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アイルランド/ダブリンの街が一望!クローク・パークのスカイライン・ツアー・後編
パノラマビュー!ダブリンの街
スタジアムの一番高い席から見下ろすだけで、かなりの高さがあるのがわかるのですが、それより高い、41メートルまでこのツアーでは登ります。一体どんなところから、どんな景色が見えるのか、ワクワクしてきます!
階段を上がります
まずは、一人ずつしか通れない階段を上がります。
景色が見えてきました。
屋根の上!?
階段を上り切ったところは、クローク・パークの屋根の上!こんな状態になっているのです。スタジアムでコンサートやスポーツを見ている時には、屋根の上のことなんて考えないので、想像がつきませんでしたけれど。
プラットホーム1からの景色
このツアーは、好き勝手に屋上を歩いて景色を見るわけではありません。プラットホームと呼ばれるスペースが全部で5つあり、そこでいったん足を止めて、ツアーガイドさんからの説明を聞きます。説明はスタジアムだけではなく、プラットホームから見える、ダブリンでは重要な建物や、その地域に関した歴史の説明です。
プラットホーム1は、スタジアム東側になります。このあたりには、ジョージアン・ハウスが建ち並んでおり、屋根や家の形が同じで、整然と立ち並んでいる様子が見てとれます。
写真右手奥に、フィリックス・パークが写っています。右手、二つの高い塔のうちの左側は、グラスネヴィン・セメタリ―にある塔です。
アップで写真を撮影するとわかります。
プラットホーム2からの景色
プラットホームには説明書きの看板が取り付けられており、ガイドさんが説明している建物も一目瞭然となっています。
このプラットフォームからは、ギネス・ストアーハウスが見えます。どこのあるかわかりますか?一番左の、長方形の高い建物がそうです。目の前の大きい塔は、元プロテスタントの教会。現在はオフィスとして使われています。
プラットフォーム3からの景色
ダブリン南が見えます。右側に見える長方形の高い建物は、Googleのビルです。見にくいですが、真ん中のあたりにはAviva Stadium(アビバ・スタジアム)があります。この辺りは開発が進んでいるため、アパート(日本ではマンションにあたる)がたくさん建ち並んでいます。プラットフォーム1とは、建物がかなり違うのがお分かりいただけると思います。
少し右側の奥には、ウィックローマウンテンが見えます。真ん中のとがった、背の高い山は、Sugar Loaf(シュガー・ローフ)と呼ばれる有名な山です。登山可能です。
プラットフォーム4からの景色
西側の景色です。左端に見える丘のようなところは、ホウス(Howth)と呼ばれる港町です。
アップにすると。。。ダブリン湾がよく見えます。
プラットフォーム4には、こちらの塔が建っています。2012年の6月に、オリンピックトーチが来た記念です。まさか、こんな屋上に塔があるなんて!
ハーネスの出番ですよ!
前編でハーネスを付けることを書きましたが、プラットフォーム4で必要になるからです。ちょうどプラットフォーム4、右手(スタジアム)側が出っ張って作られています。こちらはPtich View(ピッチ・ビュー)と呼ばれる場所です。44メートルの高さから、スタジアムが見下ろせるようになっているのです。このツアーの一番の目玉です。
安全のために、ハーネスを付けます。ガイドさんに金具を設置されているワイヤーに取り付けてもらい、それを自分で移動させながら、前に進みます。安全のため、一度に15人までしか入ることができません。
出っ張りの一番先は絶好のフォトスポットです!
こちらからの景色は???
見下ろしてみましょう。
自分の足元、真下から見てみましょう。観客席が、ものすごく小さく、遠くに見えます。
ここから見る、スタジアムは本当に素敵です!
プラットフォーム5からの景色
こちらからの景色はプラットフォーム4(スタジアムの反対側)から見た様子と、あまり変わりはありませんが、ダブリン港辺りがもっとよく見えます。
日本の煙突が写真の中央に見えますね。アップで撮影すると、この様になっています。
2本の煙突ですが、Poolbeg Chimneys(プールベグ・チムニーズ)と呼ばれるものです。現在動いていないのです。3年ほど前、撤去する話がでました。これが建った当初(70年代)、ダブリナーズは嫌がったのです。しかし、現在はこれがないとダブリンじゃないという人が多く、結局撤去されることなくそのまま現在も建っているいます。
ツアー終了後
プラットフォーム5までのすべてのビューを見終えると、階段を下りて、スタジアムの観客席を通り抜け、エレベーターがある階へ行きます。ここからも街の景色(北側)が見えます。
そして、通路を通り、控室へ戻り、ハーネスを返し、預かってもらっていたバッグを受け取り、ツアーは終了します。途中の通路の壁には、数々の写真が飾られています。GAAの選手の写真や、当時のスタジアムの写真などです。
クローク・パークはダブリンを一望できる、最高の場所!
ダブリンの街を一望できる場所としてすぐ名前が挙がるのは、ギネス・ストアーハウスにあるGravity Barです。ギネスを飲みながらダブリンの街が360度見渡せるのはここだけです。しかしテレビ撮影に使うなど、特別なことがない限り、バーの外へ出ることは出来ません。
クローク・パークのスカイラインツアーは、お酒は飲めませんが、外に出て、44メートルという高さから見渡すことができる。ここから見るダブリンの街は、素敵で気持ちがいいのです!このツアーではダブリンの景色だけではなく、スタジアムももちろん見れるし、裏口や選手の控室にも訪れることができます。その上、スタジアムの歴史だけでなく、ダブリンの街の歴史まで学べる!所要時間は1時間半なのですが、この日は約2時間ほどツアーが行われました。ただ単に街並みを見て終わりだと思っていた私と友達は、なんだかとっても得した気分になりました。私はここが、ダブリンの街を一望できる、最高の場所だと思います。
ちょっとだけ。。。インフォメーション
ツアーには日本語はありません。英語です。しかし、アイルランド語、ドイツ語、フランス語、スペイン語とイタリア語のオーディオガイドが用意されています。
オコンネルストリートから歩いて20分ほどかかります。歩くのがどうもという方には、 Hop on Hop off- Citysightseeing Bus という、赤い市内観光バスに乗ることをお勧めします。このバスのRed Courseですと、クロークパークに停まりますので便利です。
スカイラインツアーは事前予約が必要です。ツアーは毎日行われているわけではありませんし、時間も決まっています。必ず確かめてから予約しましょう。
https://crokepark.ie/gaa-museum-tours/ericsson-skyline
大きいバッグなどを持ったまま、ツアー見学もできますが、邪魔になります。ガイドさんが、選手控室の横にある部屋に保管してくれますので、安心して保管していただいて、手ぶらで参加しましょう。
入場料には、一階にあるGAAミュージアムの入場料も含まれています。ツアー後、例え興味がなくとも必ず訪れてください。とても素敵なミュージアムになっていますので、見る価値があります。
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ティファニー・カイリー
- 1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。