「うだつが上がった」町並みで江戸情緒を感じる。徳島県美馬市の日本の道100選へ

目次

「うだつ」とは?

「うだつが上がらない」ということわざをご存知ですか?いつまでも出世ができない、身分がパッとしない、といったなんだか耳が痛いようなことを意味する言葉です。言葉の語源は諸説ありますが、富裕層でなければ「うだつ」を上げられなかったことに由来するようです。

そもそも「うだつ」とは、町家建ての隣の家との境に設けられた、小屋根付きの袖壁のこと。当初は防火目的で造られていましたが、設置には多額の費用を要するため、徐々に装飾としての意味合いが強くなっていきました。いわば、繁栄のシンボルともいえるものです。お金持ちでなければ「うだつ」は上げられなかったのですね。

うだつを見られるのはここ!

"言葉はわかったけど、実際に「うだつ」を見てみたい"という方におすすめなのが、徳島県美馬市(みまし)の通称「うだつの町並み」。町家の両端に本瓦葺き(ほんかわらぶき)で漆喰塗りの「うだつ」が多く見られます。

徳島県 うだつの町並み
<(c)徳島県・(一財)徳島県観光協会>

これが「うだつ」です。

徳島県 うだつの町並み
<(c)徳島県・(一財)徳島県観光協会>

うだつの町並みの歴史

「うだつの町並み」は、豊臣秀吉の四国征伐などで重要な役割を果たしたとされる脇城の城下町として成立しました。撫養街道(むやかいどう/吉野川北岸の主要街道)と讃岐への街道が交差する交通の要衝です。吉野川に面するため舟運の利用にも便利で、染物の染料である藍の集散地として発達しました。

メイン道路は約430m。明治時代を中心に、江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物が建ち並んでいます。最古の建物は、1707年の棟札(建物の建築・修築の記録として取り付けられた札)があるそうです。310年前...!1988年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されているだけではなく、日本の道100選にも選ばれています。

日が暮れると街灯が町並みを照らし、昼とは異なる風情を楽しめます。

徳島県 うだつの町並み
<(c)徳島県・(一財)徳島県観光協会> 

徳島県 うだつの町並み
<(c)徳島県・(一財)徳島県観光協会>

最後に

江戸情緒が漂う町並みを眺めるだけでも楽しめますが、古民家をリノベーションしたカフェや雑貨店などもあるため、気ままにお店を覗いて歩くのもおすすめです。

うだつがたくさん上がった町並みを歩けば、もしかするとご利益があるかも?

関連記事:阿波藍の集散地!徳島県美馬市「うだつの街並み」で藍染めを体験してきました!

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