は是非Al Bateen地区も散策してみてください!
Tashas Al Bateen店
ウェブサイト:http://www.tashascafe.com/locations/abu-dhabi/al-bateen/
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Satoko Chen Arikawa
- カナダ、台湾生活を経て、2016年1月からアラブ首長国連邦アブダビ在住。宝飾関係の仕事をしながら、のんびりアブダビ生活を楽しんでいます。趣味は旅行、芸術鑑賞、料理、そして食べること。