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愛知県 三河湾に浮かぶ2つの小さな島「篠島」「日間賀島」へ...対岸の伊良湖から高速船で行ってきました♪
目次
篠島、日間賀島という島をご存じでしょうか??
篠島(しのじま)と日間賀島(ひまかじま)は三河湾に浮かぶ小さな島で、私も名前くらいは聞いたことがありましたが、正直どんなところなのかまるで分らず・・・。
少し前にとある食材を取り上げて紹介するバラエティ番組で、日間賀島の「タコ」が紹介されているのを見まして、めちゃくちゃ美味しそうで、これはぜひ行ってみたい!ということで、旅に出てまいりました。
▼Googleマップ:篠島
▼Googleマップ:日間賀島
2つの島へのアクセスですが、愛知県の知多半島の先端「師崎港(もろざきこう)」から日間賀島までは、高速船でなんと約10分、さらにそこから篠島までは5分という近さ!
対岸の渥美半島の先端「伊良湖港(いらごこう)」からも船が出ており、こちらからでも30分弱でついてしまいます。
今回は伊良湖港から2つの島を訪ねて、師崎港へ抜けるルートに。船に乗る前にせっかくなので、伊良湖港近くの恋路ヶ浜と伊良湖岬灯台へ、ちょいと散策へ、あー、しかーし土砂降り・・・、久しぶりに雨男パワー発揮です。
まぁ、雨には慣れているので、めげずに歩きます。
恋路ヶ浜(こいじがはま)は、日本の渚100選にも選ばれている好展望地です。
>>日本の渚100選の詳細はこちら(日本の森・滝・渚全国協議会HP)
写真後方に映る建物は、昨日宿泊した「伊良湖ビューホテル」で、本当はホテルから見下ろす写真を撮ってご紹介したかったのですが・・・、ガスがかかってしまい全く撮れませんでした・・・。
「名も知らぬ、遠き島より流れよる 椰子の実ひとつ」という島崎藤村の抒情詩の舞台としても有名な地です。恋路ヶ浜から伊良湖岬灯台までは約500m。整備された散策道を歩きます。
左手に海を見ながらのんびりと・・・天気が良ければ最高だろうなぁ・・・。
伊良湖岬灯台は、大きな灯台ではないですがすぐ目の前まで行けました。灯台の後ろに映るのは「神島(かみしま)」という島で、伊良湖から10分程度で渡れる場所ですが、三重県鳥羽市に属する島です。
ちょうど鳥羽=伊良湖を約1時間で結ぶ伊勢湾フェリーが入ってきました。灯台を過ぎて、港まではさらに500mくらいです。恋路ヶ浜は伊良湖岬灯台とともに、その名の通り恋人たちがプロポーズするのにふさわしい「恋人の聖地」として認定されております。
えーっと・・・、
プロポーズ予定の方は天候チェックお忘れなく!雨の日だと成功しないかも・・・(笑)
さて、恋路ヶ浜からゆっくり歩いて15分くらいで港に着きました。
伊良湖旅客ターミナルは、道の駅にもなっていまして、それなりに売店なども充実しています。
このターミナルからは、先ほどの鳥羽へ渡る伊勢湾フェリーや神島への船乗り場も兼ねています。
私は1番乗り場へ・・。
まずはこの船で篠島へ向かいます。さすが名鉄王国愛知県!この船も名鉄グループだそうです。
デッキもついていたので海風を感じながら・・・
といきたかったところですが、さすがに写真だけで中の座席に退散です。
篠島に到着!実は伊勢神宮との深い歴史も...
まずは篠島です。伊良湖港から高速船で25分、さぁ、いよいよ初上陸の島へ!
