オーストリア/雪のハルシュタット冬景色

少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!

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オーストリアでは、ブタ、赤いきのこ、四葉のクローバーなどがが新年のお祝いのシンボルです。

写真は、バート・イシュル(Bad Ischl)の皇帝御用達カフェ「ツァウナー」Zaunerのマジパン細工。きのこの乗った四葉のクローバーを付けたブタが、2013年の「13」と書か れたシャンパンボトルを持っています。他にも沢山かわいいマジパン細工があって見とれてしまいました。

今日は、そんな「皇帝の避暑地」バート・イシュルからもほど近く、世界遺産としても有名なハルシュタットHalstatt周辺の冬景色のご紹介です。

ハルシュタットと言えばこの写真!オーストリアのガイドブックには必ず登場する風景ですね。

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夏はこんな風に爽やかな光景の広がるハルシュタットですが、冬は雪が積もって寒々とした様子。

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こちらが冬景色。山に積もる雪と、屋根に積もる雪が絵のようです。

ハルシュタットはヨーロッパ最古の岩塩坑と、鏡のような湖に映るその美しい姿で有名です。背景に広がる雄大な山ダッハシュタインと共に「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として世界遺産にも登録されています。山深い地方なので、お勧め観光シーズンは夏ですが、冬には夏場にはない落ち着いた静けさがあり、心が安らぎます。

この時期、ハルシュタットは観光客も少なくなり、目玉の岩塩坑も冬休みに入ります。お店やホテルは営業しているところもあるようですが、バスや船の便数も 減り、交通の便も悪くなりますので、ご注意ください。私の見た印象では、観光客より、スキーウェアを着た人たちの方が多かった気がします。

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ハルシュタットから、ハルシュタット湖とその向こうの山々を臨んで。

ハルシュタットは岩塩坑と共に、古代ローマ時代以前からケルト人の入植が始まり、その後も塩の売買で富を築いた歴史のある村です。大昔のケルト人も、こんな雪に囲まれた湖の景色にため息をついていたんでしょうか。

今度は、このハルシュタットから車で5分のオーバートラウンObertraunと言う小さな村から、同じハルシュタット湖を臨んでみました。

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ハルシュタット湖。ここは夏場は湖に飛び込んで泳げるビーチになっていますが、冬場は雪に閉ざされ、寒々しいですね。

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凍てつくようですが、どこかロマンチックな風景です。

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オーバートラウンの駅には、ハルシュタット行きのローカル線が雪の中立ちすくんでいました。この駅の次の駅がハルシュタット駅で、そこから湖を横切ってハルシュタットの村に向かう連絡線と接続しています。

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再びハルシュタットから見えるハルシュタット湖の風景。

雪の中、古代から続く岩塩坑の歴史と、自然の外町の調和にため息をつきながら、この美しい冬景色を後にしました。

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ひょろ

オーストリア、ウィーン在住。10年以上暮らしてもまだ新しい発見の連続のウィーンの魅力を、記事執筆、現地調査、ネットショップなどを通じてお届けしています。国際機関勤務を経て、バイリンガル育児の傍ら、ミュージカル観劇が趣味。

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