今年も縁起ものの「なもみ」が動きだした!

「なもみ」とは、岩手県北部に伝わる小正月の行事のことです。日本海側に多く伝わる行事で、秋田県のなまはげとよく似たもの。鬼の仮面をつけ藁の衣装をまとった神の使いが、子どもたちに「悪さはしてねがぁ~」「きちんと親のいうこときいでるがぁ~」と言いながら現れる来訪神行事でとても縁起のいいものなのです。今年も1月14日に、種市駅と、道の駅おおのに出現しました。

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今年も「なもみ」が来るよー!と、太鼓の音とともに鬼の面を付けたもなみが登場。駅前には、今年もひと目見ようと沢山の町民が訪れました。無病息災と子どもの成長を願う子ども連れが多く、縁起ものの祭りだということがよく分かります。

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程なくしてなもみ登場!大人でもちょっとビクっとするので子供ならもっとビックリ・・・。

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まずは、お決まりの儀式が始まります。子供たちを抱きかかえる前に、塩をまきお神酒を飲んでぐるぐると3匹の鬼が回りはじめます。そして、雄たけびをあげて、いよいよ子供の所にまっしぐら!

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年々、行事に興味を示す方々も増え、今回はカメラマンが10人以上はいました!

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鬼が子供を抱きかかえて、「お父さんお母さんの言う事聞けよー!」とドスのきいた声をあげ、子供たちをさとします!大声で泣き叫ぶ子供もいれば、そうでもない子供もいます。「いい子にします!いい子にします!」と鬼に約束する子どもたちの無邪気な姿についつい大人たちの頬も緩んでいます。

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鬼に握手を求める勇敢な子供や、鬼が乳母車ひいたり・・これには会場笑いの渦・・(笑)

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年々、ここ種市町の子どもの数も減少気味ですが「なもみ」はすっかりと新年の行事として定着してきました。古くからつたわる伝統行事は大切に継承したいものです。

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