たびこふれ

ヴェネツィアの可愛い離島「ブラーノ島」で、伝統のレース刺繍に触れる♪

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最終更新日:2017/09/08

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多くの観光客が訪れる「ヴェネツィア」とは、実は本島部分のことだと知ってましたか?その周りのラグーナには多くの島々が浮かんでおり、全体でなんと177もの島、150以上の運河があるというのだから、まさに海上に浮かんだ水の都というにふさわしい姿です。

さて、今回は本島ではなく、周りに浮かぶ島々の中でも人気の高い「ブラーノ島」に焦点を当ててみましょう!

※写真はInstagram利用規約、クリエイティブ・コモンズライセンス(CC0,CC-BY,CC-BY-SA)に基づき埋め込みまたは掲載しています。

参考:クリエイティブ・コモンズ公式サイト(外部サイトに遷移します)

「ブラーノ島」のカラフルな町並みには理由があった!

JOH_0298
「JOH_0298」
Photo by star5112
Taken on October 19, 2009(CC BY-SA 2.0)

Photo by Christine und Hagen Graf

Photo by Christine und Hagen Graf

「Burano」
Photo by Christine und Hagen Graf
Taken on June 2, 2013(CC BY 2.0)

ブラーノ島は、本島からヴァポレット(水上バス)で約40分。

ヴェネツィアのほかの島と決定的に違うのは、島の建物すべてが驚くほどカラフルな色合いだということ。しかも、隣り合わせの家々は一軒一軒違う色で塗られており、まるでおもちゃ箱のようなポップで可愛い風景を生み出しているのです。どこをとっても絵になる街並みは、写真好きにも絶大な人気を誇ります。

さて、実はこのカラフルな色合いには、れっきとした理由があります。ブラーノ島は漁師町であることから、島の男たちは昔から海に漁へ出るのが日課でした。早朝、漁から戻ったときに、霧が立ち込める中でも自分の家が分かりやすいようにと、それぞれの建物をカラフルな色で塗ったのだと言われています。

これは、イタリア以外の国でも小さな島の漁師町にはよくあることで、そういった島にある家々は今でもカラフルな色合いのままということがあります。

ここにしか無い技術、ブラーノ島伝統のレース刺繍が素晴らしい

JOH_0308
「JOH_0308」
Photo by star5112
Taken on October 19, 2009(CC BY-SA 2.0)

ブラーノ島は漁師の町であるという以外に、「メルレッティ」と呼ばれるレースの刺繍技術でも有名です。レースを一本の糸で立体的に編み上げる手法は、まさに職人技。男たちが漁へ出ている間に、女たちは漁に使う網の補修技術から刺繍やレース編みにも精を出すようになり、いつしかその技術が世界的にも認められるようになったのだとか。

かつてヴェネツィアは、ムラーノ島の名産品である壊れやすいヴェネツィアングラスの代わりになる商品として、ヴェネツィア商人たちがこのブラーノ島伝統のレース刺繍に目を付けました。

まるで宝石のように美しく手の込んだレースは、たちまちヨーロッパ貴族たちの間で評判となり、富と権力の象徴として飛ぶように売れました。ヴェネツィアの富を支えたのは、この島の女性たちの手仕事だったのです。

今も伝統を受け継ぐ数少ない店「エミリア」

ブラーノ島に降り立つと、あちらこちらにレースで出来た土産物を売る店が軒を連ねます。

しかし、この伝統の刺繍は後継者不足に悩まされており、本物の技術を受け継いだ者は島にもごく僅かしか残っていないと言われます。そのため、ブラーノ製の本物のレースはなかなか手入れにくいとされます。

引用:「Emilia Burano」公式Instagramより

Emilia Burano Flagshipstore Info@emiliaburano.it

Emilia Burano Italian linensさん(@emiliaburano)がシェアした投稿 -

The luxury tablecloth room of Emilia Burano,Venice,Italy

Emilia Burano Italian linensさん(@emiliaburano)がシェアした投稿 -

そんな中、四代続くメルレッティ刺繍を受け継いだエミリアさんのショップ「EMILIA BURANO」は、伝統の手仕事によるレース刺繍を販売、展示する数少ない店のひとつ。

実際にその作品を手に取ってみると、輸入ものとの差は歴然。立体的に編み出された細かな刺繍、繊細な手触り、それでいて丈夫な質感は、機械織では決して真似できません。

その分お値段も張りますが、現物を見ればそれも納得してしまいます。

刺繍と伝統料理を堪能できる♪ ロマンチックなリストランテ

引用:「Riva Rosa」公式Instagramより

Risotto di "go" tipical of Burano, only in the Burano island...

Ristorante "Riva Rosa" Buranoさん(@rivarosa)がシェアした投稿 -

ブラーノ島で食事をするなら、ぜひリストランテ「Riva Rosa」へ行ってみてください。ブラーノ島で獲れた旬の魚介をふんだんに使った料理はどれも絶品。

中でも、ブラーノ島ならではのギオッツィ(通称"Go")をすりつぶし、パルミジャーノと和えたクリーミーなリゾットはここの名物。チーズの風味と魚介のダシが絶妙にきいたコクのあるリゾットは、ぜひ味わってみるべき一品です!

引用:「Riva Rosa」公式Instagramより

Riva Rosa dinner in the quite of Burano island

Ristorante "Riva Rosa" Buranoさん(@rivarosa)がシェアした投稿 -

Riva Rosaは運河沿いにあり、夜のテラス席は雰囲気満点。店内も淡いピンクを基調としたエレガントな内装で、とってもロマンチック。カラフルなブラーノ島の街並みにマッチしています。

そして、ここのレストランでは伝統の技術で作られた美しいレース刺繍を、額に入れて展示してあるのも特徴。高価なレースの数々に囲まれて、ブラーノ島ならではの素敵なひとときが過ごせるでしょう。

今回は、ヴェネツィア本島の周囲に浮かぶ島々の中でも、特に人気が高いブラーノ島をご紹介しました。

男たちは漁に出て女たちは手仕事をする、そんな昔からの生活が育んできたこの島ならではの文化があります。カラフルな漁師の街並みに美しいレース......。ここでしか見られない風景を求めて、ブラーノ島を訪れてみてはいかがでしょうか?

サムネイル写真:Pixabay(CC0 Public Domain)

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Italyii(イタリィ)編集部
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最終更新日:2017/09/08

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