港の建物はかなりきれいです。
顔はめパネルがありましたが、一人なので残念ながら撮れません。恥ずかしくて誰かに撮ってもらう勇気もございません・・・。
この島は愛知県南知多町(みなみちたちょう)に属し、周囲約6.9kmの小さな島で人口が約1,700名だそうです。篠島は伊勢神宮と縁が深い島で、伊勢神宮で毎年6、10、12月に執り行われる三節祭には、この島から鯛が奉納されることになっており、その数は三回の祭事合計で500尾ほど。
実はこの奉納の儀式の歴史が大変古く由緒あるもので、なんとわかっているだけで1000年近くも続いているものだそうです。
奉納する鯛を保管しておく中手島(なかてじま)という場所は伊勢神宮が管理・所有する土地だそうです。
そして、やはり伊勢神宮にゆかりがある島ですので、それ以外にも歴史あるスポットが目白押しです。
この2つの神社ですが、屋根の上の樫木の数が違っており、最初の写真の八王子社が5本、神明神社が6本です。神社には男女があり、奇数が男宮、偶数が女宮だそうです。(一部例外もあるそうです)
そして伊勢神宮で20年に一度行われる建て替え行事の「式年遷宮」に合わせて、その翌年に伊勢神宮で使われていた材木が下賜されて、神明神社の建て替えに使われます。さらに20年後には八王子社へ移され、そしてさらに20年後には島内の各お社に分けられているんだそうです。
本当に伊勢神宮とともに歴史を歩んできた島なんだなぁ、と驚きの連続でした。と、いろいろ歴史を語りましたが、すべては・・・
この方に一緒に回ってもらい、教えていただきました。
この島に生まれて今日まで70数年。とってもお元気な篠島のお父さんでした。本当はなぜ伊勢神宮とゆかりが深いのか、なども教えていただきましたが、ここでは書き切れませんので、ぜひ島に訪れてガイドさん同行で散策していただきたいです!
タコの島 日間賀島!
さて、次に向かうは日間賀島です。篠島から日間賀島までは、高速船でたったの5分です。
この島はとにかくタコ、タコ!タコ!タコ推しです(笑)
港に到着したら、いきなりタコがお出迎えです(笑)
この島も篠島と同じくらいの大きさで、周囲6.6km、人口2,000人ほどで、やはり愛知県の南知多町に属しています。
島の歴史を展示している資料館ですが、やはりタコ漁についての展示がメインでした。
このお寺はなんと、蛸阿弥陀如来(たこあみだにょらい)がご本尊!?
予約をすると住職さんの法話や民話をお聞きすることができるそうです。
さて、お腹がすきましたー!
お昼ご飯を予約しておいた島の旅館「日間賀荘」へ向かいます。
まずはお刺身盛り合わせ。その日の漁で出していただけるものが変わります。本日は鯛がメインです♪
そしていよいよお待ちかねの「タコちゃん」とご対面です!
丸ごと一匹出てきました。もうそのまま茹でただけです。
何もつけずに食べてくださいとのことでしたが、自然な塩味がほんのりついていて、タコの味がしっかりしていて、そのままでとっても美味!!
味だけじゃなくて、ぷりっぷりの身は歯ごたえがたまりません。
ハサミを渡され、自分で好きなように切って食べるのですが、タコと格闘すること20分。
一匹しっかりと完食してしまいました!!
社長登場!
ブログに写真載せますよー!って言いましたら、恥ずかしがりながらもおすまし顔でポーズ(笑)
大変気さくな社長さんです。
おまけ・・・
最近よくSNSにアップされる建物です。
ご覧の通り、駐在所までタコです。
ここまでタコ推しだとステキです。
到着は東港でしたが、帰りは西港から。
西港前にはお土産屋さんがたくさんあり、土曜日だったので観光客も結構いました。
そして、ここからまた高速船で10分。
知多半島の師崎港へ戻ってまいりました。
今回は残念ながら、天候に恵まれない旅になってしまいました。
もう一度、今度は夏に訪れて、太陽をいっぱい浴びながらの島旅がしたい!!
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Kazy
- マラソン、読書、ビールをこよなく愛する旅人です。しかし旅人としては致命的な雨男・・・(>_<)