アイルランド/蒸気機関車で行く!エニスコーシー、ロッキンフード・フェスティバル-後編

二つのフェスティバルが合体!

エニスコーシー(Ennithcorthy)は、50年代のロックンロールやロカビリーが大好きな町。2015年までロックンロール・フェスティバルを行っていました。それとは別に、フードフェスティバルも行われていたのです。しかし、2016年からこの二つのフェスティバルが合体!Rockin'Food Festival(ロッキンフードフェスティバル)の誕生となりました。

町中がフェスティバル!

町のフェスティバル地図です。町の中心地の周辺の道路はすべてフェスティバルの場所(オレンジ色)となっています。

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イベントが目白押し!

ロックンロールとフードのフェスティバルと言われれば、大人向きなのではと思うかもしれません。実際はファミリー・フレンドリーなフェスティバル。家族で楽しめます。子供たちには人形劇が広場で披露されていましたし、町のキャッスルやミュージアムでは、子供たちの為に、フェイスペイントや、中世の盾を作る教室、ティーバーティー、ピザを作る教室などが開かれていました。(有料)

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消防車も出動!?。子供たちも大喜び!もちろんロックンロールバンドも演奏。ロカビリーを踊る人たちもたくさんいて、雨の中であっても盛り上がっていました。

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大人にはジンのテースティング、アイルランドのクラフトビールのテースティング、タパスのトレイル、チョコレートのワークショップなどがありました(有料)。午後9時からはアウトドア・ムービーの放映も。

フードパラダイス

ファーマーズ・マーケットが開かれるとのことでしたが、土曜日のみの開催でした。私は日曜日に行ったので、残念ながら訪れることができませんでしたが、Artisan Food & Crafts Marketが町中の道路で開催されており、たくさんの屋台が所せましと並び、地元で生産されたチーズやジャム、ビスケットやクラフトを買うことができました。

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屋台がたくさん!何を食べようかしら?お店が多すぎて、迷ってしまいます。

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クレープもいいなあ。ドーナツのお店もいくつかありました。ちなみにダブリンではドーナツが大流行りです。どうやらダブリンだけでなく、アイルランドで流行っているようです。

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アイルランド人は肉が大好きな人が多いからでしょうか、バーガーやホットドック、BBQの屋台はどこも行列でした。

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彼は雨の中、外で一生懸命ソーセージを焼いていました。

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姿焼きはちょっとインパクトがあり過ぎですが。このお店は特に行列していました。

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お勧めのレストラン

私の同僚のお母さんがエニスコーシーから車で約30分のところにある、大きな街ウェックスフォード(Wexford)の出身だそうで、このあたりの町には詳しいとのこと。彼からエニスコーシーお勧めのレストランを聞いてはいたのですが、せっかくのフェスティバル。レストランで食べるより、屋台で食べようかなと思っていたところ、タウンセンターに彼のお勧めレストランの屋台が出ていました!

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Galo Chargrillという、ポルトガル料理のお店です。なぜエニスコーシーでポルトガル料理?と同僚に聞きましたが、とにかくここが美味しいからとお勧めされ、早速こちらの屋台でお昼を頂くことにしました。

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シーフード(写真手前)にしました。ご飯とポテトを半分ずつ付けていもらい、8ユーロ5-セントでした。お店の人たちの笑顔がとても素敵でした。もちろん美味しかったです!レストランはこの先を北へ3分ほど歩いたところにあります。次回、エニスコーシーを訪れた際には、レストランの方にお邪魔したいと思います。

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美味しい地元の食べ物に出会える

ウェックスフォード州で作られたチーズやジャムを売るお店がいくつかあった中、こちらの商品に目が留まりました。Isle of Crackersという商品名のクラッカー、ウェックスフォード州産です。

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ビスケットはよくありますが、クラッカーは珍しいです。そしてもう一つ珍しいことがあります。Isle of CrackersのクラッカーすべてにFlax seeds、アマ(亜麻)の種が含まれています。セサミだけやオリーブだけというのはスーパーで見かけますが、アマの種入りはアイルランドでも珍しいです。健康志向に大変興味を示している人が多い最近のアイルランドならではの商品ではないでしょうか。

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クラッカーを見ていただくとわかりますが、普通のクラッカーより少し厚めです。実は機械を使わず、手で伸ばしているからだそうです。少し厚めのクラッカーは本当に美味しい!クランベリーとセサミ入りの物を一つ購入しました。同僚や友達にも大好評でした。ダブリンではあまり手に入らないそうなので、もっと買えばよかったと思いました。現在大後悔中です。

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クラッカーはディップなしでもとても美味しいですよ。お茶のお友に最適です。ちなみに一番人気はブラックオリーブ入りだそうです。この味はGreat Tasteという、アイルランドで生産された食品で、美味しい商品にだけ与えられる賞を受賞しています。

フードフェスティバルの楽しみと言えば。。。

フードフェスティバルでいつも楽しみにしているのは、試食はもちろん、シェフのデモンストレーションです。このフェスティバルでは、一日中デモンストレーションが行われていました。地元のベーカリーの人や、チョコレートの会社の人などがデモンストレーションを行っていましたが、デモンストレーションの目玉は、アイルランドでは大変有名なシェフ、Edward Hayden(エドワード・ハイデン)さんのデモンストレーション。彼のジョークに会場は大爆笑!雨がひどかったのですが、会場はそんなこともすっかり忘れさせてくれるほど、和やかでした。この日はサーモンとクスクスのサラダ、そしてレモンゼリーのチーズケーキを作っていました。列車の時間が迫っており、試食前に会場を後にせざるを得ず、非常に残念でした。

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フェスティバルの感想。。。

日曜日は雨で、途中から強く降るなどしましたし、蒸気機関車ではなく、ディーゼルになってしまったというハプニングもありましたが、人口1万人ちょっとの小さな町が、町を挙げて行ったロッキンフード・フェスティバルはとても楽しいものでした。家族連れはもちろんのこと、カップルでもよし、私のように一人でもよし。Everybody is Welcome。今回は蒸気機関車ではありませんでしたが、特別に列車がダブリンから出て、皆でエニスコーシーへ行くということが、小学生の時に行った遠足のようで、ワクワクしました。このイベントで、たくさんの、素敵な人達と会い、おしゃべりをし、美味しいものを食べ、ロックを聞き。。。私のお勧めのフェスティバルの一つとなりました。他にもエニスコーシーでは、ストロベリー・ルーツ・フェスティバル(ウェックスフォードのイチゴは、アイルランドの中でも一番おいしいと言われています)やトラッドフェスティバル、ブルースフェスティバルなどが行われています。皆さんもぜひアイルランドに訪れた際には、有名な都市だけでなく、ちょっと外れにある小さな町にも足を延ばしてみてください。人々は親切で、とてもフレンドリー。ガイドブックには書かれていないような、素敵な発見があるかもしれませんよ。

https://www.enniscorthyfoodietown.ie/

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ティファニー・カイリー

1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。

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