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台湾の水って飲めるの? 歯磨きやうがいなら大丈夫?
海外旅行の際に気になるのが現地の水事情。日本の水道システムは世界屈指の浄水技術に支えられているため、水道からそのまま水を飲むことができますが、世界的に見ると水道水を飲むことができるのは、わずか15か国ほどだと言われています。訪れる国によっては水が原因で腹痛や下痢などを引き起こしてしまうこともあるため、滞在先の水事情は事前にしっかりと把握しておかなくてはいけません。
では、台湾の場合はどうでしょうか。水道水を飲んだり、口に入れたりしても大丈夫なのでしょうか。今回はそんな疑問にお答えすべく、気になる台湾の水事情について、詳しく紹介していきます!
目次
台湾の水道水は飲めない
日本と比べて気温の高い台湾。夏場は湿度も高く、観光をしていると汗だくになってしまうため、小まめな水分補給が必要になります。でもここで注意したいのが、台湾の水道水について。台湾では水道水は飲むことができません。台湾の水道を管理している「環保署」によると、台湾の水道水はほぼ全域で飲用水の基準に達していると発表していますが、それでも水道水を飲むことは厳禁です。
その理由としては、「台湾の水道管の多くは古く、衛生的に水を届けることができない」、「住宅などに取り付けられている貯水タンクが不衛生」「硬水のため飲料水として適さない」ということが挙げられます。台湾の首都である台北でも水道水は避けたほうが良いでしょう。
どうしても水道水を飲まなくてはいけない場合には、ろ過器を通してからさらに5分以上煮沸する必要があります。そのため旅行の際には、ミネラルウォーターを購入するのが最も手軽な方法だと言えるでしょう。
台湾でのミネラルウォーターの購入について
水道水を飲むことがおすすめできない台湾では、観光中の水分補給はミネラルウォーターやお茶などのペットボトルを購入すると安心です。台湾には街の至るところにコンビニやスーパーがあるので、ミネラルウォーターを手に入れることはそれほど大変なことではありません。
ただし、台湾で売られているペットボトルの水の中には、水道水をろ過しただけのものもあるため、注意が必要です。絶対に飲めないというわけではありませんが、そのときの体調やその人の体質によってはお腹を壊してしまうこともあります。できるだけ避けたほうが良いでしょう。
ミネラルウォーターかどうかの見分けるポイントは、ペットボトルの「ラベル部分」を見ること。中国語で「自來水」と書かれているものは「水道水」という意味ですので、なるべく買わないようにするのがおすすめです。価格も水道水の場合には一般的なミネラルウォーターと比べて安く、500mlのペットボトルで20円という破格の値段で売られているものもあります。
お店でいろいろな種類の水を売っている場合には、多少割高ではありますが、Volvic(ボルヴィック)やevian(エビアン)などの有名なミネラルウォーターや「礦泉水(ミネラルウォーター)」と書かれているものを選ぶと安心でしょう。
【台湾一口メモ】
海外旅行初心者にまずオススメできるのが台湾。日本からの飛行時間は3~4時間、時差もマイナス1時間ですので、気軽に行くことができます。親日的としても知られていますので、親切に対応してくれる方も多いと思います。台湾グルメにショッピング、夜市が楽しい「台北」、赤い提灯が美しい「九フン」、願い事を書いて空に放つ"天燈上げ"が楽しい「十分」など、台湾は見どころがいっぱいです。格安ツアーから豪華ホテルに泊まるツアーまで、たくさんのプランが用意されています。
<時間と費用>(目安)
●飛行時間:約4時間(羽田~台北)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約25,000円~約180,000円
台湾のツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?
台湾のレストランや食堂の水は飲めるか?
飲料には適さない台湾の水道水ですが、レストランや食堂などで出された水は飲んでも大丈夫なのでしょうか? 実は台湾では日本のようにレストランや食堂などで、お冷が出されることはほとんどありません。しかし、もし出てきた場合にはやはり飲まないほうが無難でしょう。
一部のお店では、季節を問わず熱いお茶を出すところもありますが、煮沸された水は飲んでも問題がないとされているため、お茶の場合にはそれほど神経質になる必要はありません。ただし、夜市などの屋台では水道水を凍らせたものをドリンクの氷として利用していることもあるので、ほかの選択肢があるなら避けたほうが良さそうです。
また、台湾のホテルには湯沸し用のポットが置かれていることがありますが、その場合も水道水ではなくミネラルウォーターを沸かして飲むようにしましょう。
台湾の水道水で歯磨きやうがいをしても大丈夫か?
水道設備の整っていない国の中には、水が原因で赤痢やコレラなどに感染してしまう危険性があるため、歯磨きやうがいであっても水道水が使えないところもあります。台湾の場合はそれほど水道水の衛生状況が悪いわけではありません。歯磨きやうがい程度であれば、大量の水を体内に取り込むわけではないので、口に含んでも問題がないと言われています。
ただし、これはあくまでもの目安であって、絶対に大丈夫という保証はありません。胃腸の弱い方や小さなお子さんの場合には、滞在先のホテルなどの衛生面などを考慮した上で判断する必要があるでしょう。心配な方は、歯磨きやうがいの際にもミネラルウォーターを利用したり、携帯用のろ過器を日本から持参したりという方法も便利でおすすめです。
日本とは異なる台湾の水事情。しっかりと浄化された水に慣れている私たち日本人には旅先で戸惑うことも多いはずです。飲料用のほかにも生活に欠かせない水のことなので、まずは上記でご紹介したポイントをしっかり押さえて、快適な台湾旅行をお楽しみくださいね!
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