台湾/泣く子もだまる不思議テンプル!台南の麻豆代天府へ行ってきました

飛行機で4時間ほどと身近に行ける観光地でありながら、まだまだ謎の多い台湾で、またまた不思議なスポットに行ってきました。それは、厳かで神聖な場所というイメージをいい意味でくつがえす、まるでアミューズメントパークのようなお寺。ここに来て天国と地獄を体験したら、もう悪いことはできません!

麻豆代天府ってどんなお寺?

麻豆代天府は、台南市の中央あたりに位置する歴史ある道教の寺院です。1662年に「保寧宮」として建立され、1956年に現在の場所に移築されました。「麻豆代天府」と改名された後も、たくさんの人々から愛され続け、わざわざ遠くからやってくる参拝客も少なくありません。

広大な敷地に、台湾らしいカラフルな建物。本殿のスケールの大きさにも驚きですが、細部にいたるまでみごとに施された装飾も見どころです。お祭りの時には、太鼓や銅鑼、それに爆竹を響かせながら仮装した若者たちが練り歩き、お寺は更ににぎやかになります。

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名物は天国と地獄を体験できる巨大龍

麻豆代天府へ来たからには、この巨大龍に入らずしては帰れません。堂々たる姿でこのあたり一帯を見守っているこの「五彩巨龍」」は1979年に建造されて以来、お寺の名物になっています。入り口は龍の口ではなく、しっぽの方。「十八地獄」と書かれた、怖そうな入り口でお賽銭として40元を支払い、中に入ります。

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薄暗い階段を下りていくと、中から台湾語で「助けて~」という悲鳴が聞こえてきます。血の池地獄や八つ裂き地獄など、生前侵した罪によって決まる拷問を受ける人々の姿が...。子供にはトラウマになってしまいそうな光景ですが、台湾では「悪いことをすればこうなるんだよ!」と、小さい時ここで親から教えてもらったという人も少なくありません。ここへ来ればコロッといい子になって帰るのだとか...。

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十八地獄を見てすっかり落ち込んだ後には、天国が待っています。辛い禊に耐えた後は、天国へ行くことが許されるのです。こちらは、先ほどの地獄とはうって変わり、おしゃべりしたり、お茶をしたりと華やかで楽しそうな世界が広がっています。

最後は、階段をのぼってやっと龍の口部分に到達。ここからは、ひろびろとした麻豆代天府を一望することができます。

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麻豆代天府への行き方

台南駅(台南火車站)からバスで行く場合は、「橘11」のバスに乗車し「關帝廟」下車。そこから徒歩約10分で到着。鉄道とタクシーを利用する場合は、台鐵「隆田」駅から、タクシーで約15分ほどです。

麻豆代天府

住所:台南市麻豆區關帝廟60號

電話番号:06-572-2133

開放時間:7:00~17:00

入場料:地獄、天国の入り口でそれぞれ40元

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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