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レトロな雰囲気ただよう台湾バナナの街「旗山」に行ってきました
高雄市にある「旗山」は、バナナの産地として有名な街。廃駅となった小さな駅舎から、まっすぐにのびる老街には、様々な品種のバナナはもちろん、バナナを使ったお菓子のお店がずらり軒を連ねています。そんな旗山へ行ってきました。
「旗山」とはこんな街
「旗山」は、高雄市中部に位置する小さな街です。戦前はサトウキビの生産が盛んだった街で、かつてはこのサトウキビを輸送するために作られた鉄道が通っていました。しかし1970年代に入ると製糖業は衰退し、鉄道は廃止。街の玄関口となっていた「旗山車站(旗山駅)」も廃駅となってしまいますが、歴史ある駅舎は修復工事が行われ、現在は「糖鐵故事館」として開放されています。
どこか懐かしさを感じる老街をそぞろ歩き
さて、その旗山駅の北に延びる中山路が「旗山老街」と呼ばれ、にぎわいを見せるメインストリートです。バロック風の歴史ある建物が軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。戦後に入ってからは、バナナの生産が盛んになり、いろいろな品種が作られるようになりました。歩いていると、蜜蕉、芭蕉、呂床蕉、蘋果蕉、美人蕉などなど、見たことも聞いたこともない品種のバナナに出会うことができます。日本に持って帰りたいところですが、フレッシュのフルーツは持ち帰ることができないので、滞在中にお腹の中におさめておきましょう。
そして、旗山歩きの醍醐味とも言えるのが、バナナスイーツの食べ歩きです。このメインストリートには、チョコバナナやバナナケーキ、バナナパフェなど、甘い誘惑に、ついつい目移りしてしまいます。こちらは、バナナのソフトクリーム。濃厚な甘さで、寒さも関係なしに、ペロリといただいてしまいました。
「旗山」へのアクセス方法
「旗山」の見どころはこの老街や旗山故事館の他にも、三級古跡である「旗山天后宮」や昔の小学校の校舎を利用し、この街の歴史を紹介している「旗山生活文化園區」などがあります。台鉄高雄駅からタクシーで行く場合は、所要約40分ほど。バスを利用する場合は、高鉄左營駅(MRT左營駅)から、高雄客運が運行している10番のバスに乗って「旗山南站(旗山轉運站)」まで行くのが、いちばん簡単でもっとも早い方法なのでおすすめです。1時間に2、3本出ていて、料金は片道70元(子供35元)。約40分ほどで到着します。
甘くておいしい台湾バナナをぜひ堪能してみてくださいね。
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ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。