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コペンハーゲン名物。自転車専用グリーンパス5.6kmをサイクリング!
グリーンパス=Grønne Cykelruterって何?
デンマークの首都コペンハーゲンは自転車人口が多い街。通勤通学に市民の約半数が自転車を使用しているという統計もあります。 コペンハーゲン市とその中にあるフレデリクスベア市は自転車に乗りたくなる工夫がたくさん。その一つが、Grønne Cykelruter(グロン・シュクルルーター)と呼ばれる自転車専用グリーンパス。整備された専用道路を安全にスイスイ走ることができます。市内に24ルート約58kmがすでに完成しており、今後さらに約115kmまで拡張予定です。
百聞は一見にしかず。実際に自転車で走って見たいと思います。
ノアブロ地区スーパーキーレンから
以前ご紹介しましたクールな公園、スーパーキーレンのNørrebrorutenからスタート。Cykelruten(自転車ルート)の案内があります。ここからフレデリクスベア方面へ南下していきます。
気持ちのよい緑の道。Nørrebroparken(ノアブロ公園)の脇は、道も広く自転車と歩行者が分かれていません。
デンマークは右側通行なので日本から来ると戸惑うかもしれません。
こちらの道の渡り方は、まず一時停止のHajtænder(サメの歯)マークで止まります。信号がなく歩行者優先なので、左右確認します。さらにこの道路は車とバスが通る道。タイミングよく渡りましょう。
ノアブロ地区とフレデリクスベア市の境Ågadeにかかる橋。歩道と自転車道だけの便利な橋です。
フレデリクスベア市を通り抜けよう
市が変わると少し様子が変わります。ファンキーでヒッピーなノアブロから落ち着いた住宅地が続くフレデリクスベアに入ります。
写真は傾いた自転車用ごみ箱。ゴミを捨てたくなるようなデザインですね。
コペンハーゲン大学近くのRolighedsvej。このようにしっかり自転車用の信号があるととても走りやすいです 。
メトロのFrederiksberg駅 とショッピングセンターの間の自転車専用道路。この辺りは歩行者やベビーカーも多く、現在工事中なのもありちょっとカオス。ゆっくり注意して走っていきましょう。
CBSというビジネス大学の横です。なぜか左の歩道が自転車専用道路に吸収されるかのようなデザインなので、たまに人が自転車にひかれそうになっています。右側の道だけ自転車で走れます。
交通量が多いNordre FasanvejとFinsensvejの交差点にある自転車カウンター。いつも同じ時間に通っているのですが、週頭から水曜日ごろまで自転車利用者が増えていき、週末になるとまた減っていくようです。
フレデリクスベア市のGrønne Sti(グロン・スティ)の案内。緑の小道という意味です。この市内は自転車レーンの横に並行して歩行者用の道もあり緑豊かな散歩小道になっています。
閑静な住宅街を走るGrønne Sti横にある趣味の家Kolonihavehus(コロニーヘーウフース)。反対側にはSolbjerg Kirkegård霊園があり犬の散歩をしている人をよく見かけます。
Roskildevej近くの自転車専用半円ラウンドアバウト。初めて通ると混乱します。若干無理がある作りなので、歩道を突っ切って来る強者もあり。
緑に囲まれた道は走っていてとても気持ちがいいです。最近はリスがナッツを集めているのもよく見かけます。
S-tog Langgade 駅近く。最後は少しだけコペンハーゲン市内に入って自転車専用グリーンパスは終了です。約5.6km、自転車で20分ほどの旅でした。
走ってみたくなったらルート確認を
今回ご紹介したルートは観光スポットからは少し離れた地元の人の抜け道です。他にも運河沿いなどに整備されたグリーンパスがたくさんあります。
コペンハーゲン市のホームページでは、完成済みのルート(緑)と今後作られる予定のルート(黄緑)が下記がご覧いただけます。
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mig
- 2011年よりコペンハーゲンで夫と二人暮らし。デンマーク語を勉強しながら、北欧の生活を楽しんでいます。好きなことは、食べること、陶器集め、散歩。苦手なのはラクリスです。