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アイルランドのダブリンバス（Dublin Bus）の乗り方教えて！
首都ダブリンを訪れる際、必ずと言っていいほどお世話になるのがダブリンバスです。
ロンドンと同じくダブルデッカーのバスがダブリンの街中、約111ルートを毎日走っています。
ダブリンバスの乗り方は日本とは大きく異なります。そこで今日は、ダブリン滞在時に戸惑わないよう、ダブリンバス利用15年以上の私がダブリンバスの乗り方を皆様にご紹介したいと思います。
目次
1. 行き先を確認
どのバスがどこへ行くのか不明な場合はオコンネル・ストリートにあるダブリンバスのオフィスまたはダブリン空港にあるデスクで聞くか、彼らのウェブサイトから必ず確認しましょう。道で誰かに聞くのも手です。
2. バスは番号制
すべてのバスにはナンバーが記されています。この番号で行き先がわかるようになっています。例えばNo.16はダブリン・エアポート行きのバスです。エアポート発のバスもNo.16になります。行き先がわかれば何番のバスに乗ればいいか明白です。
番号がわかれば時刻表を確認します。しかし時刻表は始発の時刻しか書いてありませんのでその時間プラス目的地までの時間を足します。要所のバス到着時間は時刻表の下に書かれています。
3. バスの種類
いつも走っているバスに加え、週末は運行しないバスや、ピーク時にしか走らないバス（Xpresso）がありますので注意が必要です。
その他にはヒューストン・ステーションからダブリン空港の間を走るAirlink（エアリンク）、そして週末金曜日から土曜日の午前12時から午前4時まで毎時出発するNitelink、コーストツアーバスラインを走るツアーバスやゴーストツアーバスもあります。
4. 運賃
Xpresso,Airlink、Nitelinkは普通のダブリンバスとは料金が異なります。普通のバスの場合、バス停の数、つまりステージごとに金額が違います。運賃表は基本バスの中には張られていません。事前に運賃を確認したい場合はダブリンバスのサイトで確認しましょう。
料金は前払い制です。運賃の支払いは次の2つの方法になります。
・現金（小銭）
日本のようにバスに乗ったら両替機があるということはありませんし、釣りはその場では出ません。お札は一切使えませんのでご注意ください。お釣りがないように運賃を払うのが基本です。しかし、それが無理でも心配要りません。ドライバーがくれるチケットの下にお釣りがいくらと書いてあります。それをオコンネルストリートにあるダブリンバスオフィスに持っていくと現金と交換してくれるからです。
・プリペイドカード
事前にダブリンバスオフィスで3日間（72時間）有効のツアーチケット（30ユーロ）の購入が可能です。小銭の心配が要らないのでお薦めですし、市内観光バスにも乗れるのでお得です。
3日以上使用する場合は、Rambler（ランブラー）という種類のチケット（5日間と30日間）があります。しかしこちらは5月から紙のチケットから Leap card（リープ・カード）という、路面電車Luas（ルアス）、Irish Rail（アイルランド鉄道）やBus Eireann（バスエーラン）と共同して使えるプラスチック製チケットに変わっており、事前にLeap cardの購入が必要になります。オコンネル・ストリートにあるダブリンオフィスのカウンターで購入可能です。90分限定のチケットもありますが、こちら はLeap card購入は必要ありません。
現金で運賃を支払う場合、いくらか事前にわからなくても「○○へ行くのですが、いくらですか？」とドライバーに聞けば大丈夫です。いくらかわかっているときは「○○ユーロ、お願いします」と言って運賃箱へ運賃を投入します。
チケットは降りるまで大事に保管しましょう。時折検査官が乗ってくることがあるからです。
5. バス停
ダブリンの街中のバス停は下の写真のような表示のみのバス停がほとんどです。少し街から離れると屋根と椅子つきのシェルターのバス停も見られます。
乗り降りする乗客が多いバス停には時刻表と共に、下の写真のように電光掲示板が取り付けられており、あと何分で自分が乗る番号のバスが来るか一目瞭然になっており大変便利です。
またはダブリンバスのアプリをダウンロードすると、リアルタイムの時刻表を手元で見ることができます。その場合、バス停に書かれている番号を入力すれば後何分で自分が乗るバスが来るのか一目瞭然で大変便利です。ダウンロードは無料です。
しかし、後3分でバスが来ると表示がなっているにもかかわらず、突然表示が消え、バスが来ないことがよくあります。その場合はあきらめ、次のを待つしかありません。ダブリンバスは「時間通りに来ない」ことで有名であることを覚えておきましょう。
6. バスに乗る
自分の番号のバスがバス停に近づいてきたら、手を上げてバスを止めます。手を上げないと乗らないのだと思われてバスは通り過ぎてしまいます。手を上げているにもかかわらずバスが止まらない場合は、バスが満車の場合です。またはバスがバス停からかなり離れたところに止まる場合も満車で乗客を乗せられない場合です。
バス停では日本のようにきちんと並びません。並んでいるようで並んでいない場合がほとんどです。それは1箇所に何台も違う番号のバスが発着するからです。しかしバスに乗るとき、何気ない決まりがあります。バス入り口左側に並ぶのは現金払いとプリペイドでないLeap card使用の人。右側に並ぶのはプリペイドカード（Leap cardも含む）の人です。プリペイドカードは読み取り機にカードを当てます。ピーという音が鳴ればOKです。
バスの1階または2階お好きなところへお座りください。
1階の座席、横の壁に優先座席のサインがある席があります。座ってもかまいませんが、いつでも席を譲れるように心がけてください。寝たふりをするのはやめましょう。
7. バスを降りる
降りるときは日本と同じです。STOPボタンを押し、ブザーを鳴らして降りるという意思表示をします。
新しいバスになると、次に到着するバス停の名前の表示とアナウンスが英語とアイルランド語で流れます。しかし不安な場合はドライバーに着いたら教えてくれるように頼むとバス停に着いたら呼んでくれますので安心してください。
8. マナー
バス内での喫煙は禁止です。罰金または刑務所へ入ることになります。
バスの2階で立ったまま乗車することは禁止です。バスが急に止まると危険ですし、降りる人の邪魔になるからです。席が空いてない場合は1階へ降り、席が空くのを待ちましょう。
飲酒は禁止です。飲食も基本禁止なのですが、食べたり、お酒以外のものを飲んでも怒られることはありません。朝からサンドイッチを食べてる人もいるくらいです。
車内での携帯電話使用はOKです。音声付でビデオを見てる人や大きな音で音楽を鳴らしている人もいるくらいです。
9. Wi-Fi状況
ダブリンバスにはWi-Fiが入っています。しかしストリームするものやサイトによってはブロックがかけられているものがありますので、すべてにおいてアクセスできるわけではありません。しかしこれはうれしいサービスです。
10. ドライバーさんたち
とても旅行者に親切な人もいれば、そうでない人もいます。たとえ冷たくされてもあなたにだけではないことを覚えておいてください。
いかがでしたか？これであなたも地元民！旅行中はダブリンバスで郊外へちょっと遠出をしてみるのも意外な発見があって面白いと思います。
Dublin Bus Ticket Sales Office
■住所：59 Upper O'Connell Street, Dublin 1
■電話番号：+353 (01) 703 3204
■ウェブサイト：http://www.dublinbus.ie/
■営業時間：
月曜 8：30AM - 17:30PM
火曜－金曜 9：00AM - 17:30PM
土曜 9：00AM - 14:00PM
日曜・祝日 9：30AM - 14:00PM
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ティファニー・カイリー
- 1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。
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