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エジプトの甘味ショップでエジプト定番スイーツを購入しよう!
エジプト人のお宅にお呼ばれた時の手土産は甘味のクッキーやケーキやチョコレート菓子を持参すれば間違えなく喜ばれます。
このお菓子類、日本人の繊細な舌を持っている方々には衝撃の甘さなんです。ところが長くエジプトで生活しているとこの甘さが普通に感じられてくることに、時々恐ろしさを感じることもありますが、年々お菓子類のお味のクオリティーもあがってるとも感じています。
目次
お店を前を通った時に「自宅に甘いものあったけ?」
近頃の私は、スーパーマーケットや甘味ショップの近くを通ると甘いものが食べたいなぁと思う気持ちと、我慢する気持ちとを天秤にかけています。
手前が「クナファ」と呼ばれている、白く極細の小麦の麺の焼き菓子で定番中の定番です。
このクナファは、主人の実家で何度も焼き方を習い、自分好みの甘さに調節して、何度も作ります。今でも実家や自分で焼いたクナファの美味しさは格別ですが、自分で焼くとたくさんの量をガブガブと食べてしまうのが問題なので、時々こんな風にショップで少量を購入して楽しんでいます。
こちらのクナファの中にはカスタードクリームが挟んであって、全体的に気持ち少し甘さ控えめ。写真を見ているだけでお味を想像して食べたくなってきました。
クナファをアレンジしたプロの焼き菓子類
こちらはピスタチオ入りです。
こちらはアーモンド、ピーナッツ入りのようです。極細麺を棒状にして焼いてカットするのは想像できますが、こんなに綺麗に仕上げるのはこの道のプロの技なんです。
購入方法は?
まず、お品が並んでいる所でこれをグラム数や個数で欲しい量を店員に言うと、重さを計りながら伝票を書いてくれます。
その伝票をもらって会計の所に行き、精算したレシートをお品と交換して受け取ります。
店内が混み合っている場合は、お品と伝票を確認してから包んでくれるので間違う事はないです。まっ、日本人のお顔はこのような時に覚えてもらいやすいので安心です!
生菓子のケーキもありますよ
注文時にフルーツ中心、チョコレートで、半々に、名前入りの誕生日ケーキやウエディングケーキなど様々に対応してくださいます。その時に食べる人数を聞かれますが、実際の半分から3分の2程で告げても十分かと思うほど、大きく豪華に飾りつけした仕上がりにしてくださいます。
エジプトでは祝い事では特に気前よく行うのが良しとされ、余ったら近所の方々や子供達や恵まれていない方々に分けるので大きなケーキは歓迎されます。
贈呈用もたくさん用意されています
生菓子だけでなくチョコレートやキャンディーなど日持ちする贈呈用の甘味もいろいろと選べます。
クッキー類も定番スタイルから進化しています
クッキーは特に断食のラマダン明けのお祝いの定番です。
断食シーズンの終わりの約1週間は、各家庭で家族が集まって夜な夜な小麦5~10kgをこねたりします。業務用の鉄板をベーカリーで借りてきて、プロが使うような型抜きで均等にかたどって綺麗に並べ、仕上げにベーカリーの大型オーブンで焼いてもらう、という作業を多くの家庭でやります。
その時にお墓参りに行ってご先祖にお供えもします。
しかし、そのシーズン以外にだって食べたくなる時もありますよね。
定番品はこの日は並んでいませんでした。
店主に聞くと定番品は今はオーダーで受けていて、1種類5kgからだそうです。ちょっとその量は我が家では消費できませんから、上の進化スタイルを少しづついただくことにしました。
この甘いお菓子をいただく時には、紅茶の砂糖の量をいつもより多く入れちゃうと話すと、だいたいエジプト人には大笑いされ「気にするな」といわれます。エジプトで初めて甘味を食べた時の衝撃に甘かった感覚は忘れ、今では普通に感じます。
在住暦の長さの賜物なのかもしれません。
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ココ珊瑚
- エジプトの地方リゾート、ハルガダ在住18年となりました。目の前には美しい紅海が広がっています。ダイビングやスノーケリング、マリンスポーツが大好きです。ゆったりとした時間が流れているエジプトから外国人目線の情報をお届けします。