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【2017年版】アテネの公共交通機関情報アップデート

記事投稿日:2017/12/22最終更新日:2017/12/22

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アテネを訪れる方なら、公共交通機関を大抵一度は利用されるでしょう。メトロやバスの空港ルートは別料金となっていますが、アテネ圏内の公共交通機関をいろいろ乗り換えたりしても90分以内であれば一律1.4ユーロ(※)と、便利かつ比較的お手頃な料金となっています。2017年は旧チケットが廃止され、新しくICカードが導入されたりと大きな変化がありました。

※6歳以下の子供は無料。18歳以下と65歳以上は半額。

ATH.ENA CARDとATH.ENA TICKET

PASMO、Suica、ICOCAなど、日本ではすでに定着しているICカードですが、それのアテネ版がATH.ENA CARDです。記名式と無記名式があり、どちらも外国人旅行者にも購入可能。旅行で短期間滞在する程度なら旧チケットに代わるATH.ENA TICKETで十分です。大きな違いはと言えば、紛失や盗難の場合には記名式のカードでないと保障がされないことですが、書類に記入したりという発行の手間や言語のハードルを考えると、特に理由がない限りわざわざ記名式カードでなくてもという気がします。

チケットの購入は、券売機か駅の窓口、チケットオフィスなどで。今までは多くのキオスクやミニマーケットなどでもチケットを買えたのですが、新チケットを取り扱う店はまだかなり少ないようです。

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メトロの駅にある券売機。タッチパネルで言語を選び、欲しいタイプ・枚数を入力し料金を支払います。

例)普通のチケット(1.4ユーロ)を買いたい場合:言語は英語ならイギリス国旗のマークを選択→「Travel products」→「Athens area」→「90minutes」と選択していき、枚数と支払い方法を選んでお金を入れます。

新チケットはカードと同じようにチャージもでき、破損したりしない限りは繰り返し使えます。有効期限は、チケットが1年、カードが10年。

使い方は、メトロの場合は自動改札を通る時にカードまたはチケットを読み取り部にタッチします。バスやトラムの場合は車内に設置されている読み取り機にタッチ。複数の公共交通機関を利用する場合は改札を通ったり乗るたびに読み取り機にタッチしますが、有効化されるのは最初にタッチした時だけで、90分の時間内ならチケット1枚分1.4ユーロ以上残高が減ることはありません。もし乗っている途中で時間が過ぎてしまった場合、バスなど車内に読み取り機がある場合はタッチして清算します。メトロの場合は自動改札が通れないので、(現在出ている情報によると)駅員さんに言って通してもらいます。

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メトロの自動改札機。ガラスのゲートは取材時にはまだ稼動してなくて開いたままとなっていました。壊れやすそうなのが、ちょっと気がかり。

新システム導入にまつわるドタバタ劇

アテネ公共交通機関の旧チケットは11月15日で使えなくなったのですが、実はここまで来るのにかなりの道のりがありました。当初の予定では、確か6月ぐらいに新システムに変わるはずだったのが、延期に次ぐ延期。夏頃には新式の券売機や自動改札機が設置されたりと徐々に進められてはいたものの、12月現在まだ移行期間ということで、ほとんどの駅ではまだ自動改札機のゲートは稼動させておらず開きっぱなしで素通りもできる状態です(もちろん、無賃乗車はいけませんよ!)。

また、今まで定期券を利用してきた人や割引もしくは無料乗車券を持っている人は新カードに切り替える必要がありましたが、発行に時間がかかるため駅の窓口が連日大変な混雑となり、その様子がニュースで取り上げられたりもしていました。

普通にチケットを買う場合も、新しい券売機は以前のものより時間がかかるのが難点......混雑する駅では長い行列ができてしまうのでちょっと困ります。選択する項目が増えてるのに加え反応がいまいち遅く、おつりもすぐ出なくて焦りました(笑)

そして、利用方法もまだまだわかっていない人が多そう。お年寄りには難しかったりするのはもちろんですが、情報がはっきりしない部分があったり、新カード・チケットのサイトはまだギリシャ語のみで外国人には読めなかったり(観光都市なのに!)と、しばらくは混乱しそうです。

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メトロ1号線ヴィクトリア広場駅の外観。メトロは1号線だけ運営会社が違いますが、チケットは共用です。

そんなこんなですが、ギリシャも進歩しているんです

今回の新システム導入ではギリシャのダメな部分がいろいろ出てきて、やっぱりな~と自虐ネタにもなるほどなのですが、ギリシャの名誉のために付け足しておくと、一応いろいろ進歩もしています。たとえば、ここ何年かでかなり便利になったなと思うのが、バス停に設置された電光掲示板や、車内アナウンス、乗換案内アプリなど。

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バス停の電光掲示板。どのバスが何分後に来るか表示されています。

数年前までは地元民でも普段利用しないバスルートは降りる停留所がわかりにくかったりで困ることが多かったのですが、かなり改善されました。今回の新システム導入も、慣れれば便利になりそうです。

Info:アテネ公共交通機関(OASA)ウェブサイト

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アナグノストゥ直子
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記事投稿日:2017/12/22最終更新日:2017/12/22

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